紙の本
国際人権入門 現場から考える (岩波新書 新赤版)
著者 申惠ボン (著)
日本社会で起きている人権問題も、国際人権基準に照らして考えることで解決への新たな視座が得られる場合が少なくない。豊かな内容を持つ国際人権法の姿を概説し、具体的な事件を題材...
国際人権入門 現場から考える (岩波新書 新赤版)
国際人権入門
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本社会で起きている人権問題も、国際人権基準に照らして考えることで解決への新たな視座が得られる場合が少なくない。豊かな内容を持つ国際人権法の姿を概説し、具体的な事件を題材にその活かし方を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
第二次大戦後、人権に関するさまざまな国際ルールがめざましい発展を遂げ、日本もそれを守ることとされている。日本社会で現実に起きているさまざまな人権問題も、これらの国際人権基準に照らして考えることで、新たな光を当てられ、解決の方法を見出すことができる場合が少なくない。日本の現場から国際人権法の「活かし方」を考える。【商品解説】
日本社会で現実に起きている事件を題材に、発展を続ける国際人権法の豊かな世界を解説した実践的入門書。【本の内容】
目次
- はしがき
- 序 章 国際人権基準とそのシステム
- 国際的な人権保障の出発点は国連憲章/世界人権宣言/国際人権規約、その他の人権条約/「国連憲章に基づく手続」と「人権条約に基づく手続」/報告制度/報告制度が生んだ成果/名古屋刑務所事件/一般的意見/個人通報制度/日本国内における人権条約の位置づけ/憲法と条約との関係/国際人権基準に照らして人権保障のあり方を考える
- 第1章 「不法滞在の外国人」には人権はないのか——入管収容施設の外国人
- 退去強制手続と収容/入管収容施設内での処遇/マクリーン事件判決の論理/「管轄下にあるすべての人」への人権保障/難民条約との関連/裁判を受ける権利の侵害/外国人にも家族生活の保護を受ける権利がある
著者紹介
申惠ボン
- 略歴
- 〈申惠【ボン】〉1966年東京生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。青山学院教授・法学部長。認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ理事長。「国際人権法」で安達峰一郎記念賞を受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
人権という言葉は誰もが知っている。そして「なんとなく」、不可侵で大切なものだと理解している。
2020/10/30 17:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の狭い枠のなかで人権を考えていてはダメだし、世界の取り組みに励まされる。外国人の人権、人種差別、女性差別、学ぶ権利などの具体例を通して、国際的な人権条約の視点から日本の現状を照らす。コンパクトだが濃密な本。人種差別や性差別等について、民法・刑法等の一般規定の適用では限界があり、人権規約上必要な立法等の措置が不十分な実態が良く分かる。この一冊で人権(ヒューマンライツ)の関心と理解を深めてはどうか。序章では、国連憲章や世界人権宣言などの 国際人権法の基盤とその運用について説明されている。この章は、憲法や国際法の知識があると、さらに理解が深まる。