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商品説明
数千万の読者をほこった「世界文学全集」はなぜ消滅したのか。出版・翻訳・冷戦・教育といったキーワードを軸に、日本・アメリカ・ソヴィエトの「世界文学」の創造と終焉、そして再生を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
「世界文学」という言葉で,なにが名指されてきたのか.日・露(ソ連)・米におけるカノン(正典)の形成をめぐって,翻訳,出版、政治,教育などの観点から分析,その理念やあり方の歴史的意味を探る.日本で初めての本格的な世界文学論.【商品解説】
目次
- 序 章 「世界文学」とはなにか――ヴェルトリテラトゥーアの野望 1827-2019
- 1 ワイマールの邸宅で
- 2 ゲーテのまねびによって
- 3 「世界文学全集」というカノン
- 4 新しい「世界文学」研究
- 5 各章の内容
- 第I部 本邦,「世界文学」事始め
著者紹介
秋草俊一郎
- 略歴
- 〈秋草俊一郎〉1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究。著書に「ナボコフ 訳すのは「私」」など。
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紙の本
米の「世界文学アンソロジー」に「アメリカンスクール」が掲載されていたとは
2021/01/18 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治学者の苅部直氏が読売新聞の書評でアメリカで刊行されている「世界文学アンソロジー」で、近代日本作家の中でいちばん収録件数が多いのは、漱石でもハルキでもなく樋口一葉、非西洋の文学伝統を体現する、アジアの女性作家という位置づけであると本書について紹介されていたので是非ともに読みたかった、ソ連の「世界文学叢書」で一番人気がなかったのは現代ソヴィエトの作家の作品だったとか、永い間日本では仏、露の作家の作品こそ「人生とは何か」という「深い」問題に答えてくれるものと考えられていた、というなるほどと思う記述が面白かったが、私は私の大好きなアメリカの「世界文学アンソロジー」に最近まで小島信夫氏の「アメリカン・スクール」が収録されていたという事実に一番の驚きを感じた、「第3の新人」の作品がアメリカの文学全集に