金狼王の最愛オメガ （ＣＲＯＳＳ ＮＯＶＥＬＳ）

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投稿者：のりのり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最高に面白いラブコメだった。コロナで暗い気分なんかどこへやら、きっとこの先何度読んでも笑うだろうな。
さて、お話はコメディだけではなく、スリルな展開もあります。異世界なのでキリヤはなかなか言葉が通じず、すれ違いもおきます。まぁ基本的に相愛なので心配はありませんが。
王族に対する外戚の在り方が問題になってくるのですが、実際に遠くは平安時代の藤原氏、近くは英国メーガン妃の父や異母姉など、問題になるケースもあるので、メルの国での決まりも当時としては仕方なかったんでしょう。人間と違う獣人ならではの事情もありますし。
ま、そんな真面目な側面もありつつ、やっぱりとても面白いお話でしたよ！

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投稿者：こひしゅが　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

異世界トリップ？　だと思うけど、キリヤ（受）が「なんか俺、映画の主人公みたいだな！」と、順応性が高くて好感が持てる。
　大抵の転生物は受けがわーわー喚いて、元の世界に返せーだのやってられるかー！　ってなかなか認めず面倒臭いので、初っ端から好印象。
　メルヒオール（攻）もキリヤをかわいいかわいい思ってて、キリヤも「この人が運命の番だ！」って即座に受け入れる性格の良いキャラ。
　言葉が通じず、ジェスチャーで伝えるの可愛い。

　キリヤは学生時代モテオメガ。周りのアルファたちにチヤホヤされてた。
　この作品でのオメガは差別されてない。オメガからしかアルファが産まれないため、アルファ以上に優遇される。
　この設定の時点で読みたい！　ってなる人多いんじゃないでしょうか。

　メルヒオールのいる世界では、婚前交渉はNGらしく、無意識にふらふらとメルヒオールに近寄ってくっつく度に、お付きの人に引き剥がされるのがかわいい。
　キリヤが手を振ってくるから振り返す。嬉しくてニヤケてしまうけど、頑張って口が緩まないようにキュッと表情を固めるメルヒオール。
　こっちがニヤニヤするわ。

　キリヤがむくれる度にデレッと表情崩すメルヒオール。尻尾ぶんぶんで感情丸見えなのが良い。

　言葉が互いに伝わらないのがもどかしい。誰か翻訳コンニャク持ってこい！
　のちに特殊な液体で言葉が通じるようになる。と思いきや一方通行。

　将軍とピノーの、妻♂の方が強い尻に敷かれ系カップルもかわいい。

　獣姿になってヘソ天してるメルヒオールに、モフモフ触りまくる光景がかわいい。
　言葉が相互で通じるようになった瞬間の微笑ましさと言ったら……もう……。
　最後まで可愛い。
　中盤まででも読んでいれば、表紙のキリヤの瞳の中がハートな理由もわかるはず。（深い意味とか伏線とかそういうのではないけど）
　暴れん坊将軍が萎れていく描写には笑った。
　攻めが受けを溺愛していて、受けもツンツンじゃないから安心出来る。

　二次元であろうと子供は嫌いなので、『最愛の番について』に関しては、挿絵があろうが頑張って獣姿の子供で想像。
　同時収録の二つ目『ほっぺにちゅ』微笑ましかった。

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

紙本購入、yoco先生の挿絵が綺麗だった。

「運命の番」を探しに行って、意図せず異世界へ行ってしまった主人公。
エナリ先生が書くラブコメ。

面白かった。

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投稿者：kもり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

異世界に召喚され系話は数多くありますが、言葉が通じない設定はほとんど無いのでは？異世界で言葉も通じない、ってすごく過酷な状況だと思うんですけどコメディになってて面白かったです。深刻にならず楽しめるのは主人公のキリヤの性格が楽観的で読者も気が楽だからかも。王様もキリヤも、言葉がわからなくてもお互い大好きで夢中なのが微笑ましいです。後半で言葉がわかるようになってさらにラブラブに。狼姿の王様とモフモフ戯れるシーンが私的に最高でした。うれしくて遠吠えしちゃったり、へこんでクーンてなっちゃう王様もかわいかった！

