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紙の本
ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女 (集英社オレンジ文庫)
著者 仲村つばき (著),藤ヶ咲 (イラスト)
王族による共同統治の国イルバス。兄弟の対立を回避するため、辺境に引きこもっていた王女ベアトリスだが、周辺国の情勢が悪化し、政治的判断を迫られることに。彼女の手には賢帝と名...
ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女 (集英社オレンジ文庫)
ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女
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商品説明
王族による共同統治の国イルバス。兄弟の対立を回避するため、辺境に引きこもっていた王女ベアトリスだが、周辺国の情勢が悪化し、政治的判断を迫られることに。彼女の手には賢帝と名高い祖母から受け継いだ切り札が握られ…。【「TRC MARC」の商品解説】
国の命運を握るのは王女。激動のヒストリカルロマン!
王族による共同統治が行われる国イルバス。王女ベアトリスは王宮を離れ、北方の辺境リルベクで趣味の工業生産に明け暮れていた。
イルバスの統治者は現在、兄のアルバートとベアトリスの二人。二年後に弟サミュエルが成人し、三人統治体制となる。
尊大な兄アルバートと狡猾な弟サミュエルが常に対立し、間に挟まれたベアトリスは分裂を回避するためにあえて引きこもっていたのだ。
兄からの王宮出仕の要請をのらりくらりとかわし、側近のギャレットとともに時期を待つベアトリス。
だが周辺国の情勢が悪化し、ベアトリスはついに政治的決断を迫られる。
彼女の手には、賢帝と名高い祖母から受け継いだとある「切り札」が握られていた……。
【商品解説】
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電子書籍
読む順番に注意が必要?
2021/12/31 12:42
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uri - この投稿者のレビュー一覧を見る
私のように購入してから気づく方もいるかもしれないので、参考までに。
私は読んでいる途中で気がつきました。これ、何かの作品のスピンオフなんじゃ…?(前にもあったな、こんなこと)
調べてみたら、この「廃墟シリーズ」は出版社の事情からか著者の書いた本来の順番(物語の時系列順)と発行順が違うようです。
本来の順番はこうだったのでは…?
廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠
廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還
ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女
王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ
たぶん時系列に合わせて読んだほうが、内容もより深くわかるかと思います。登場人物のその後の人生を知ることができて、もっと面白くなるかと。「あの人たちの子孫がここで繋がった!」みたいなことも。
発行順に読んでしまった私はそのことにいまいち気づけず、感動半減で残念でした。なので星三つ。
でも、他の方の感想を読むとそこまで気にしてなさそうだから、あくまで一意見です。
ちなみに
廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠
廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還
の2冊は同じ主人公の物語。(「廃墟の片隅で春の詩を歌え」の上下巻)
個人的には、これが一番面白かった。か弱そうな主人公の成長っぷりがいいです。格好良かった。
そんな主人公の孫世代の話が以下に続いてきます。
ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女
王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ
参考までに。
電子書籍
ロマンスは弱めだけど、ヒストリカルとしては楽しめる
2021/08/21 03:22
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「廃墟」シリーズ2巻目。
前作の60年後、アデール夫妻没後の孫世代の話。
兄弟での継承争いを憂いたアデールが共同王政を布いたことで、兄弟間の王位継承争いはなくなったものの、
共同統治下での権力争いをするようになった状況下で、
軍部を仕切る兄と文官を味方につけている弟の緩衝材として互いの陣営から引き入れを狙われている中間子の女王ベアトリス。
彼女が兄弟双方を理解し、各々の主張を宥めながら自分の道を進む覚悟を決めて自らの王杖を手にするまで。
下手をすれば内乱必至の中でうまく舵取りをできて良かった。
確かに弟妹を愛するがゆえに自分の庇護下に入れて支配してしまおうとする兄王と、末っ子として押さえ込まれていたがゆえに自身を認めてもらいたい弟王子では器が違うよね、といわざるをえない。
ベアトリスとギャレットの関係性と葛藤は、兄弟間の権力闘争に主軸を置いたせいで淡白になってしまったのは残念だったかなぁ。
なんというか、ただの主従じゃなくて、最終的に夫をずっと共にいて育て上げたのだと思うと、二人を主軸にしたらなかなかのロマンスなんだけど、廃墟シリーズはイルバスの王権がメインだから仕方ないか。
前作と違ってキャラ紹介ページがないので(一巻完結だから?)表紙を飾っているベアトリス以外の絵がないのが残念。
悪役としてひっかき回したルークの内面も描かれることがなかったので、前作のようにせめて上下巻になっていればとも思う。
ニカヤの画家な彼の祖母はもしや……と匂わせたりするのは美味しい。