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こればかりでは……
2022/10/21 23:32
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
東大出たって、こればかりではないでしょうけど……。こういう東大卒っているんだな……と。そういえば、中学時、通っていた学習塾の塾長が、東大法学部卒の元、官僚サンでしたが……。何故か辞めて地元で学習塾を開業してらっしゃいましたね……
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東大に入ったもののこんなはずじゃなかった、東大に入ってしまったからこそ生きづらいというような事例に焦点を当てたルポ。自身もその類だといえそうな東大卒ライターが書いている。
この本の内容が東大卒にありふれた状況なのかはやや疑問だが、東大卒の人にもいろいろな人生があるということは感じられ、興味深かった。
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東大の人という固定概念で見るのではなく、色んな人がいるのだなと思いました。高学歴が全て社会人として優秀という訳ではないですね
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東大の内側(東大生の経験談)として書かれているので、なかなか興味深いのですが、言ってしまえばどこの大学(もしくは受験での進学先)でも言えることだと思います。それが、東大生という頭のいい人たちでも転落するんだ、という人々のコンプレックスに対する溜飲を下げるという無意識へのご褒美で成り立ってる本な気がします。
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東大を卒業した後の人生を追ったノンフィクション。
東大生皆んなにあてはまる話ではないし、東大に限らず似たような話はあると思うが、興味深い内容だった。
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とても読みやすく、興味深かった。東大卒の人、大変なんだな…。官僚の話が想像以上で、なんだかお気の毒。
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「勉強ができる」という、一見当たりのようで実は外れに近い才能の、使いどころを間違ってしまった人たちの悲劇、といったところか。
何がしかの運動部に入れる程度の能力があれば、学生時代ならモテ要素にプラスするだろう(少なくともマイナスにはならないだろう)。根性や上下関係という、企業的にはプラス評価される素養が身に付くし、人間関係という資産も手に入る(もちろん「体育会系の迷惑な先輩」という大外れのリスクはあるだろうが、よほど運が悪くなければ縁は切れると思う)。
そして何より、「過大な期待はされない」。
絵や音楽の才能、あるいは優れた容姿は、「それで食べていく」というハイリスクな選択をしなければ、人生を十分に楽しめるギフトになる。
さて、「勉強ができる」という才能。もちろん社会に出ても、複雑な問題を整理したり、因果関係を突き止めたり、要点をまとめるなどして能力が評価される場面はある。
しかし、すぐにそれ「だけ」では社会人の働きとしては不十分で(もちろん有利ではある)、自ら手を動かすにせよ人に働きかけるにせよ、仕事としての結果を出すのはまた別の力になるだろうということは、別に世間慣れしていなくても中高生あたりで薄々、気づきそうなものだとは思う。
そうであれば「勉強ができる才能」は、せいぜい就職時にゲタが履ける程度のギフトだと割り切り、身の丈にあった待遇を探すか、足りないものを身に付けるかが穏当な身の振り方だと思うのだが、なまじ「東大」という箔がついてしまったために、周りの過剰な期待に押しつぶされたり、東大に入って「から」の過酷な、しかもハンディキャップつきの競争に巻き込まれて擦り切れてしまうというのは、ずいぶんと可哀想な生き方ではないだろうか。
真面目で努力家で責任感がある、ちょっと不器用な優等生たち。彼ら彼女らが受験勉強程度の対価として一生安泰になるというのは甘い話だが、競争を降りて「贅沢とはいえないが安定した人生」か、国家を支える人材として「敬意を払われ、誇りの持てる人生」を選択できるくらいの世界にはなってもいいのではないか。
少なくともテレビでいじられるというのはいただけない。
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テレビでは、'東大王'とか'さんまの東大方程式'とか東大を冠した番組の企画が多い。そこでは、世間一般の東大に対するイメージを助長ないし揶揄する試みがみえる。そんな中、東大に在籍した著者が、自身の経験や、東大に入ったがために、それぞれの思いの中で歩んでいる人生の軌跡に、当人たちとの取材を通して光を当てている。東大といってもピンからキリまでいるが、金太郎飴的な理解に苦悩する人々がいる。幸せとは何かへの自問がある。他人との比較ではなく、過去の自分との比較、という言葉が救いになる気がする。
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親としては、我が子に絶対に死なれたくない。死にたくならないために、希望を失わずに生きていけるように、友達とか、音楽や絵とか、健康で生き生き生活出来るような自立の術を、学んでほしいなあ。
受験の勝者にならなくてもいいから!!
