- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/06/03
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版本部
- レーベル: 日経ビジネス人文庫
- サイズ:16cm/539p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-19977-7
紙の本
戦略読書 増補版 (日経ビジネス人文庫)
著者 三谷宏治 (著)
私たちは読んだ本でできている。ビジネス、SF、科学、歴史、マンガ…。「何を」「いつ」「どう」読むかを戦略的に変えて、コモディティ化しない自分をつくる「読み方」大全。ブック...
戦略読書 増補版 (日経ビジネス人文庫)
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商品説明
私たちは読んだ本でできている。ビジネス、SF、科学、歴史、マンガ…。「何を」「いつ」「どう」読むかを戦略的に変えて、コモディティ化しない自分をつくる「読み方」大全。ブックガイドを追加した増補版。〔初版:ダイヤモンド社 2015年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
★大幅加筆を経て、待望の文庫化!
★『経営戦略全史』『新しい経営学』の著者が語る、
ビジネス読書法の決定版
他人と同じ発想しかできなくなった著者は、その原因が
「他人と同じ本を読んでいたこと」だと気づく。
私たちの思考は、読んだ本で出来ている。
ならば、読む本も差別化していく必要がある。
ビジネス書だけではなく、SF、科学、歴史マンガ、心理、哲学、小説…
あらゆるジャンルの書籍を、いつ・何を読んでいくのか。
コンサルタントの知見を応用した読書術も公開
□読書ジャンルを管理する「読書ポートフォリオ・シフト」
□効率的に知見を深める「セグメント別ワリキリ読書」
□5つの視点で読み取る「発見型読書法」
【著者からのメッセージ】
みんなと同じ本ばかり読んではいけません。
なぜなら、他人と同じ本を読んでいると、
他人と同じ意見しか言えなくなるからです。
つまり、読書にも戦略が必要なのです。
キャリアのステージ毎にどのような本を読むべきか、
戦略的な読書法について解説します。
本書を通じて、書籍の選び方・読み方を学び、
独自のキャリアを築いてください。【商品解説】
読書には戦略が必要だ!他人と差別化を図る読書ノウハウを大公開【本の内容】
目次
- 【序 章】戦略読書のススメ--読書には戦略が必要なのだ
- 【第1章】読書ポートフォリオ・シフト--セグメント管理で資源配分を変える
- 【第2章】セグメント別ワリキリ読書--読み方を変えて効率的にリターンを得る
- 【楽章1】ボクたちは読んだものでできている--私的読書全史
- 【第3章】発見型読書法--5つの視点で5倍読み取る読め方革命
- 【第4章】知のオープン化--書斎と本棚と魔法の1冊
- 【楽章2】みんなと同じ本ばかり読んではいけない
- 【終 章】知と行のサイクル--読書→思索・行動→発信→スキル
- 【付 録】セグメント別ブックガイド--独自の視点と思考をつくるための519冊
著者紹介
三谷宏治
- 略歴
- 金沢工業大学大学院 教授
1964年大阪生まれ、福井で育つ。東京大学 理学部物理学科卒業後、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、アクセンチュアで19年半、経営コンサルタントとして働く。92年 INSEAD MBA修了。2003年から06年 アクセンチュア 戦略グループ統括。2006年からは子ども・親・教員向けの教育活動に注力。現在は大学教授、著述家、講義・講演者として全国をとびまわる。K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授の他、早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学 客員教授。放課後NPO アフタースクール・NPO法人 3keys 理事を務める。『経営戦略全史』(2013)はビジネス書2冠を獲得。永平寺ふるさと大使。3人娘の父。
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紙の本
読書にも戦略が必要
2021/01/09 08:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『戦略読書』が増補されて文庫となった。
改めて読書をするうえの戦略がいかに大切かを考えさせられる。
そもそも好きな本をダラダラ読んでも教養は身に付かず、人と同じような本ばかりを読んでも人との差は生まれない。
