引き籠り錬金術師は引き籠れない お家でのんびりしたい奮闘記 １ （ドラゴンノベルス）

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

実力と才能はありすぎるが超絶人見知りなコミュ障のせいで今後一人で生きていけるか心配した母親に強制的に独り立ちさせられた錬金術師セレス。
たまたま親友がいる街に着いたため、彼女を頼って適度に尻を叩かれ誤解を受けながら良くも悪くも周囲に大きな影響を与えていく話。

街に住み、自分で戦闘して素材採集して調合して酒場のマスターから受けた依頼をこなす錬金術師ということで某社のアトリエシリーズを彷彿とさせるが、あれでいうと初期からステータスカンストしてる代わりにコミュ力マイナスといった感じの極端な話。

周囲と当人の認識のズレを楽しむ勘違い系物語でもあるだが、本人は怯えて上手く話せないコミュ障なのに、周りは鋭すぎる眼光と高すぎる実力を恐れてビクビクしているという、なんとも珍しい勘違い。
周囲が勝手に勘違いして持ち上げて尊敬されたり愛される話は多いが、周囲が勝手に脅されたりしてると思い込んで怯えてるのは珍しいかな。

親友以外に門番さんが本当に良い人で、はやく彼の誤解がとけてほしいものだ。
誤解してても主人公に味方してくれるの良い人すぎるわ。