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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 125件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2020/09/17
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社新書
  • サイズ:18cm/375p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-721135-1
新書

紙の本

人新世の「資本論」 (集英社新書)

著者 斎藤 幸平 (著)

気候変動、コロナ禍…。人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。唯一の解決策は、潤沢な脱成長経済である−。晩期マルクスの思想をヒントに、危機の解決策と豊か...

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人新世の「資本論」 (集英社新書)

税込 1,122 10pt

人新世の「資本論」

税込 1,012 9pt

人新世の「資本論」

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商品説明

気候変動、コロナ禍…。人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。唯一の解決策は、潤沢な脱成長経済である−。晩期マルクスの思想をヒントに、危機の解決策と豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。【「TRC MARC」の商品解説】

【「新書大賞2021」受賞作!】
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。
気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。
それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。
いや、危機の解決策はある。
ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。
世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!
【各界が絶賛!】
■佐藤優氏(作家)
斎藤は、ピケティを超えた。これぞ、真の「21世紀の資本論」である。
■ヤマザキマリ氏(漫画家・文筆家)
経済力が振るう無慈悲な暴力に泣き寝入りをせず、未来を逞しく生きる知恵と力を養いたいのであれば、本書は間違いなく力強い支えとなる。
■白井聡氏(政治学者)
理論と実践の、この見事な結合に刮目せよ。
■坂本龍一氏(音楽家)
気候危機をとめ、生活を豊かにし、余暇を増やし、格差もなくなる、そんな社会が可能だとしたら?
■水野和夫氏(経済学者)
資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる。だが、資本主義を止めなければ、歴史が終わる。常識を破る、衝撃の名著だ。

【おもな内容】
はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!
第1章:気候変動と帝国的生活様式
気候変動が文明を危機に/フロンティアの消滅―市場と環境の二重の限界にぶつかる資本主義
第2章:気候ケインズ主義の限界
二酸化炭素排出と経済成長は切り離せない
第3章:資本主義システムでの脱成長を撃つ
なぜ資本主義では脱成長は不可能なのか
第4章:「人新世」のマルクス
地球を〈コモン〉として管理する/〈コモン〉を再建するためのコミュニズム/新解釈! 進歩史観を捨てた晩年のマルクス
第5章:加速主義という現実逃避
生産力至上主義が生んだ幻想/資本の「包摂」によって無力になる私たち
第6章:欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
貧しさの原因は資本主義
第7章:脱成長コミュニズムが世界を救う
コロナ禍も「人新世」の産物/脱成長コミュニズムとは何か
第8章 気候正義という「梃子」
グローバル・サウスから世界へ
おわりに――歴史を終わらせないために
【本の内容】

著者紹介

斎藤 幸平

略歴
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞。編著に『未来への大分岐』など。

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みんなのレビュー125件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

現実的でない部分はあるにしろ、理想論としては今の社会に必要

2020/10/25 18:51

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

マルクスの思想から、人新世における気候危機、格差社会、資本主義経済への根本的対処を考えるのが本書の営みである。
個人的には以前から、資本主義の仕組みは既に限界で、脱成長経済が必要であると考えている。そこで出会った本書の考え方は、大いに示唆を与えてくれたものの、あまり現実的ではなく、理想論に過ぎない部分がまだ多いように思えた。

富の考え方として、「私富」や「国富」に現れてこない「公富」=コモンズがあり、コモンズを軸にしたコミュニズムによって、希少性により価値を生み出す資本主義に対抗するというのは面白い。
コロナ禍での各国における危機に際しても、コモンズが豊かな方がレジリエンスは高まるだろう。

ただ、個人的に感じたのは、崇高な理念から始まったワーカーズ・コープ等の活動も、そのままでは資本主義に飲み込まれていってしまうのではないかという危惧である。
本書で出てくる、本当に必要な仕事であるエッセンシャル・ワークの例として、ケア労働が挙げられている。確かに、ケアワークは社会に必要な仕事であるし、その仕事自体に価値がある。だが、ケア労働に付帯する作業の一切合切がすべて不要なものとして切り捨てることができるのか、疑問が生じる。
確かに、経営者や管理職などで、不要な労働に付加価値を付けている例は枚挙にいとまがないだろう。しかし、人が集まり、組織ができてくると、組織として必要な管理業務が発生する。
組織を形成せずに、すべてのエッセンシャル・ワークを個々人が行うことを想定しているのだろうか。だとすれば、それは現実不可能な理想論になってくる。

