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紙の本
アノニム (角川文庫)
著者 原田マハ (著)
ジャクソン・ポロック幻の傑作のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は七人の仲間とある計画に挑む。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に謎の集団「アノニム」...
アノニム (角川文庫)
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商品説明
ジャクソン・ポロック幻の傑作のオークション開催が迫る香港。建築家である真矢美里は七人の仲間とある計画に挑む。一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に謎の集団「アノニム」からメッセージが届く…。【「TRC MARC」の商品解説】
ジャクソン・ポロック幻の傑作が香港でオークションにかけられることになり、美里は仲間とある計画に挑む。一方アーティスト志望の高校生・張英才のもとには謎の集団「アノニム」からコンタクトがあり!?【商品解説】
著者紹介
原田マハ
- 略歴
- 東京都出身。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒。森美術館開設室、ニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務を経て、フリーのキュレーターとして独立。2012年『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞を受賞しベストセラーに。その他の作品に『さいはての彼女』『翼をください』『暗幕のゲルニカ』『サロメ』など。
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紙の本
アートの力
2021/07/03 21:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ツクヨミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アノニム」、それは美術品をそれがあるべき場所へ戻すことを目的とした義賊団。舞台は学生運動で熱をおびた香港。ジャクソン・ポロックの幻の作品がオークションにかけられることに!そしてその町にはアーティストを夢見る高校生の少年がいて…。
今まで自分が読んできた原田マハ作品とはかなり毛色の違う、何だかハリウッド映画みたいなノリの小説でした。読んでいると「このキャラにはこの俳優が似合いそうだ」とか「監督は誰がいいだろう」とか想像してしまう。ちなみにジェットは金城武で(笑)。
…正直、突っ込みどころは色々あるのですが、あっという間に読んでしまったってことは、それなりに面白かったってことでしょうね。続編書くなら、ゼウスの描写をもう少し欲しい。敵の目的が分からないと、主人公たちが何で頑張ってるのか伝わってこない。オークションの場面は、スリリングで面白かった。その後に更にスリルがあったらもっと良かったか…誰か映画化してくれ!
電子書籍
アノニム
2021/04/05 19:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんな話なのかと思いましたがレビューを書かれている皆さんの意見にも多く見受けられるように原田マハさんの今までの作品になかったようなものになっていると思います
それはそれで良いと思うのと少し前の香港の緊張した現状とあいまっていて香港の未来は心配だけど作品としては楽しいものになっていると思います
コロナでもなく香港の人達が望む未来を手に入れたそのときに是非に香港に行ってみたいなと思いました
その時にはミュージアムだったりギャラリーに行きたいですオークション…はムリですもんね(笑)
あとシリーズものになったら嬉しい
紙の本
アートはわかるわからないじゃないんだよね、きっと。
2021/02/21 22:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
わからないなりに、とりわけ現代美術が好きな私なのだけど、何が好きって、1つの言葉で言えないところかな。作者は何を考えているの、どうしてこれを作ったの、なんでこんなことに、え!、みたいな気持ちがたくさん出てきてそれを受けた自分や誰か周りの人の中に小さな波がうった時、やっとメディアとして成立するんじゃないかな。「すごく古くて新しいメディア」は私の中ではラジオだったのだけれど、ラジオは一瞬でアートはその何万倍も長ーく時間が必要なメディアだと思う。
紙の本
作家としての柔軟性を感じさせる良作
2020/08/30 23:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
香港で行われるオークションで出品されるポロックの名品をめぐる一晩の駆引きを描いた作品。美術に造詣の深いメンバーで組んだオーシャンズ12的義賊のコンセプト、オークションの掛け合いが面白かった。終盤の展開を「暗幕のゲルニカ」に似せていた所もファンにはたまらない。
楽園のカンヴァスや暗幕のゲルニカとは違った、ラフさとスピード感を前面に出したアート系ノンストップサスペンスで手軽に楽しめる良作。
紙の本
オークションの仕組みが分かる
2020/08/25 19:58
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブックカバーのプレビューを読んだときは「暗幕のゲルニカ」風のギャング団が出てくるのかと思いきや天才集団の心優しい直し屋さん達。香港のことにも鋭く記載しているわけではないけどアートを通じてどのような状況か伝わってくる。今まさに読むべき一冊。
紙の本
個性的なキャラクター
2021/12/25 08:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ美術がテーマでも、先日読んだ楽園のカンヴァスとは全く毛色の異なる異色作。ページを開けると、登場人物のイラストがまず目につきます。で、タイトルのアノニムって何だ?というと、『アートで世界を変える。世界を変える力を持つアートを救う』という理念の下、盗まれたアートを奪い返して持ち主に返還する集団のこと。残念だったのは、せっかくの個性的なメンバーなのに、全体的にサラッとしてて、もう少し一人ひとりの背景について深掘りされてほしかった。アノニムがメインなのか、舞台背景となっている、香港の学生運動の熱気とアートに情熱を燃やす一人の学生のことを取り上げたかったのか、焦点が定まっていなかった印象を受けました。