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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/07/30
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/358p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391225-7
紙の本
パチンコ 上
1910年、釜山沖の影島。キム・ソンジャは日本との貿易を生業とするハンスの子供を身ごもる。彼に妻子がいることを知り、苦悩するソンジャに若き牧師イサクが手を差し伸べ、2人は...
パチンコ 上
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:5,280円(48pt)
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商品説明
1910年、釜山沖の影島。キム・ソンジャは日本との貿易を生業とするハンスの子供を身ごもる。彼に妻子がいることを知り、苦悩するソンジャに若き牧師イサクが手を差し伸べ、2人は大阪の鶴橋に渡り…。【「TRC MARC」の商品解説】
全米図書賞、最終候補作。
四世代にわたる在日コリアン一家の苦闘を描いて全世界で共感を呼んだ大作、ついに日本版刊行成る!
日本に併合された朝鮮半島、釜山沖の影島。下宿屋を営む夫婦の娘として生まれたキム・ソンジャが出会ったのは、日本との貿易を生業とするハンスという男だった。見知らぬ都会の匂いのするハンスと恋に落ち、やがて身ごもったソンジャは、ハンスには日本に妻子がいいることを知らされる。許されぬ妊娠を恥じ、苦悩するソンジャに手を差し伸べたのは若き牧師イサク。彼はソンジャの子を自分の子として育てると誓い、ソンジャとともに兄が住む大阪の鶴橋に渡ることになった……
1910年の朝鮮半島で幕を開け、大阪へ、そして横浜へ――。小説というものの圧倒的な力をあらためて悟らせてくれる壮大な物語。構想から30年、世界中の読者を感動させ、アメリカ最大の文学賞・全米図書賞の最終候補作となった韓国系アメリカ人作家の渾身の大作。
アメリカで100万部突破。オバマ前大統領、推薦。【商品解説】
著者紹介
ミン・ジン・リー
- 略歴
- 〈ミン・ジン・リー〉韓国生まれ。韓国系アメリカ人作家。イエール大学、ジョージタウン大学ロースクールを経て、弁護士。
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紙の本
戦争と差別と宿命に翻弄されながら、目の前の現実を生き抜いていく人々の美しさと強さと逞しさ。
2021/07/14 05:44
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
釜山沖の影島(ヨンド)のキム・フニが27歳になった1910年、日本が大韓帝国を併合。
翌年、15歳のヤンジンと所帯を持つことに。
フニの両親が亡くなった3年後に、4人目の子供にして初めての女の子、ソンジャが誕生。
ソンジャが13歳の冬、結核でフニは息を引き取る。
母子はささやかな下宿屋を営んで生計を立てていく。
そこに日本との貿易を営むハンスが現れる。
ソンジャは恋に落ち、ハンスの子を身籠もる。
だが、ハンスには日本に妻と3人の娘がいた。
「あなたには二度と会わない」
妾になることを拒否したソンジャの前に、若き牧師イサクが現れる。
ヤンジンとソンジャを命の恩人と慕うイサクは、ソンジャと所帯を持ち、大阪の兄夫婦を頼って来日する。
生まれた男の子はノアと名付けられた。
何よりも家族を大切にし、そのためならすべてを捧げても悔いはないと生きる人々。
親子四代に渡る、人間模様。
戦争と差別と宿命に翻弄されながら、目の前の現実を生き抜いていく人々の美しさと強さと逞しさ。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
民衆は生きて生きて生き抜いていく。
紙の本
続きが気になって仕方がない
2022/04/23 22:26
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっきゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
Apple TV+でもドラマ化され、アメリカでベストセラーとなった作品。作者のミン・ジン・リーさんが来日して在日コリアンにインタビューを重ねた後、一度書いた本を書き直したそうだ。日本人としては心苦しくなるシーンも多いが、教科書では学べない昔の日本を知ることができる。読みながら引き込まれ、続きが気になって仕方がないので一気読みできます。韓国系アメリカ人作家の渾身の一作。
電子書籍
戦争と差別と宿命に翻弄されながら、目の前の現実を生き抜いていく人々の美しさと強さと逞しさ。
2022/10/22 12:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
釜山沖の影島(ヨンド)のキム・フニが27歳になった1910年、日本が大韓帝国を併合。
翌年、15歳のヤンジンと所帯を持つことに。
フニの両親が亡くなった3年後に、4人目の子供にして初めての女の子、ソンジャが誕生。
ソンジャが13歳の冬、結核でフニは息を引き取る。
母子はささやかな下宿屋を営んで生計を立てていく。
そこに日本との貿易を営むハンスが現れる。
ソンジャは恋に落ち、ハンスの子を身籠もる。
だが、ハンスには日本に妻と3人の娘がいた。
「あなたには二度と会わない」
妾になることを拒否したソンジャの前に、若き牧師イサクが現れる。
ヤンジンとソンジャを命の恩人と慕うイサクは、ソンジャと所帯を持ち、大阪の兄夫婦を頼って来日する。
生まれた男の子はノアと名付けられた。
何よりも家族を大切にし、そのためならすべてを捧げても悔いはないと生きる人々。
親子四代に渡る、人間模様。
戦争と差別と宿命に翻弄されながら、目の前の現実を生き抜いていく人々の美しさと強さと逞しさ。
戦争ほど、残酷なものはない。
戦争ほど、悲惨なものはない。
民衆は生きて生きて生き抜いていく。
紙の本
ページターナー
2022/09/28 14:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
1910年の朝鮮半島から1989年バブル絶頂の日本を舞台に四世代の在日コリアンを描く大河小説。まずは物語としての面白さは折り紙付きだ。細かいところを見れば慎重に評価しなくてはならないところがあり、とりわけ在日コリアン当事者にとってはひっかかるところもあるかもしれないが、それをふまえても日本社会こそが向き合うべきテーマを扱ったものでもある。
紙の本
朝鮮半島と日本を舞台にした壮大な人間ドラマ
2021/06/09 13:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が生きていく壮大な物語は読んでいて面白く夢中になれる。朝鮮で貧しい家庭で下宿屋を営んでいたソンジャ、妻子ある男の子を身ごもり運命は大きく動きだす。
ソンジャが生きる勇気を発揮する時に、父フニの教えを思い出す。
両親の愛情と教えが子が生きるための助けになる事に感動できる。
長男ノア、次男モーザスのこれからが楽しみだ。