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『外科室』の一途 むすぶと本。 (ファミ通文庫)
本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。恋人である本・夜長姫は、本の問題解決に奔走するむすぶを心配して…。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 人と本の問題...
『外科室』の一途 むすぶと本。 (ファミ通文庫)
【期間限定価格】むすぶと本。 『外科室』の一途
10/05まで通常737円
税込 369 円 3ptこのセットに含まれる商品
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商品説明
本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。恋人である本・夜長姫は、本の問題解決に奔走するむすぶを心配して…。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
本は読み手を、深く愛している。
本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解決しながら、“ハナちゃん”を探し当てるのだけれど……。健気な本たちの想いを、むすぶは叶えることができるのか!? 表題作・泉鏡花の『外科室』ほか、“本の味方!”榎木むすぶがさまざまな人と本の問題を解決する学園ビブリオミステリー登場!【商品解説】
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紙の本
久しぶり
2020/07/11 03:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学少女の時と比べると、毒がなくなった気もするけど、読みやすくはなりました。今後も楽しみに待っています。
電子書籍
ちょっと押しつけがましく感じる
2021/02/27 01:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の声が聞こえる少年「むすぶ」が本の味方として本達の頼みごとを叶えたりしていく短編連作。
著者の代表作「文学少女」シリーズと同一世界で、あちらのヒロイン遠子さんの甥っ子が彼らの母校に在籍している年代の、彼の後輩が主人公。
文学少女ほどの吸引力がないのは、本が擬人化されてしまっているせいかもしれない。
一つの解釈として本を愛する遠子さんが想像力で推理して解決していた話と違って、本の声が聞こえるというのはちょっと変な感じ。
それとも、遠子さんと違ってむすぶの考え方が私とは合わないのかも。
特に羅生門と表題作の外科室が顕著で、羅生門は推理させる意味があるのかと思うくらいわかりやすくてなんだか拍子抜けしてしまった上、むすぶと解釈不一致で説得が心に響かなかった。
外科室は文学少女で扱われていた時は切なくて良かったけど、今回の「さっさと告白して振られてすっきりしなよ」と初対面の人に押し付けるのがドン引きだし、周りがそれを後押しするのも気持ち悪い。
しかも、実は両片想いが明らかになった結婚したけど、男の方はまだ学生で、女の方は来月結婚予定だったのにそれを急に破談にしたというのが引く。
同一世界ということで、遠子さんとむすぶくんが出会ったら、本の声が聞こえてしまうむすぶは目の前で美味しそうに本を破いて食べてしまう遠子さんをどう思うのかとか、食べられてる本が何を思ってるのかとかは気になる。
でも読みながら本が実際に話しかけてきて「そこをもっと読んで」とか話しかけてきたらなかなかウザいのでは。
あと「本」といえば紙の本を想定されてるのも時代にそぐわないと思った。
まさに電子書籍で読んでいたからなおさら。
作者が紙の本を愛してるのは伝わってくるけど、遠子さんより押し付けがましく感じてしまった。