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商品説明
検察改革を目指す「ナリ検(弁護士から検事に転身した者)」の奮闘を描いた小説。厚いベールに覆われた検察内部の世界を、赤裸々に、そしてリアルに描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
無罪判決に関する検察の控訴審議はベールに包まれている。元検察官の著者が弁護士出身の検察官を主人公にその実態を赤裸々に描く。法曹関係者必読のフィクション小説。【商品解説】
目次
- 1 無罪判決
- 2 次席検事
- 3 検事正
- 4 事件記録
- 5 控訴審議
- 6 挫折
- 7 検事の息子、弁護士になる
- 8 検事の友情
- 9 主任検事の罪
- 10 検事の日常
著者紹介
市川寛
- 略歴
- 弁護士、元検察官
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紙の本
無罪判決に対する控訴審議の雰囲気がなんとなくわかりました
2020/09/24 19:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤス - この投稿者のレビュー一覧を見る
木谷明氏の「ともかく面白い」という帯を見て買いました。
この本によれば,無罪判決が出ると、検察は控訴すべきかどうかにつき、地検と高検でそれぞれ「控訴審議」という会議をするそうです。
無罪や求刑の半分以下の量刑になった場合に、控訴される可能性があるというのはわかっていたのですが、控訴に至る流れについてはよくわかっていませんでした。
もちろん小説ですので、実際とは違うところはあるでしょうが、元検察官の著者が書かれていることから、相応のリアリティがあるものだと思います。検察という組織に対する理解(起訴が間違っているとわかっても、それが明らかになることで浴びせられる批判を恐れて、引き返せなくなる)も深まったように思います。
奇しくもこの本が出版された直後に、検察が傷害罪の起訴を取り消したというニュースがありました。検察という組織が今後変わっていくのか注視する必要があるように思います。