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商品説明
末期的症状でも千年生き延びたローマ、中東一帯を占拠したにもかかわらず500年足らずで瓦解したトルコ。これらを端緒に、日本型組織の問題を解明する。一般向けに行った講演と『文藝春秋』掲載の日本論を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
存続する組織の条件を歴史的に明示!
日本社会の痛烈な御意見番・山本七平が一般向けに行った講演に、「文藝春秋」に掲載された名日本論「切腹と石油」を収録。なぜローマは末期的症状でも千年生き延びたのか、一方でトルコは中東一帯を占拠した膨張期があったにもかかわらず五百年足らずで瓦解したのかを端緒に、日本型組織の問題を解明する。
いま会社も国家も、輸入した組織と日本の伝統的社会構造がうまく働かなくなってきているのではないか? その打開法は? また「日本は世界でいちばん忠誠心がない民族」「日本は法治ではなく礼治、敬語治」「私有という概念がいちばん強い日本人」「日本のリーダーは世話人」など圧巻の山本学で、日本の内面が映し出される。初の単行本化!【商品解説】
目次
- 第一章 日本の存亡、持続か瓦解か
- 第二章 日本型リーダーの限界
- 第三章 日本の「当たり前」文化の構造
- 第四章 切腹と石油――日本の潜在力
著者紹介
山本 七平
- 略歴
- 〈山本七平〉1921〜91年。東京都生まれ。青山学院高等商業学部卒業。評論家。山本書店店主。著書に「「空気」の研究」「私の中の日本軍」など。
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