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「東大に入ったって、幸せになれるとは限らない」なんて言い方、
東大となんの関係のない人でも、ついたとえ話的に使ってしまいそうだけど、
東大卒の著者が、インタビューやデータに基づいて書いているので
説得力がある。
エッセイ風の軽い語り口なのに、ちゃんと裏付けがあるあたり、
文章として信頼できるし、これがさらっとできちゃうあたり、
やはり東大生!というか、頭が良いなぁという印象。
東大生に限らず、「自分にとって幸せとは何か」という、ちょっと
哲学的なことも考えさせられる一冊でした。
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東大卒業生のネガティブな側面を記した話。読者は東大卒業生が多いような気がするが、皆本書に書いてあるような仕打ちを一度や二度受けたことがあるのではないだろうか。
博士進学者の末路についての記述はかなり事実に近い。東大にいた人から見たら当たり前のことが書いてあるだけなのだが、社会に出ると意外とアカデミックキャリアについて皆知らない&説明してもなかなか分かってもらえない。アカデミックキャリアを目指すお子様がいる親御さんには、在籍大学を問わず一度は読んでいただきたいところである。
オープンワークの出身大学別年収ランキングが掲載されているが、東大卒の30歳時年収の平均が810万というのは高過ぎではないだろうか。もちろんそれ以上稼いでいる人がゴロゴロいるのが東大卒という集団だが、他の大学含めこちらの統計は直感的に実態と差があるような気がする。
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東大生と言うと受験生0.25%の超エリートでほとんど能力差が無くフラットな世界を想像してたけどこれ程までに格差があるとは正直驚き。
本の中で著者が東大生は論理的に文章を書く事を徹底的に訓練されており且つ元々長けている、みたいなことを言われていたけど非常に文章が巧みでく◯◯だから◯◯みたいな原因と結論が交互に展開されており一気に読んでしまった。
ここに挙げた東大生は極端な例も含んではいると思うけど現状を知れて参考になった。
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東大を卒業しても、順風満帆とは行かず、むしろ平均よりも苦しい人生を歩んでると「自分はそう思っている」筆者が、同じような思いを抱いている東大卒の人を集めて、ただひたすらクダを巻いているだけの書。
じゃあ、この人達が東大ではない別の大学を卒業していれば果たして身の丈にあった幸せな人生を歩んでいただろうかというと、そんなことは無いだろう。
「東大卒なのに仕事のできない人」という評価から「大卒で仕事のできない人」に評価が変わるだけだ。そして「ああ、もし東大さえ卒業していれば、俺の人生はもっと幸せだったに違いない」といったクダを巻いていたのではないか。
単に、自分の人生が上手くいかない原因を、これまで人生で大きなマインドシェアを占めていた東大というものに帰属させたいという、およそ東大生らしからぬ不合理なロジックと動機で作り上げた本である。
東大卒の人にも、そうでない人にも、何ら示唆も喜びも与えることのない駄本だ。
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話はやはり聞いてみないとわからないなあ。
昨今、以前からか?、東大王だとか高学歴だとかで人間を括って、ひとつの思い込みをマスコミが作って、見ている自分も特に深く考えもせず流してきたけど、皆ひとりひとりの人間なんだってことか。
それぞれの努力が報われる世の中になりますように。
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日本は学歴社会の国であるためどこの大学出身?ということに敏感である。しかしそれは仕方のないこと?日本で生活していくにはその覚悟もなければならない。しかし、それが優先になって負の方向へと進んでいくことも多々あるでしょう。何事もバランスというものが大切である。偏差値の高い大学出身、というだけでは誰も尊敬してくれない。当然、学力だけではなく教養も兼ね備えている人間でありたい。東大生卒業生は、その教養がしっかり身についている人が多いと思う。
大学へ入ることが目的ではなく、手段だとすると、その先の人生を決めるのも本人次第。東大卒業なんだから頭脳明晰で、何でもわかるのでしょ?と言われるのも分かるが、そんな周りの声はどうか気にしないでほしい。ただそうは言っても、東大生の強みは、その頭脳を使うことにあると考えるので、その力が発揮できる職業を選択して欲しい、と個人的には勝手に思ってしまう。
人の心には、誰にでも「妬み」「ひがみ」は存在するもので、能力のある人がその力を発揮しすぎると、妬む人が周りに出現する。それが会社の同僚・先輩・上司という仕事上の大切なパートナーであるとなかなか面倒である。本当の意味で能力ある人というのは、それらも上手にまとめて会社を引っ張っていくのであろう。