- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/02/25
- 出版社: 思潮社
- サイズ:19cm/99p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7837-3691-2
紙の本
雨をよぶ灯台
著者 マーサ・ナカムラ (著)
【萩原朔太郎賞(第28回)】雨が降っている 水しぶきが空気を裂く音と、車のタイヤに巻かれる音を聞いているうちに、私は船に乗って進んでいるような気持ちになった。(「鯉は船に...
雨をよぶ灯台
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商品説明
【萩原朔太郎賞(第28回)】雨が降っている 水しぶきが空気を裂く音と、車のタイヤに巻かれる音を聞いているうちに、私は船に乗って進んでいるような気持ちになった。(「鯉は船に乗って進む」より) 『文學界』『ユリイカ』ほか掲載をまとめた詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
あの優しい男は
私が家で泣いているときに
カーテンの隙間から
星明りと一緒に差し込む白い顔の男である
(「御祝儀」)
「影も形もないものが、光をひろげ、流れをつくる。そんな夢のような作品を、マーサ・ナカムラだけが書いていく」(荒川洋治)。
豊かな詩的想像力、類いまれな筆力を示した、中原中也賞受賞のデビュー作『狸の匣』から2年。自由と切迫のはざまで揺れ動く、最新15篇。
装幀=外間隆史【商品解説】
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