王弟殿下の愛され薬師 ほころぶ花の癒しのレシピ （リンクスロマンス）

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投稿者：なーの　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私的には、とても好きな物語です。
異世界に飛ばされた薬師ナギと、死の精霊を守護に持つ故に孤独な王弟グウィンの、心あたたまるお話しです。
静に、清流が流れるごとく、物語はやさしく進んでいきます。
ふたりが相手を大切に想う気持ちが、問題を解決に導きます。もちろん大団円です。
私の中では、現実に少し疲れているときや、心に潤いが欲しいようなときに読みたい一冊で、お薦めです。
しかし、精霊の守護がないはずのナギが、なぜあんなに精霊たちに愛されているのか？ナギのお母さんはどういう素性の方なのか？ナギがトリップしてしまった、あの杖とは？疑問は数々残ります。その辺りの謎が解明される続編が出たら嬉しいです。
そして、もう一つ、できればやってみて欲しいことが…物語に出てくる植物の「花言葉」を調べながら、読み進めてみてください。物語に深みが出ます。私は、そこに作者さんの深い想いを感じました。

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投稿者：チクワ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

（レビュー用に再読）
特にファンタジーは好きではありませんが、これはとても好みの作品でした。
突然精霊が存在する世界に迷い込んだ普通の高校生ナギと、死の精霊に守護されるが故に恐れられ孤独な王弟グウィンのお話。
守護精霊が死であることで人と深く関わることや、愛することを諦め、１人であろうとしていたグウィンが、自分を恐ることなくまっすぐに見つめてくれるナギと知り合い、癒され、共にありたいと伝えるまでの葛藤に悶えました。
また、人々から遠巻きにされるグウィンの孤独に寄り添い、癒し、自分を必要としてくれるグウィンに、グウィンのことを恐れることはないと伝え続けるナギもツボでした。
お互いがお互いを大事に思いながらも（ダダ漏れだけど）本心を伝えないまま、オブラートに包んだ好意を差し出し合ってる所が好みでした。
オルレウィンに迷い込んだ原因が掘り下げられないままでしたが、それ以上にツボを突かれまくってしまってその辺は謎のままでもいいやと思っています。
出てくるハーブや花を調べながら読むとさらに味わえる作品です。

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投稿者：たかぴ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

イラストにひかれて購入。
異世界に飛ばされた主人公が愛する人を守るために奮闘するお話です。
なぜ異世界に飛ばされたのかは全く触れられずにあっさり終わってしまったのがやや残念でしたが
おもしろかったです。

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投稿者：mi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の癒やしとファンタジーがつぼでとても楽しく読めました!続編も書いてほしいです。それぞれに妖精の守護があるという設定も素敵で、スピンオフも読みたいからもっと書いてほしいな

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

相思相愛溺愛カップルが主人公の王道ファンタジー。
「丁寧な生活を送っている癒し系受けと、その受けに癒されるハイスペック攻め」というコンセプトで、守護精霊が「死」であることから攻めは人々に忌避され孤独な王弟の攻めを所謂異世界転移をして薬師としてこの世界に馴染もうとしている受けの、全体的に穏やかで優しい癒し系のお話。

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投稿者：鍋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

各々が精霊を持つという異世界にトリップした主人公(受け)が、小さな村で幼い頃母親に教わった薬草の知識を活かして薬師の仕事をしていると、風変わりな客が定期的にやって来るようになります。精霊の影響を受けて村の皆は怯えますが、精霊を持たない主人公・ナギは他の客と同じように優しく明るく接します。

そしてある日、その客こそが王弟殿下だったことがわかり、ナギは国王を治すために王宮の薬師として召されることに。

王弟殿下であるグウィン(攻め)の持つ精霊が死の精霊であるため、本人もつらい過去があったり、深く傷ついていたり、ナギも戸惑ったりと話の要になります。

しかし話はハッピーエンドで終わりますのでご安心を。

異世界トリップの理由など本作で明かされなかった部分もありますが、概ね満足な読了感です。

ナギの淹れてくれるお茶や、導入したお風呂といった癒やし要素。五感に伝わってきて癒やされるお話となっています。