紙の本
ネットビジネスを改めて考えるために
2021/01/01 10:10
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投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナウィルスの影響で、ネットビジネスが一層脚光を浴びるようになってきた今。そのネットビジネスを成功させるために何がカギとなるのかについて知ることができた。
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検索エンジンからサブスク、saasあたりまで分かりやすく説明されている。海外の事例もいくつか紹介され、どの点が優れているのかについても解説されており、理解が深まった。
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p44 やりたいことがすぐできることが最大の価値 ストレス=摩擦がない状態をフリクションレス
p53 銀聯カード 中国に口座をもたない外国人もクレジットカードから事前にチャージしてアリペイやウィチャットペイが使えるようになった
p72 いい医者をみつける 平安好医生 医療版食べログ 3億人
p88 メルカリのアメリカ進出を阻んでいるのはグレイグズリスト
p96 フリマにあってオークションにないのは、買いたいものがとくになくても、見ているだけで楽しい
p115 機能価値に特化したamazonと感情価値・関係性価値に比重をおいた楽天
p195 読売 1000万から800万 朝日新聞は800万から550万 唯一日経だけが紙版の減少分を電子版で補うことに成功していて300万 電子版の有料会員数は70万
p282 コピー可能な情報と、コピーできない資産
p331 リアル社会のAPI化
インドネシアの楽天にあたるトコペディアは、商品をかうと宅配はグラブ
p334 アメリカのエニイプレイス 安いホテルやモーテルをスマートロックをつけて低価格で貸し出し 宿泊者のIDには近所のジムのIDがひもづけ クリーニング、フードデリバリー、マッサージ
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尾原さんのネット関係の本は、全部じゃないにせよ、
できるだけ読むようにしています。
分かりやすくて、俯瞰的にまとまっているからです。
この本は、ネットビジネスがどう進化してきたのかを
サービス別にまとめた本。
こういうテーマに興味のある方は、
どこかで聞いたことのあるような話がパラパラと出てくるかとは思いますが、
バラバラの情報が1冊の本にまとまっているところが、
ネットビジネスを俯瞰して理解するにはちょうどよいサイズ感です。
さらに、IT業界に精通している人でもなければ、
全てのことを知っている訳ではないと思うので、
自分の欠けているピースを埋めることもできます。
この手の本は、ビジネスマンの最低限の教養になっていくんじゃないでしょうか。
アフターデジタル1・2と共にお勧めです。
※アフターデジタル
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4296101625#comment
※アフターデジタル2
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4296106317#comment
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リテラシーの低いわたしでも理解できるレベルで、難しいことを平易に読み解いて、網羅的に、わかりやすい言葉で、本質と方向感を示唆してくれています。
「CからBへ、オンラインからリアルへ」「タイミングと方向性」などのいくつかの示唆を手がかりに思考を深めてみたいと思います。
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ITビジネスの原理の続編ともいうべき内容。事例は多く、新しい分役立つと思う。
ただ、体系的な仕組みを得たい人には少し物足りないかもしれない。
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今年発売された尾原氏の本。
ネットの本質と系統を見事に整理されていてさすが。教科書ともなりそうな一冊。
id決済の話など重要概念てんこ盛り。
メモ
・ネットの本質の一つは情報やものを小分けにして、離れているものをつなげること。そこから新しい流れが生まれ新たなビジネスが生まれる。
流れを滑らかに効率的にするとともに多様で過剰にする力も。
・繋がりの場所をおさえる権力
もの予約をつなげるコマース
情報をつなげるコンテンツ
人をつなげるコミュニケーション
有限資産をつなげる
仕事をつなげる
と分類可能。
・どこが儲の一等地として花開く場所なのか。つなげる接点となるのか。
・Yahoo スーパーアプリは進化しようとしている。
・入口を押さえるということ。
・目的型と非目的型
・オンライン決済やキャッシュレスにより、ネットのようにお金流れが点から線につながってきている。
・フリクションレス 思い立ったらすぐ●できる
・信用経済による疑うコストの低減
・キャッシュレス化のビジネス 手数料と送客
・ネットビジネスの権力の宿る場 ポータル、id決済、イネーブラー、信用スコア
・売り手買い手の信頼担保手段。エスクロー、フィードバック
・検索型→完全自動化へ
探索型→迷うことがエンタメへ
・リクルートのトリプルループ
相互ネットワークの基本ループ
質の向上ループ ユーザー行動による質向上
幅の増加ループ 隣接領域の事業者と連携パッケージ提供
・ペイ・フォワード精神の世界観 ウィキペディア
・バリュースライシング 初音ミク
・ユーザーがネット情報にお金を払う条件
情報そのものの価値
すぐに情報が手に入る(探索コスト)
