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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/04/18
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:22cm/251p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0278-6
- 国内送料無料
紙の本
アリストテレスの知識論 『分析論後書』の統一的解釈の試み (九州大学人文学叢書)
著者 酒井 健太朗 (著)
解釈上の論争を惹起してきた「分析論後書」。その原典から既存の解釈案までを緻密に読解・検討し、その整合的な解釈の道筋を示すことで、アリストテレスの知識概念を明らかにする。【...
アリストテレスの知識論 『分析論後書』の統一的解釈の試み (九州大学人文学叢書)
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商品説明
解釈上の論争を惹起してきた「分析論後書」。その原典から既存の解釈案までを緻密に読解・検討し、その整合的な解釈の道筋を示すことで、アリストテレスの知識概念を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
古代ギリシアの哲学者アリストテレスの著作集には、「オルガノン(学問の道具)」と呼ばれる著作群が存在する。その1冊である『分析論後書』は、古来、アリストテレス哲学の方法論を提示する著作であるとみなされてきた。しかし、この書で展開される方法論については、『自然学』や『形而上学』を代表とする彼の他の著作において明示的に使用されていないという問題点がしばしば指摘される。この批判が正しいものであった場合、アリストテレス哲学における『分析論後書』の布置が見失われてしまうのではないか。
本書は、『分析論後書』がアリストテレスの知識論を提示する著作であると主張する。この知識論は、彼の理想とする、学問を行う者が目指すべき必然的な知識についての理論である。このような知識を獲得するための方法論について、論証と探究という二つの方法が相補的に機能しなければならないという見解をアリストテレスが持っていた、と本書では解釈する。この方法論は学問を遂行する者が従うべき規範のようなものであるがゆえに、アリストテレスの他の著作にはっきりと登場しないのである。さらに、この知識論と方法論の背景にあるものとして、彼の意味論や第一原理の問題、そして『分析論後書』の想定する読者についても考察を行う。【商品解説】
目次
- 序論
- 問題の所在
- επιστημηという視座
- 『後書』の構造と本書が重視するテクスト
- 本書の目的と考察のためのアプローチ
- 「質料形相論」の不在
- 本書の構成
- 第Ⅰ部 アリストテレスの方法論
- 第1章 『分析論』における「分析」の意味
- 1.1 分析と総合
著者紹介
酒井 健太朗
- 略歴
- 〈酒井健太朗〉1987年長崎県生まれ。九州大学大学院人文科学府人文基礎専攻博士後期課程単位修得退学。環太平洋大学次世代教育学部専任講師。
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