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商品説明
ある日、千春はアルバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは千春がはじめて読み通した本となり…。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇9編を収録。『文藝』ほか掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
見守っている。あなたがわたしの存在を信じている限り――。ある日、千春はバイト先の喫茶店で客が忘れていった一冊の本を手にする。それは誰からもまともに取り合ってもらえなかった彼女がはじめて読み通した本となった。十年後、書店員となった千春の前に現れたのは。人生は、ほんとうにちいさなことをきっかけに動きだす。たやすくない日々に宿る僥倖のような、まなざしあたたかな短篇集。【商品解説】
収録作品一覧
サキの忘れ物 | 7−41 | |
---|---|---|
王国 | 43−59 | |
ペチュニアフォールを知る二十の名所 | 61−76 |
著者紹介
津村記久子
- 略歴
- 〈津村記久子〉1978年大阪市生まれ。「ミュージック・ブレス・ユー!!」で野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で芥川賞、「給水塔と亀」で川端康成文学賞、「浮遊霊ブラジル」で紫式部文学賞受賞。
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紙の本
まってたよ。ありがとう
2020/07/30 21:26
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パピルス - この投稿者のレビュー一覧を見る
嬉しい。また読むことができて嬉しいです。ありがとう。本屋さんで棚に並んでる姿を見かけて、おばちゃん小走りして手に取りましたよ。電車で、家事の合間に、なんとなく疲れた日こそ津村さんの作品を。「隣のビル」の空気が好きです。
紙の本
装丁がきれいです
2020/08/18 13:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
もちろん中身もよいですが、装丁がきれいで購入しました。表題作と最後の話がよいと思います。仕事をバリバリやるという意味ではない、でも頑張ってやろうと思わせるお仕事小説です。
紙の本
いろんな人生があるんだと思わされた
2021/10/11 09:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にわなずな - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になっている作品が読めず、こちらの作品を読みました。
ふわふわというか、何か何枚ものベールにおおわれた部屋をベールをめくりながら進んでいくというような感じでした。
真夜中をさまようゲームブックは、はじめ、こんなの読んでられないよと思ったのですが、思いきって、恐る恐るチャレンジしていくとそんな展開なんて!という衝撃、よかった…などの安堵感がありました。そして、あっさり終わってしまうと、まだ読んでない項目もあるのにと、簡単な人生を選んでしまったなぁと損した気分にもなりました。そう、たくさんの岐路というかそういうものに毎日人はさらされているんだと気づいたのです。毎日、同じ日を過ごしている私は、何も選択していないのか、それとも自ら進んでそれを選択したのか、考えさせられました。
大げさですかね…。
怪しげな雰囲気を持っていて、ぞくぞくするところもある本でした。