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紙の本
凍てつく太陽 (幻冬舎文庫)
著者 葉真中 顕 (著)
【大藪春彦賞(第21回)】【日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門(第72回)】昭和20年、終戦間際の北海道・室蘭。陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒...
凍てつく太陽 (幻冬舎文庫)
凍てつく太陽
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商品説明
【大藪春彦賞(第21回)】【日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門(第72回)】昭和20年、終戦間際の北海道・室蘭。陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は、先輩刑事とともに捜査に加わるが…。「戦中」警察小説。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和二十年、終戦間際の北海道・室蘭。逼迫
した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密
をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺さ
れる。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は
「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影らと
ともに捜査に加わるが、事件の背後で暗躍す
る者たちに翻弄されていく――。真の「国賊」
は誰なのか? かつてない「戦中」警察小説!【商品解説】
著者紹介
葉真中 顕
- 略歴
- 一九七六年東京都生まれ。「ロスト・
ケア」で第16回日本ミステリー文学大
賞新人賞を受賞し、二〇一三年に作家
デビュー。本作にて第21回大藪春彦賞
および第72回日本推理作家協会賞を受
賞。近刊に『Blue』『コクーン』
『W県警の悲劇』『ブラック・ドッグ』
『政治的に正しい警察小説』などがあ
る。
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紙の本
太平洋戦争中、過酷な状況に置かれたアイヌ人や朝鮮人らの真摯な生き方に感動。
2021/04/28 23:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋戦争中、過酷な状況に置かれたアイヌ人や朝鮮人らの真摯な生き方に感動。初めはアイヌ人の血をひく特高刑事:八尋を主人公にした警察小説かと思ったが、中盤辺りから軍部も絡んだ陰謀めいた展開に発展。最後は途轍もない大どんでん返しという本格ミステリーへ。警察小説、歴史小説、本格ミステリー、更に冒険小説の要素まで含んだ美味しい1冊。アイヌ民族の風俗なども描かれ、いにしえの室蘭や札幌の街並みなども丁寧に描かれ、加えて実在した網走監獄からの脱獄王なども効果的に取り込むなど、北海道を丹念に描いてることも好感が持てる。現代的社会派ミステリーを得意とすると思ってたが、歴史を絡めたミステリーも凄いですね。
紙の本
読み応えあり
2021/02/21 14:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦間際の重苦しい緊迫した生活、特高、民族差別、殺人事件など、盛りだくさんだが、全てがつながり、読み応えありでおもしろかった。
どの位史実に基づいているのだろう。それを考えながら読んでいた。脱獄犯・白鳥由栄は事実だし、室蘭空襲も、室蘭に軍需工場があったのも事実。フィクションとノンフィクションが絡み合っていて、ストーリーに深みを増しているようだった。
悲惨な描写も多かったが、未来に希望の持てそうなラストが、良かった。
紙の本
それぞれの生きにくさ
2021/12/31 01:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:docuciaA - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめは主人公に感情移入しづらく戸惑う部分がありましたが、読み進むにつれだんだん親しみが感じられるようになりました。
フィクションではあるけれど荒唐無稽とも言い切れない、あってもおかしくはないと思わせる設定で面白かったけれど、少し表面的で物足りない印象もあり、もう少し肉付けされ深堀りされたバージョンも読みたい。