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文庫

紙の本

噓噓噓、でも愛してる 1 (富士見ファンタジア文庫)

著者 川田戯曲 (著),アシマ (イラスト)

【ファンタジア大賞金賞(第32回)】【ファンタジア大賞橘公司賞(第32回)】記憶喪失の俺が目を覚ました病室には、3人の美少女がいた。彼女たちは俺のことが好きらしく、あの手...

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噓噓噓、でも愛してる 1 (富士見ファンタジア文庫)

税込 693 6pt

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【ファンタジア大賞金賞(第32回)】【ファンタジア大賞橘公司賞(第32回)】記憶喪失の俺が目を覚ました病室には、3人の美少女がいた。彼女たちは俺のことが好きらしく、あの手この手で俺にアプローチをしてくる。だけど、彼女たちの誰かが、俺を殺そうとしたことを思い出してしまい…。【「TRC MARC」の商品解説】

記憶喪失の俺はなぜかクラスメイト、幼馴染、女友達の美少女三人から毎日アプローチを受けまくってる。男なら誰もが憧れるシチュエーションの日々、羨ましいだろ? ……この中に俺を殺そうとした子がいる以外は。【商品解説】

著者紹介

川田戯曲

略歴
第32回ファンタジア大賞にて金賞を受賞。受賞作品を改題、改稿しデビュー

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

人によって評価が大きく変わるであろう怪作。

2020/04/23 13:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Caris - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前に講談社ラノベ文庫からデビューされた川田戯曲先生の新作です。この度はファンタジア文庫への脱出おめでとうございます!

以下、多少ネタバレを含んでいると思いますので、ご注意ください。

本作はあとがきに「少しミステリー」と書かれていた通り、タイトルやあらすじから想像されるような本格的なミステリーではなく、正直面食らいました。
序盤がホラー的な怖さで今後のミステリー的展開への期待でゾクゾクしていただけに、裏切られた感が否めませんでした。
主軸はあくまでもラブコメ(最近ありがちなラブコメと称しているだけの作品ではなく、きっちり正しくラブコメしています)で、そこにシリアスが混じってくる感じです。
始めにそこのところを頭に入れて読まないと、ラブコメが苦手な人は中盤辺りで読むのがキツくなります……。先の展開も予想出来てしまいますし……。
では、本作の何がすごいかと言うと、ミステリー要素が解決された後の話の内容です。ここで人によって大きく評価が分かれてくると思います。
何をしているのかを簡単に表すと、正解のない答えにひたすら悩む登場人物たちの姿を描いている事です。全然すっきりした終わり方ではありません。これに対して、満足してしまう人もいれば、胸糞悪く感じる人もいると思います。
でも、正解のない内容ですから。極論を言ってしまえば、読者が結末に云々言う必要などなく、登場人物たちが納得さえ出来れば良いだけの話であるからです。それをわざわざ描くところに、川田先生の挑戦的な姿勢が伺えました。
作者が安易な解決方法を示さず、キャラクターたちが自分たちの意志をもって動いて必死に考えている所が伝わりました。明確な答えのない問いを読者に投げ掛けられる物語の、一つの優れた力が表れていたと思います。
また、それに加えて純粋に今後登場人物たちがどのような答えを導き出すのかを見守りたいと思った為に、この作品に対して☆4の評価をさせていただきました。
正直、一つの小説として上手くまとまっているかどうかと言われれば疑問に思わなくもないですが、そんなことはどうでも良くなるような、確かな力を持った作品だと思います。
ぜひぜひ読んでみてください!
この先物語がどうやって続いていくのか、気になって仕方がありません。続刊にも期待しています!

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2021/10/21 19:58

投稿元:ブクログ

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