「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
ローマの哲人セネカの言葉 (講談社学術文庫)
著者 中野孝次 (著)
人間の一生は短くはかない。だから欲の奴隷から脱し、自らを見つめよ−。「生」を考え抜いたローマ帝国の哲人セネカ。彼の魅力を再発見した作家が、自らの翻訳と独自の解釈で読み解く...
ローマの哲人セネカの言葉 (講談社学術文庫)
ローマの哲人 セネカの言葉
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
人間の一生は短くはかない。だから欲の奴隷から脱し、自らを見つめよ−。「生」を考え抜いたローマ帝国の哲人セネカ。彼の魅力を再発見した作家が、自らの翻訳と独自の解釈で読み解く。現代を生きる日本人への箴言集。【「TRC MARC」の商品解説】
パクス・ロマーナ期、ローマ帝国で弁護士、元老院議員、財務官、法務官、そして皇帝ネロの顧問官を歴任したセネカ(前1年頃~65年)は、思想家として人生、死、貧困、徳、欲望と快楽、真の自由という、誰の人生にも関わるテーマについて普遍的なメッセージを遺している。「どうしてこんな面白いものが今まで日本ではほとんど読まれなかったのだ」――特定の他者にあてた書簡の形で著した十数篇の文章を、『清貧の思想』『ハラスのいた日々』の作家・中野孝次が晩年自らの翻訳で読み解く。道徳的退廃に陥った21世紀の日本を憂え、人として生きる術を説くいきいきとした箴言として提示した、現代人のためのセネカ入門。(原本:2003年岩波書店刊)【商品解説】
目次
- 序――セネカ略伝
- 「マルキアへの慰め」
- 「人生の短さについて」
- 「道徳についてのルキリウスへの手紙」
- 「ヘルヴィアへの慰め」
- 「幸福な人生について」
- 「心の落着きについて」
著者紹介
中野孝次
- 略歴
- 1925-2004。千葉県生まれ。東京大学文学部卒、國學院大學教授。作家、評論家。『実朝考』『ブリューゲルへの旅』『麦塾るる日に』『ハラスのいた日々』『清貧の思想』『暗殺者』『いまを生きる知恵』など著作多数。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
中野孝次氏によるローマ帝国時代の思想家セネカが残した言葉を翻訳、解説した貴重な一冊です!
2021/02/09 10:04
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、作家、評論家として活躍され、『実朝考』、『ブリューゲルへの旅』、『麦塾るる日に』、『ハラスのいた日々』、『清貧の思想』、『暗殺者』、『いまを生きる知恵』などの著作を残された中野孝次氏の作品です。同書は、「人間の一生は短くはかない。だから欲の奴隷から脱し、自らを見つめよ」という「生」を考え抜いたセネカの魅力的な言葉から始まります。セネカは、パクス・ロマーナ期、ローマ帝国で弁護士であり、元老院議員でもあり、財務官、法務官、そして皇帝ネロの顧問官を歴任した人物ですが、思想家として人生、死、貧困、徳、欲望と快楽、真の自由という、誰の人生にも関わるテーマについて普遍的なメッセージを遺していることでも有名です。同書は、このセネカが特定の他者にあてた書簡の形で著した10数篇の文章を中野氏が自ら翻訳して解説してくれます。道徳的退廃に陥った21世紀の日本を憂え、人として生きる術を説くいきいきとした箴言として提示した、現代人のためのセネカ入門と言えましょう。