自分が好きな分野ばかりを読んでも、自らを突破することなんて不可能。
たまには苦手な本を、日ごろ手にしない分野を本を選択することが、自分を少しでも成長させるためには必要なこと。
簡単なようで面倒なことで、チャレンジをやめがちだけど、実は自分をブラッシュアップさせるお手軽な行為のはず。
紙の本
読書
2020/08/16 09:18
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
効率的な読書のあり方が、わかりやすく解説されていて、よかったです。あふれかえる情報と、うまく付き合っていきたいです。
紙の本
読書もほどほどが一番ですよ
2021/10/02 10:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:jack - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は小学生のころから活字中毒であり、(食事中に手元に読むものがないときは、食料品の原材料表記を熟読していたという・・・)
「朝、図書室で2冊借りて授業中に読み切り、お昼休みにまた1冊借りて午後までに読み切り、帰る前に2冊借りてから家で読み切る」
というルーチンワークを繰り返してたような読書の鬼です。
「私たちは読んだ本で出来ている」というのが本書のテーマですが、
読書を”知の食事”と例えるならば、本書は”知のフードファイター”を目指す指南書になります。
ひたすら大食い、食ってくって食いまくる、食べることで競争する、っていうのは一般的な食事ではないのは明らかでしょう。
適切な読書は、一般的な食事と同じように適量を摂取、そして消化吸収排泄の間は食べることを止めて胃腸を休ませる。
そのように節度ある食事と同じように本を読むことが、あるべき読書の形だと思います。
だから本書で述べられている読書に対するスタンスは、自分には全く合いませんでした。
本を読むのはある意味、楽をすること。他人が何十年もかけて、血と汗を絞って得たものを
紙にかかれた文字だけで分かった気になる・・・・。便利なことは便利だし、活用すべきところは活用すべきですが、
著者のように人生を読書に費やすのを「至高」とするのはいかがなもんでしょう?
著者は新社会人の頃「数か月の間、ベストセラー本ばかり読んでいたら他人と意見が被った」ので、
そこから得た教訓として「独自性を出すためには他人とは違ったジャンルも読まなくてはならない」と結論付けています。
たくさんベストセラー読んだだけで他人と意見が被ってしまうようなら、
そもそも自分の中にはろくな知識・思想がなかったということではないでしょうか?
同じ本を読んでも他人と違うアウトプットが出来る。そこが面白いわけで、これが読書の本来の醍醐味だと思います。
でも著者の主張は、「同じものを読んだらみんな同じアウトプットになる」ということらしいです。
本書を読んで思いました。
読書漬け人生は恐ろしい。気をつけないと、この著者のように自分でモノを考えることをせずに他人の知識を右から左に移してるだけで
自分の成果のように錯覚してしまう・・・・。
本書は、自分の読んでない本で何か面白い本は無いか?という感じで軽く読む分には良いですが、
あまりマジメに熟読するような本ではないです。
紙の本
読書は楽しみましょう
2020/08/31 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
明確に書かれているわけではないが、本書のそもそものターゲットとして、ちゃんと本が読める人。
読書が続かない人は、まずは自分が楽しく読書ができるようにすることから始める必要があると感じた。
それぞれの人のステージや目標別に、ターゲットを絞って、戦略的に読書すべしというのは、そのとおり。
分厚いが、難しいことは書いていないので、すんなり読める。
3分の1が自分語り、3分の1が本の紹介、3分の1が戦略読書の方法についてといった感じ。
ブックガイドがたくさん載っているが、無難な選書。
さすが、経営コンサル。名著や名作と誰からも言われる、外れのない本を選んでいる。
大衆向けの本をここまで広く浅く読めば、それが武器になるということでもある。
文化人類学についての言及はあるが、レヴィ=ストロースや、都留泰作の「ムシヌユン」は紹介されない。
「100分de名著「老子」」は紹介されるが、「バカボンのパパと読む「老子」」は紹介されない。
哲学ジャンルとして、小林秀雄は紹介されるが、柄谷行人は紹介されない。
柳田邦夫は紹介されるが、柳田国男は紹介されない。
広く浅く、偏った選書である。
ここに紹介されている本を読んだだけでは、他人と違う尖った人材にはなれないだろう。
また、ガンダムの例えについては、少し違和感があった。
原典、一次情報ではなく、二次情報、二次創作にしか当たっていないのだろう。
読書について戦略的に考えたいと思ったら、参考程度にはなる本。