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快感学校のボーイ×ミーツ×ガールは、えっちなバトルが始まっちゃうらしいですよ? (講談社ラノベ文庫)
著者 清水苺 (著),神岡ちろる (イラスト)
「性欲、煽情、卑猥、狂爛――それこそ私の求めるものだ!」事故で突然恋人を喪った近衛魁人は、彼女を生き返らせるという妄執に取り憑かれて自我を喪失しつつあった。そんななかで魁...
快感学校のボーイ×ミーツ×ガールは、えっちなバトルが始まっちゃうらしいですよ? (講談社ラノベ文庫)
快感学校のボーイ×ミーツ×ガールは、えっちなバトルが始まっちゃうらしいですよ?
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商品説明
「性欲、煽情、卑猥、狂爛――それこそ私の求めるものだ!」事故で突然恋人を喪った近衛魁人は、彼女を生き返らせるという妄執に取り憑かれて自我を喪失しつつあった。そんななかで魁人が《召喚》してしまった美女・ノエルが誘ったのは《快感学校》にて開催されるという、色々な意味で狂ったゲーム! 例に依り勝者はあらゆる願いが叶えられるというのだが、ルールは《エロい気持ちを抱いたらLP喪失→敗北=快感喪失》という淫猥かつ肌色塗れの恥ずかしい戦いだった――恋人を蘇らせるため勝利を目指す魁人は、敵方の美少女達を昇天させるため限界まで露出し触り、羞恥に耐えるのだが……爛れた欲望と快感を巡る戦いが淫魔、ではなく今、始まっちゃうそうですよ!【商品解説】
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あと一歩で傑作だったのに……。
2020/05/02 21:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Caris - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に、最後の最後まではとても良かったのです。
エロ要素とドシリアスなストーリー性が、読みやすい文体と勢いのある展開のおかげで完璧にマッチしています。
エロ要素に関しては、申し分ありません。文章を読むだけでこんなにも興奮させられた事には驚きました。下手な成人向け漫画よりも優れていると思います。イラストよりも、文章の方がエロかった。
その上ただのエロに収まらず、しっかりとしたストーリー性があるのも良い。キャラクターたちの言葉や思いに胸を打たれます。上っ面だけではないドラマが、確かにありました。
ですから本当に最後の最後で雑な締め方をしなければ、大変良い作品だったのです。(続刊が出ると決まっているのならこの終わり方でも良いとは思いますが、そうではないようですし……)
納得いかない最後の点についてはネタバレになりますので、見ようとしなければ目のつかない下の方に書いておこうと思います。
総評としては、最後の最後までは傑作、です。ただし、あくまでシリーズものの一巻として見れば、そうとは限らない(尚、続きが出る保証はなし)。
評価に悩みましたが、やはり最後の最後までは素晴らしかったので☆4つにさせていただきました。少しでも興味を持ったのなら、読んで損はないと思います。
以下、ネタバレありで最後の点について語ります。あるいは個人の感想です。
ページ数が足りなかったのかどうかは知りませんが、それにしては最後の締め方が雑すぎです。
特に、勝負の結果を経ての、主人公のあれだけ助けたいと願っていた恋人への思いをそっちのけで、ただ「欲にまみれたい!」というような発言をして終わるのは、主人公の感情的にも物語全体のバランスとしてもあんまりだと思います。これまで築き上げてきたエロとシリアスの調和が一気に崩れた感覚がしました。
せっかくのストーリー性が台無しです。二巻の刊行が確約されているのなら、上巻のような続きへの引きとして捉えられますが、そうではないようですし。これでいつもの講談社ラノベ文庫のように打ち切られるべくして打ち切られたら、あんまりにもあんまりです。
本当にラストさえしっかりじっくり丁寧に描いてくれれば傑作と言っていい完成度の作品になったでしょうから、とにかく残念でなりません。勢いのある展開は結構ですが、描くべきところはしっかりと描いて欲しかったです。