単体女優 ＡＶに捧げた１６年

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投稿者：Haserumio　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

どんな職業にあっても自分を冷静に客観視して、辛くてもこれができるかどうか、それをどのように見せるか（たまには、そうではないフリをしつつ）、適切な軌道修正や迂回ができるか、今日の社会で人生を生き抜き全うするためには大事なことだと思いますね。その点で、Ackyは既にして普通の人の何倍もの人生を生きたようにも思いますが、AV業界の内幕なども含めて興味深く読ませて頂きました。オビに「新堂冬樹プロデュース」とあるので、全て自分の言葉で書いたとは思われませんが、きちんと記録を付けていてそれを活かしているあたりもさすがと思いました。単にプロというよりも、自分の人生に真剣なひとりの女性の姿がここにはあります。

「「十六年間、AVの撮影で守ってきたNGプレイがある。「生」「中出し」「レズ」「アナル」だ。レズとアナルセックスは生理的に受けつけなかった。生、中出しは、女として許せるか許せないかのラインなんだと思う。･･･ だから私は、プライベートで付き合った恋人にも中出しをさせたことはない。」（3頁）
（出演作品である『交わる体液、濃密セックス 乱れ咲き温泉編』について）「この作品の中で私のしているセックスは、AVもプライベートもすべてを含めて私のしてきたセックスの中で、頂点なんじゃないかと思う。」（167頁）
「真正のサディストとしか思えない監督もいる。そういう監督は、演出の名を借りて、本気でAV女優の精神まで崩壊させようとしてくる。」（242頁）

読了後、さらに細部を確認したく、嬢の出演作であり自身が本書で言及している4作品を早速注文した評者でした。

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投稿者：ロンバルド　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

長く業界の一線で活躍するにはそれなりの理由はあるとは思います。恐らくは想像以上に厳しい仕事・業界であるとは思います。