「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
上杉謙信 (講談社学術文庫)
著者 井上鋭夫 (著)
越後守護代の末子として生まれた上杉謙信は、どのように戦国の表舞台に躍り出たのか。国衆に手を焼きながらも強国へとまとめあげていく波瀾万丈の生涯を活写する、謙信伝の古典的名著...
上杉謙信 (講談社学術文庫)
上杉謙信
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
越後守護代の末子として生まれた上杉謙信は、どのように戦国の表舞台に躍り出たのか。国衆に手を焼きながらも強国へとまとめあげていく波瀾万丈の生涯を活写する、謙信伝の古典的名著。【「TRC MARC」の商品解説】
「彼は大名の座から逃げようと思えば逃げられる境遇にあった。事実一度は逃げ出した。しかし四囲の情勢から過重な大任を引き受け、進んで戦乱のなかに身を投じて行った――」。
のちに「越後の龍」、「軍神」とまで称され、戦上手の代名詞となった上杉謙信は、どのようにして歴史の表舞台に躍り出たのか。本書は、謙信の単なる一代記にとどまらず、謙信の父であり、文字通り戦いに明け暮れる生涯を送った「戦の鬼」長尾為景の下剋上を中心に、複雑な越後の政治情勢から丁寧に説き起こす。家督を継いだ謙信は、独立心旺盛な国衆の反乱や裏切りに苦しみつつも、武田信玄や、北条氏康ら戦国の雄との対陣を繰り返し、やがては織田信長をも破る強国へと越後を導いていく。その苦難の道のりは、思わず引き込まれてしまうような血の通った文章で活写される一方で、いたずらに対象を美化することなく、透徹したまなざしで戦国武将上杉謙信の実像に迫る。早逝が惜しまれる研究者による、刊行から半世紀経てもなお色褪せることのない謙信伝の古典!(原本:人物往来社、1966年)
解説(山田邦明・愛知大学教授)より
......歴史の大きな流れをどうつかみ、具体的に現れる事象をどう評価するか、個々の人間の動きや、彼らが織りなすドラマをいかに表現するか、そうしたことを考えさせてくれるものとして、活力にあふれた本書は大きな価値を持ち、光彩を放っている。
【商品解説】
目次
- 戦国の越後
- 長尾氏の勃興
- 守護領国の発展
- 下剋上
- 上杉謙信登場の前夜
- 春日山城に入る
- 国内統一
- 関東進撃
- 血涙川中島
- 征馬西に進む
著者紹介
井上鋭夫
- 略歴
- 1923-74年。東京大学文学部国史学科卒業。新潟大学教授、金沢大学教授を歴任。専門は日本中世史。主な著書に『本願寺』、『謙信と信玄』、『信長と秀吉』、『一向一揆の研究』、『山の民・川の民』などがある。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
上杉謙信
2022/10/29 08:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1966年に出版された本を2020年に再刊したもの。半分以上を謙信以前の長尾家の歴史に費やす事で、謙信がどういった家を継ぎ、どのような状況にあったのかがとても分かりやすい。
上杉謙信というと、『甲陽軍鑑』などの構成に脚色されたイメージが強いが、本書では資料を基にイメージを再構築している。謎が多い後継者の構想も、著者の推測が書かれているのだが、その通りだったなら、と考えて感動してしまった。
紙の本
上杉謙信の波乱万丈の生涯を躍動する文体で活写した貴重な一冊です!
2021/02/09 09:51
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の歴史学者で、一向一揆研究の権威ともいわれた井上鋭夫氏の作品です。同氏は、『本願寺』、『謙信と信玄』、『奥山庄史料集』、『一向一揆の研究』、『色部史料集』などの著作を残された人物としても知られています。同書は、武田信玄と幾度も対陣し、織田信長にも大勝した雪国の猛将上杉謙信について書かれた書です。越後守護代の末子として生まれた彼はどのように戦国の表舞台に躍り出たのでしょうか。複雑な越後の政治情勢から説き起こし、国衆に手を焼きながらも強国へとまとめあげていく波瀾万丈の生涯を、躍動する達意の文体で活写した読み応えのある一冊です。謙信伝の古典的名著ともいえる書です。上杉謙信ファンだけでなく、歴史が好きな方にはおすすめの一冊です!
紙の本
謙信登場前の長尾氏のことがよくわかったのが収穫
2022/05/02 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
長尾氏の興り、長尾邦景(長尾氏三代目当主)も詳しく説明されている、もちろん、失脚のことも。謙信登場前の長尾氏のことがよくわかったのが収穫