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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/07/09
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/374p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-110109-9
読割 50
紙の本
クレメント・アトリー チャーチルを破った男 (中公選書)
著者 河合秀和 (著)
1945年、アトリー率いる労働党は第二次大戦の勝利の立役者チャーチルを抑え、総選挙で圧勝した。現在のイギリス社会の基礎を築き、今なお評価の高いアトリー政権。労働党をまとめ...
クレメント・アトリー チャーチルを破った男 (中公選書)
クレメント・アトリー チャーチルを破った男
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商品説明
1945年、アトリー率いる労働党は第二次大戦の勝利の立役者チャーチルを抑え、総選挙で圧勝した。現在のイギリス社会の基礎を築き、今なお評価の高いアトリー政権。労働党をまとめ、社会主義を信じ続けたアトリーの評伝。【「TRC MARC」の商品解説】
第二次大戦の勝利の立役者であるチャーチルを抑え、総選挙で圧勝したのはアトリー率いる労働党だった。NHS(国民保健サービス)はじめ社会保障政策や産業国有化を次々と実現、現在の英国社会の基礎を築くと同時に、帝国を解体し、多くの旧植民地を独立させたアトリー政権は、いかにして生まれたのか。激しい内紛を抱える労働党をまとめ、挙国一致内閣で副首相としてチャーチルに仕えながら、社会主義を信じ続けたアトリーの本格的評伝。【商品解説】
著者紹介
河合秀和
- 略歴
- 〈河合秀和〉1933年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。学習院大学名誉教授。著書に「ジョージ・オーウェル」「トックヴィルを読む」など。
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紙の本
クレメント・アトリー
2022/03/04 16:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦末期、戦争に際して国家を指揮したチャーチルを選挙で破り首相になった労働党党首クレメント・アトリーの評伝。アトリーが首相になった1945年から6年間というのは、今日まで続く世界の体制のはじまりであり、核兵器問題、インド・パキスタン問題、パレスチナ問題、アトリーが今日に与える影響も少なくない。
また、今日でいうと「社会主義」というと「間違った政治体制」という認識が強いが、アトリーはオーウェン主義というマルクスよりも古いイギリスに根ざした社会主義を指向したという点で興味深い。
紙の本
一読に値する。
2020/10/31 10:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アトリーの評伝ではあるものの、英国政治史の側面も大いにあり感じるところが多かった作品だった。特にアトリーの派手さはないが誠実で堅実な人柄は労働党内での度重なる抗争をよく沈めていたと思う。
こんなに党内抗争があっても政権が取れて維持出来るのだからそこはなんか我が国でも似たようなことがあったことからして矢張りトップの違いなのではと思ってしまった。
紙の本
クレメント・アトリー
2020/09/02 13:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白米 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言で言って、とても面白い本で、お勧めです。
ただ1点とても違和感を覚える表現がありました。それは、
「・・・であろう。」という表現です。全部ではありませんが、そのほとんどに違和感を
感じて、自分なりの表現に変えて読みました。何か、下手な英文和訳のようで、
新しい版を出すときは、是非変えていただければと思います。
紙の本
偉大な首相とは
2022/04/13 15:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
クレメント・アトリーの評伝。地味な人物という印象だが、国民保健サービスの制定、植民地の独立など現代イギリスを形作ったといっても過言ではない働き。ただ本書でも繰り返し述べられる因縁の相手・チャーチルの生涯と比較すると、やはり劇的さには欠けるかなと。また植民地問題や国際連合に対する左派らしい意識の高さも印象的であった。カリスマ性は無いが、持ち前の実直さとロバート・オーウェン以来の「イギリスの社会主義」を奉じる信念で、党をまとめ上げ、転換期のイギリスを指導した実績は、偉大な首相の名に相応しいのかもしれない。