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紙の本
満月と近鉄 (角川文庫)
著者 前野ひろみち (著)
律令国家日本の誕生を大胆に再解釈する「ランボー怒りの改新」、誰にでも訪れる新緑の季節を鮮やかに切り取った「佐伯さんと男子たち1993」等、奈良を舞台とする全4編を収録。森...
満月と近鉄 (角川文庫)
満月と近鉄
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商品説明
律令国家日本の誕生を大胆に再解釈する「ランボー怒りの改新」、誰にでも訪れる新緑の季節を鮮やかに切り取った「佐伯さんと男子たち1993」等、奈良を舞台とする全4編を収録。森見登美彦との対談も掲載。〔「ランボー怒りの改新」(星海社 2016年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題)【商品解説】
収録作品一覧
佐伯さんと男子たち1993 | 5−44 | |
---|---|---|
ランボー怒りの改新 | 45−92 | |
ナラビアン・ナイト | 93−138 |
著者紹介
前野ひろみち
- 略歴
- 奈良県生まれ。高校卒業後、作家を志すも挫折し、大学卒業後家業の畳店を継ぐ。2011年より同人誌『NR』に3本の短編を発表、2016年『ランボー怒りの改新』で商業デビュー。
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電子書籍
謎の作家
2020/10/10 14:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いとの評判を聞いて購入。ベトナムから飛鳥に戻ったランボーが大化の改新に乱入して蘇我氏と戦うとか設定だけでもう斬新。期待どおりに面白く、買って良かった一冊でした。
紙の本
不思議な小説
2021/09/20 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塵芥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
奈良は京都ほど注目されない土地です。でも、奈良は魅力的な土地です。科学の時代にあっても、奈良に行くと不思議な話や伝説が生きているのではないかと思わせてくれます。この小説はそんな気持ちを後押ししてくれます。4つの短編集から構成されます。特に印象に残ったのはナラビアン・ナイトと満月と近鉄、前者の話は一人の女性大学院生が生駒に住む老人に、奈良町の鬼伝説と融合させた奈良風の「千一夜物語」を語ります。異世界に誘ってくれます。後者は小説家を目指す浪人生が勉強を中断し、突然、生駒山の麓のアパートを借り、数ヶ月間、小説の執筆に没頭します。その最中に出会った佐伯さんという女性に出会い、不思議な体験をします。読んで 絶対、損はしないと思います。