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商品説明
団塊とは、実は〈断解〉であった。自身の変革を求め、何ものも信じないニヒリストたちが無頼派を気取っていた。あの時代をもう一度ふり返ってみたい−。福岡の月刊誌『ぐらんざ』に掲載した10年分のエッセイから厳選し収録。【「TRC MARC」の商品解説】
団塊の世代が1960年代後半を振り返る。全共闘、ベトナム反戦運動、水俣病闘争など時代の大きな脈動があったようにみえる。しかし、著者は、団塊があの時代をリードしたのではなく、ただ虚無主義を演じていただけの絵空事だったのではないかと喝破する。結束しようとしたのではなく実はバラバラの〈断解〉であったとみている。しかし「人間と人間の間に媒体として言葉が力があった時代の最後」(芥正彦)だったことは確かである。著者が当時の自分をとりまく人々との間で交わした言葉を大切に蘇らせた力作随想録。【商品解説】
目次
- ラッパとVAN
- デラシネvs闇市
- 「カ・ネ・コ・ミ・ツ・ハ・ル」
- はとバス
- 雲の上の麻布台
- 無着成恭先生
- 風立ちぬ
- クボセン
- ジェームス槇
- 夜明けのスキャット
著者紹介
矢野 寛治
- 略歴
- 〈矢野寛治〉1948年大分県生まれ。成蹊大学経済学部卒。博報堂OB。元・福岡コピーライターズクラブ理事長。西日本新聞を中心にエッセイ、コラム、映画評、書評を執筆。「日本文藝家協会」会員。
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