不安なく正しい情報であること
・分人のポートフォリオ
・Twitterはソーシャルフィルターかつソーシャルアンプリファイアー増幅器
・機能価値より感情価値が重視される時代は一緒に物語をつくるバーベキュー型が伸びる。
・明確なものさしの重要性は現在とても高まっている。
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今って、どんな世の中になってて、どんな企業や人がどんな戦略で活躍してるのかな?っていうのを網羅的に解説してくれているのが本書。
例えば、YahooとGoogle、Amazonと楽天、アリババとテンセントそれぞれの戦略や立ち位置の差を説明できるか、とかが読むべきかどうかの基準になるかも。実際、知っていると思ってたけど、Yahooの戦略や、アリババとテンセントの戦略の差は分かり易かった。
アフターデジタルの話ではないけど、仕事でもプライベートでも避けては通れないオンラインの話。
自分の人生をより良くするために知って、生かすための第一歩に最適かと。
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検索にeコマース、SNS、シェアリングエコノミーまで2020年現在のインターネットをビジネス観点から解説した一冊。一応ネット業界で働く自称中堅サラリーマンとしては、そうだったのか!と驚く目から鱗な話はあまり無かったが基礎は万遍なくしっかり押さえられていると感じた。文章もわかりやすい。新卒社員やインターン生に薦めてみようかな。
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技術・コスト・規制・価値観のうち、制約になっていたゆがみがなくなり、ウェブ0.0、インターネットが生まれた時の理想に近づく #ネットビジネス進化論
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Kindle Unlimitedで僕は読んで面白かったので甥っ子に読んでもらう用に買いました。
ひとつだけあげると
「リアル世界のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)化」
「すでにある機能を組み合わせるだけで新しいサービスをつくれる」
エニプレイスを例に挙げると詳しくは本書を見ていただくとしてあいりんの簡宿に周辺サービスをアプリで組み合わせるだけで新たな道が見える気がします。
これはいけるかもしれませんね。
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現在のネットビジネスの進化の過程が、分かりやすく解説されている。日本(日本人)が、”中途半端な便利さ”を確立し、それに慣れていることがネックとなり、中国のような新たなサービスやアイデアが生まれない、というくだりはなるほど、と。
海外にいると、次から次に新しいサービスが登場して、便利になっている実感はある。一方、日本人として日本の既存の便利さというのは、海外にはない強みであったろう。しかし、このコロナにより、様々な限界が見えてきた。保健所の業務が手書き・ファックスとか、給付金の申請も、ネットで行っても結局役所の人がプリントアウトして・・・・、など唖然とする話がたくさん聞こえてきた。
テクノロジーの活用で、これまでの習慣を代替でき(ハンコによる承認など)、かつ効力は実質同じで、効率も上がる方法はすぐにでもできるはず。それが進まないのは、行政や企業もそうだが、我々一人一人が日本の便利な生活に慣れてしまっていることの証左。政権は変わり、デジタル庁に向けた準備が始まるという。箱だけでなく、意識改革もしっかりしないといけないし、ビジネスパーソンが率先して新しいことを取り入れる、逃げないというスタンスを持たないと、日本は沈没してしまうのではないか。
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これまで学んだり経験してきたことの振り返りとアップデートが全網羅でできた。本人も書いているが無駄なカタカナを使用していないので、かなりスムーズに読み進められます。この本を読んで、次に自分がこの時代に何ができるか、じっくり考えてみたいなと。そんなスピード感ではダメか…。
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パラパラっと読んだだけだが、今と未来を読み解く上で参考になる内容だった。
どういうビジネスが成功するかの視点が持てた気がする。
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ネットビジネスの事例と歴史を網羅的に解説した書で、教科書と言っても良いかも。分厚い、そして手厚い。しかし、網羅的の良し悪しで言うと、よく知っている事例は過剰気味であり、これは読み手に拠る所だから仕方ない点だが、少しテーマが広すぎ?
信用スコアについて。その模範、基準は何か、というと、社会や隣人に都合が良いかどうか。弱者に優しいかどうか。ルール遵守、金払い、態度や評価。日に日に地球人は行儀が良くなって来ている事に気付く。信用スコアなど無くても、コンプラ、禁煙、LGBT、SDGs…クリーンなイデオロギーを掲げた上で、弱者少数のノイジーを反響させ、ネットによる監視社会は、一億総表現時代と相俟って、言い換えれば一億総密告、炎上、袋叩きシステムを機能させてきている。監視だけでは無い、行為のログも蓄積されるのだ。行儀を良くしているのは、我々の相互監視故という事だろう。信用スコアなど無くても、いつでも晒されて、特定され、ネットからリアル制裁される世の中だ。
ネットビジネスが進化し、欲望を金銭スコアに転換して更にスムーズなニーズとサービスの交換が遂げられるならば、満足度は増幅するのだろうが、その参加者は必ず品行方正であるべきだ。レコメンドとネット制裁の狭間で、計算可能な人生を、ビバ。