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

タバレあり

異世界トリップ×オメガバースもの
思っていたより軽妙な話だった。
異世界トリップしてしまうのがオメガのキリヤ
召喚したのは最後の王族である狼獣人のメルヒオール
運命の番探しに旅に出ようとしていたキリヤが
（この時点でキリヤの性格は軽妙なのだ）
召喚先の異世界でメルヒオールを運命の番と認識してふらふらと寄っていくとか
（異世界トリップしてしまったことに悲壮感等々がまったくない）
メルヒオールが最初っから「かわいい」連発なので
なんだこの話は状態になりかけるのですが。

この話の凄いところは「言葉」である。
言葉通じないのだ。
異世界トリップするとなぜか言葉が通じてしまうのがいつも少しだけ違和感あったので
ここが書かれていることがすごく面白い。
のちに魔法水でキリヤが異世界の言葉の聞き取り変換ができるようになるのだけれど
そのため異世界語を喋ることが難しくなるのがまた納得感ありで良し。
しばらくたってメルヒオールが同じくキリヤの言葉がわかるようになって
ようやく会話ができるのだが。
言葉に関しては意図せずに赤ちゃんプレイみたいになって初夜を失敗したりとか
名前を間違えられてたり
わからないからと言って卑猥な言葉を言わされたり（これは現実でも時々あるよね）
言葉に関する色々が個人的にはツボでした。

オメガバースだからやっぱりお子様できてしまうのね（個人的地雷）とか
キリヤ両親がぶっとびすぎて、最初はともかく返事の手紙はいかがなものかなぁと思ったり
メルヒオール本当に優秀な王様なの？って若干思うこともあったりと
ちょっとひっかかるところもなきにしもあらずなんですが
まあ、キリヤのがんばりと
メルヒオールの腹天もふもふでよしとしようと。

それと個人的には
いつも気になる獣人の４つの耳に関しての説明があって評価高しです。
なんか、異世界トリップものと獣人もののもやもやとしたものを語ってくれた物語だったのが
とても印象的な作品になりました。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

異世界転移ラブコメ・オメガバースものです。

ネタバレがあります。

●主にイヌ科の獣人が住み狼獣人だけが王族と認められるシーウェルト国の狼王アルファ攻め・メルヒオール
●23歳オメガの受け・中 紀里也（通称キリヤ）
○両視点

「運命の番」がテーマのドラマの影響で自分もそんな相手が欲しいと、勤めていた缶詰工場を辞め、世界一周の番探しの旅に出ようとしていたキリヤ。ところが突然、獣人とヒトが暮らす異世界に、狼王メルヒオールの番として召喚されてしまいます。どうやらその世界ではオメガが絶滅寸前だったため、狼の血を絶やさぬよう最適な相手をを異世界から召喚し、それがキリヤだったというわけです。メルヒオールはキリヤを妃にし溺愛してくれるものの、キリヤには気がかりなことがあって・・・

オメガバース設定に異世界転移を落とし込んだ、BLファンタジー。

異世界転移あるあるの言葉の壁がこの作品でも主人公たちを悩ませています。でもキリヤが前向きで明るく、メルヒオールもそんなキリヤにべた惚れで、なんとかコミュニケーションをとろうとする様子が和みました。

また、番うことの確認や異世界での妊娠出産育児など、意思の疎通が出来ないことによる不安、そしてメルヒオールの孤独と重責も書かれていて、センシティブな世継ぎ問題に光を当てています。

そして「ラブコメ」と言っていいほどの、メルヒオールとキリヤのいちゃいちゃは糖度もエロさもお高め！メルヒオールが犬派の期待を裏切らない見事なワンコ攻めで（獣◯もあるよ！）、私は攻め視点の方がツボでした。

本編のその後となる番外編は、子育てBLもあるので、多彩な萌えを楽しめると思います。

yoco先生の口絵カラーを見たらハートを鷲掴み！

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投稿者：はな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

メルヒオールは、キリヤと出会う前までは、きっと優れた王様だったはずなのですが…。勘違いからの赤ちゃん言葉プレイや、執務中の膝だっこなど、残念なイケメンに成り下がってしまいました。まあ、溺愛は嫌いじゃないけど。
キリヤの両親のエピソードは不要。コメディ要素を加えたかったのかもしれませんが萎えました。