- カテゴリ:小学生
- 発売日:2020/07/07
- 出版社: 童心社
- サイズ:20cm/227p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-494-02067-6
紙の本
命のうた ぼくは路上で生きた十歳の戦争孤児
浮浪児、野良犬と石を投げられ、路上で生きていた子どもたちがいた。彼らの悲しみは今も続き…。戦後75年、戦争孤児たち12万人の声なき声を伝えるノンフィクション。【「TRC ...
命のうた ぼくは路上で生きた十歳の戦争孤児
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商品説明
浮浪児、野良犬と石を投げられ、路上で生きていた子どもたちがいた。彼らの悲しみは今も続き…。戦後75年、戦争孤児たち12万人の声なき声を伝えるノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
10歳のときに神戸空襲で両親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、共に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの、声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。
第二次世界大戦後、戦争孤児は日本全国に12万人以上いたといわれている。彼らは誰からも守られず、地を這うように生きた。
山田清一郎さんは、10歳で天涯孤独となり、路上で暮らした過酷な日々の記憶を、長い間胸の奥に閉じこめて暮らしてきた。語り始めたのは60歳を過ぎてからだ。
話したくはない。でも、今話さなければ、誰が仲間たちの声を伝えるのか…。
あなたには、届くだろうか。敗戦後75年目の節目に問う作品。【商品解説】
目次
- プロローグ
- 第一章 かあちゃんの歌
- 第二章 形のない別れ
- 第三章 一九四五年六月五日、神戸
- 第四章 テンキュー、ヨーカン
- 第五章 野良犬と呼ばれて
- 第六章 アキラとトマト
- 第七章 帰命頂礼
- 第八章 アキラのおとうさん
- 第九章 浮浪児仲間の歌
著者紹介
竹内 早希子
- 略歴
- 〈竹内早希子〉1975年生まれ。神奈川県出身。著書に「奇跡の醬」「ふしぎなカビ オリゼー」など。
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紙の本
埋もれてきた「戦争孤児」の声
2021/11/30 11:42
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸空襲で両親を亡くし、「浮浪児」として路上で生きた元中学教師、山田清一郎さんの体験を、著者が子どもにも分かる優しい言葉でまとめた一冊。
戦争孤児が生まれたのは戦争が要因であることは間違いないのだが、なぜ彼らが孤児にならなければならなかったのか、敗戦後彼らはなぜ口を閉ざして生きてこなければならなかったのか。
大人が読んでも大変勉強になる。
山田さんの体験が淡々と語られているのだが、涙なしには読めない。子どもも号泣だった。こうした本がこれからの子どもたちにもしっかりと読み継がれてほしい。