紙の本
最先端の技術が満載
2022/11/23 15:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
業界研究のために購入。これからの「食」を支える技術がたくさん書かれており、豊富なインタビューも非常に参考になった。
紙の本
フードの世界まるわかり
2020/12/26 14:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
テックはフードの領域にも。最先端の取り組みが網羅されててなかなか面白い。
投稿元:
レビューを見る
フードテックについてほとんど知識がなかったので、なるほど、なるほど、とひたすら頷きながら読み進めた。
イノベーションはあらゆる領域で起こっているけど、食に関してはまだまだ不便だと感じることも多い。全員が消費者の視点に立てるのでもっとイノベーションが起きていても不思議じゃないのに、業界の構造が個別最適に留めてしまっているのかもしれない。
「日本のフードテックはiPhone前夜」ということで、海外の流れに追いつけ追い越せの勢いを持っていけるか、過去の成功体験に囚われて外部から批判するだけになるのか…後者になってしまう日本は見たくないなぁ。
投稿元:
レビューを見る
農業や水産業について、ちょっとリサーチしていたので、
「マッキンゼーが読み解く食と農の未来」「近大マグロの奇跡」に続いて、読んでみました。
※マッキンゼーが読み解く食と農の未来
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532358353#comment
※近大マグロの奇跡
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4101279616#comment
著者は、シグマクシスというコンサル会社の人たちの共著なんですが、
キャリアを見るとほぼ全てマッキンゼー出身。
なんだ、「マッキンゼーが読み解く食と農の未来」と一緒じゃないかと、
ちょっと舐めてかかっていたら、予想以上に面白くてビックリしました。
とにかく著者たちの熱量を感じる本です。
もちろん、コンサルの人たちの書いた本なので、
ファクトベースで書かれているんですが、
この人たち職の業界を何とかしたいと思ってるんでしょうか。
そんな熱量を感じながら、食にまつわる様々なサービスが
アップデートされようとしていることにワクワクできます。
食ってやはり人間の生活とは切っても切れない欠かせないものですし、
ヘルスケアとかにも関係してくるんだな、という
当たり前のことに気づかされた本でした。
人間の幸せのためには、全体感を持って、人の生活をデザインしていく必要があって、
その中でも食は重要な位置づけであることが分かる本です。
投稿元:
レビューを見る
フードテックの最前線の実例が色々と紹介されていて興味深く読めた
レシピをダウンロードして調理法などが自動で設定されるスマート調理具や、DNAテスト結果をもとに個々の買い物客に対して最適な食材をすすめる店など。
スマート調理具の代表であるInstantPotは全米の家庭の2割に普及しているそうだが、これも好き好きか。最近のレトルト、特に冷凍食品は本当によくできたものが多くなっている反面、日本でもミールキットが流行ってはいる。たぶん、あまり自動化が進んでしまうと外食や宅配との区別がつきにくくなるし、作り手の罪悪感みたいなものも惹起されるので、ミールキットみたいに一手間かけるものがそれなりの人気を博しているんだろう。例えば本書ではInstantPotに対してHestanCueという一手間を要するスマート調理具も紹介されているが、これなどは全自動化の罪悪感を払拭するためのひと手間の好例かも。
投稿元:
レビューを見る
・自動洗濯機を開発した東芝は、55年ごろの新聞広告に「主婦の読書時間はどうして作るか」というメッセージを使っていた。つまり、重労働からの解放というマイナスからの価値転換ではなく、プラスの価値を提案したのだ
・人間の根本にある、人を応援したくなる、助けたくなる気持ち。
・ブレッドポットは、パン生地をこねる様子、焼きあがる様子などが外から丸見えの筐体である。顧客にはできたての味と、五感をフルに刺激する職の喜びや楽しみを提供している。従来の郊外にある大規模パン工場による大量生産モデルから、生活者により近い場所でオンデマンド生産するモデルへの転換の兆しとしても見て取れる。
・FRESH:Food, Relaxation, Exercise, Sleep, Happiness
・外食産業の特徴は「サービスの提供と消費の同時性」であるため、スタッフのコストを下げることは品質の低下につながる。つながらないところだけをコストカットした結果が完全キャッシュレス店
・CXとEXは相互作用であり、顧客と従業員が相互に共感できる状況を作ることで、双方が体験価値を同時に感じられる取組。
・シェフは料理ではなく、体験を作ること。料理を食べた人が感動したり、幸せを感じたりするなど、どういう感情を生み出すかが我々の「目的」であり、料理自体は「手段」に過ぎない
・未来を予測するのに最善の方法は、それを発明することだ(アラン・ケイ)
・「ニッチ」という言葉を「大切な人」と読み替えてみる
・フードシステムを最適化するには、短期的には局所的にWinnerとLoserが生じることを理解すべきである、でもそこで止まっていては問題を解くことはできない
・新規事業部門において重要な要素は①プロフィットセンターとすること②法務・経理のプラットフォームを切り離すこと(前例にとらわれないようにするため)
・「場」の価値を再定義する
・多様化と均質化の循環サイクル:マクドナルドでグローバルな均質化→日本独自のてりやきバーガー→世界に拡散され均質化
・Modernist Cuisine
投稿元:
レビューを見る
飲食業界人の必読書。コロナ前から動いていたフードテックが、コロナ後でどのように変わっていくか、業界の変遷を知るのに十分な一冊。
投稿元:
レビューを見る
料理はアートであって、アートは技術であって、だから食は技術と繋がる。
チーズケーキのひととか、割と若者向けブレイクの目新しいひとが取り上げられているんだなあという印象。最後になんで味の素の人が3人も紹介されてるのか?偏ってない?大人の都合?日経が味の素を応援する本なのか?取材のマトメ本だった?
