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紙の本
陸海の交錯 明朝の興亡 (岩波新書 新赤版 シリーズ中国の歴史)
著者 檀上寛 (著)
海の比重が増し、南北に加え海陸の多元性が強まる時代。14世紀の元末〜清が台頭する17世紀、300年にわたる明の興亡を描き、中国の多元性・多様性に対して、一元化・画一化の力...
陸海の交錯 明朝の興亡 (岩波新書 新赤版 シリーズ中国の歴史)
陸海の交錯
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商品説明
海の比重が増し、南北に加え海陸の多元性が強まる時代。14世紀の元末〜清が台頭する17世紀、300年にわたる明の興亡を描き、中国の多元性・多様性に対して、一元化・画一化の力学がどのように働いたのかを明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克——明の時代とは、このような混沌とした状況に対する解答であった。第四巻は、一四世紀の元末から清が台頭する一七世紀まで、三〇〇年にわたる明の興亡を描く。中国社会の多元性・多様性に対して、一元化・画一化の力学がどのように働いたのか、その顛末がここにある。【商品解説】
中華と夷狄の抗争、華北と江南の対立、草原と海洋の相克??明は、混沌とした状況に対する解答であった。【本の内容】
目次
- いま、中国史をみつめなおすために——シリーズ 中国の歴史のねらい(執筆者一同)
- はじめに
- 第一章 明初体制の成立
- 一 元末の反乱と明朝の誕生
- 二 絶対帝制の確立
- 三 社会統制策と他律的儒教国家
著者紹介
檀上寛
- 略歴
- 〈檀上寛〉1950年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。文学博士。京都女子大学名誉教授。専攻は中国近世史。著書に「永楽帝」「明代海禁=朝貢システムと華夷秩序」など。
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「明清」とひとくくりにはできないさまざまなポイントがあることを改めて知る
2020/07/03 11:26
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
明だけで1巻使うとは思い切った構成。明の時代がさまざまな可能性の中からその後の中国のあり方を大きく規定する選択を行った時代だということがわかる。明の破天荒なスケールの暗君の話も面白いし、そういった無軌道な政治と社会がどう向き合ったのかということも見えてきます。また、がっちりとした身分制度をもった農本主義の社会が商品経済の浸透とともに弛緩し崩壊するのは日本の江戸時代と同じであり、日本史の人が読んでも得るものが多いはず。
紙の本
中国らしい明
2020/05/22 10:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
明は、漢民族最後の王朝である。次の清朝は征服王朝だ。それ故、ある意味で中国らしい王朝であるとも言える。異論は多々あろう。 アジアを中心として世界史での中国の位置も考えて構成された、このシリーズの「明」は、あまたある中国史の書籍の中で、また違った味を出している。
紙の本
檀上先生の描く明朝
2021/12/06 00:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:健 - この投稿者のレビュー一覧を見る
檀上先生のこれまでの研究成果を一般向けに世に問うたもの。しかし、中華主義視点が前面に出ていて、漢文史料から見た明朝史という印象がきわめて強い。しかし、明朝は単なる中華王朝ではなく、多面的な国家であることが近年分かってきた。そうした動向も取り込んでほしかったところ。