投稿元:
レビューを見る
フードテックの海外の事例も含めた最先端の情報が詰まった内容。
ものすごい情報量だが、日本人の目線で語り尽くしてくれるので、大変理解しやすく、読後は今すぐ動かないとという危機感も感じる。
こういう海外の情報は得てして海外の本の訳本で日本語化するのが遅くなったりちょっとニュアンスとか例示がわかりにくくなりやすいが、こちらはアメリカにいる日本人や海外に飛び回って調査をしている日本人が書いているため、大変旬な情報を日本人向けに書いているので、とても著者の方々への感謝の気持ちも溢れてきた。
投稿元:
レビューを見る
とくに4章の代替プロテインに興味を持って読了。動きは激しく、本に書かれた内容から変化あるだろう。国内でもCN2050の影響が出るのだろうか?
投稿元:
レビューを見る
人口増に伴ってタンパク質が枯渇する問題、栄養素の過剰摂取がもたらす生活習慣病、格差に起因する食のアクセス問題からテクノロジーを使って、地球や人間の健康を守ること。さらに、食や調理の再定義・再発見を行って人々が心身ともにより豊かな状態にすること。このように目的に向けて、人工肉の開発や健康管理AIの実現、フードロスを避けての再配分などが行われているという内容です。鶏肉より豚肉、豚肉より牛肉が地球のリソースを多く使用するとのことですが、今日の晩御飯は牛肉。。。美味しい人工肉に期待してます。
投稿元:
レビューを見る
フード×テクノロジーの略でフードテック。
○○革命という名の付く本は多いですが、本書は、そこまで煽り本ではなかったです。
米国を始め、テックギークたちが、食にまつわるスタートアップを立ち上げている現状などは、へーそうなんだという感じ。日本の携帯電話市場がiPhoneに席捲されたように、食品産業もGAFAのような、プラットフォーマーが現れ、市場が取られてしまうという危惧から書かれた、と述べています。
面白かったのはキッチンOSの話。OSはwindowsやMacのような、あのOSです。それがキッチンとどうつながる?というのは本書を参照のこと。
食品業界最新トレンドのリファレンスとしても使えると思います。
個人的には、発散しすぎてて、やや読みづらいと感じましたが、食のサイエンスについては引き続きウォッチしていこうと思いました。
投稿元:
レビューを見る
フードテック革命に「日本不在」という現実
今、なぜ「フードテック」なのか
世界で巻き起こるフードイノベーションの全体像
With&アフターコロナ時代のフードテック
「代替プロテイン」の衝撃
「食領域のGAFA」が生み出す新たな食体験
超パーソナライゼーションが創る食の未来
フードテックによる外食産業のアップデート
フードテックを活用した食品リテールの進化
食のイノベーション社会実装への道
新産業「日本版フードテック市場」の創出に向けて
投稿元:
レビューを見る
現時点のフードテックに関する日本語文献で最も纏まった一冊である。本分野の国内主導権を握ろうとするシグマクシスの本気度が窺える。
700兆円(世界総GDPの10%弱!)と言われるフードテックの国内外の最新トレンドを押さえて概括して理解しやすい。一口にフードテックと言ってもその範囲は広く、食材・レシピ・調理器具・健康管理・物流・飲食店・コンベンションなどなど、衣食住の最大領域でありその範囲は厖大だ。料理をするといつも思うが調味料「少々」や「適量」がまかり通っている業界ゆえに、数量化・可視化するだけでもビジネスオポチュニティは相当ありそうに思う。そこにスタートアップのイノベーションが加わる、そりゃ莫大な市場可能性があるはずだ。Beyond Meatはバーガーキングでも食せるようなので興味がある。
フードテックを理解するには最適な一冊だが、章立てはされているものの体系的ではなく市場動向やスタートアップや事例紹介を積み上げた構成で、ボリュームも400ページもあるので、読んでいるうちにやや冗長的でダレてくる面は否めない。傍らにおいてIndexで活用するのが良さそうだ。
投稿元:
レビューを見る
日本ではまだ馴染みの薄いフードテックの現状をまとめた一冊。確かに新型コロナで多くの活動がオンラインに移行しても食だけはまだまだオフラインである。しかも家にいる時間が増えたことで料理の価値は見直され始めている。そして根本的に人は食べずには生きていけない。それらひっくるめて食の未来とはどんな形なのか?この課題に取り組む世界中のスタートアップ企業による様々な技術革新の話を読むだけでもワクワクが止まらず面白すぎる!スーパーもキッチンもまだまだ楽しくなりそうだ。