本書に「石油メジャー、大銀行、そしてGAFAのようなデジタル・インフラの社会所有こそが必要」とある。確かに、デジタル・インフラもコモンズとして皆が使いたいときに平等に使うことができれば、それは理想的な社会だろう。
だが、そのデジタル・インフラの運用は誰が行うのだろうか。それもエッセンシャル・ワークとして社会に必要な仕事になるだろうが、それこそ一人の個人でできるような作業ではない。幾人もの人間たちがチームを組んで事に当たる必要がある。そうなれば、本書で切り捨てられているコンサルティングのような仕事も必要になってくる。

本書の最後の方にあるように、3.5%の人々が非暴力的な方法で、本気で立ち上がると、社会が変わるというのには、勇気付けられる。
しかし、具体的な行動を実践できる人が果たしてどれだけいるだろうか。

私のような、総論賛成、各論反対の個人たちをどう動かすか。
無限の経済成長という虚妄との決別、持続可能で公正な社会に向けた跳躍というのは、理想論としては素晴らしいが、どうやって実現していくか。どうやって人間たちに一歩を踏み出させるか。
ただ、理想がないと人間は動かないのも真理である。
現実的なところは今後の議論が必要にしろ、理想論としては非常によく、今の社会に必要な一冊。

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紙の本

コミュニズムへの転換

2021/03/07 07:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:NAGI - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界の富裕層トップ10%が二酸化炭素の半分を排出している。他方で、下から50%の人々は10%しか排出していないのに、気候変動の影響を彼らが受ける→富裕層は率先して排出量を減らすべき。日本は、ほとんどが20%に入っている。
グリーンウォッシュ
グリーンニューディールが目指すべきは、経済のスケールダウン。
マルクスは、150年前に、すでに、資本主義と持続可能性が両立しないことを主張していた。すでに、エコロジカルな視点で、コミュニズムの必要性を説いていた。
研究(学問)は、社会の発展(課題の解決策を生み出す)のためには必要なものだと思う。

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紙の本

人類への希望の光

2021/01/30 10:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

資本主義が継続する限り、地球は破滅に向かう。現代人は資本主義を止めることができない。ゆえに地球は破滅する。これは否定できない論法だと思う。
著者の主張は「脱成長コミュニズム」である。資本主義の超克。現代人が資本主義を止められない限り、資本主義の超克など夢物語であり著者の主張は非現実的と言われるかもしれないが、その認識は誤りだ。地球が破綻すれば当然、資本主義も破綻し終焉するのである。もしそこに生き残っている人類が存在するとすれば、彼らには希望がある。脱成長コミュニズムという思想を基礎とした社会の形成が可能だからである。著者はそのように、人類の生きる指針を示してくれたと思う。資本主義が破綻した焼け野原で、途方に暮れる必要はない。この本は、生き残る人類へ向けた希望の光である。

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電子書籍

脱成長コミュニズム

2020/12/06 08:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モンタワ - この投稿者のレビュー一覧を見る

マルクスを読んだことのない私が『はじめにーーSDGsは「大衆のアヘン」である!』でハートをつかまれ、一気に読んだ。暗澹たる未来に希望の光が差す一冊!

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紙の本

ゾンビ

2021/03/17 23:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

マルクス・レーニン主義とは「聖なる」経典と化した教祖達や「間違いを犯さない」事になっている指導者の著書から片言隻句を引用して、強引に「実践」の「証明」としていたが、ちょうどラビが聖書の聖句、タルムードやユダヤ教の学者の著書から金言を引用している姿に似ている。いわばこじつけの訓詁学「理論」だ。
 何でも著者は新しいマルクス・エンゲルス全集の編纂に関わっているとの事だが、今までは「著作集」だが、今度は公刊されていなかった草稿や手紙まで収録するという。そこから「新しいマルクス主義」を提案しているようだが、何か北朝鮮で三代が語る言葉にはメモを取る党幹部の姿を連想させる。もし、マルクスには彼が認知しなかった息子の母親である女中のヘレーネ・デムートに宛てたラブレターがあれば、それも収録しそうだ。
 色々とマルクスは「研究」をしているようだが、有り体に言えば、大英図書館で誰かが書いた著書や研究書を読書したノートをもっともらしく書いているとしか思えない。
 確かに著者はボリシェヴィズムには批判はしている。しかし、仮にマルクス主義の「未来」があり、「再生」する機会があるとすれば、何故、ボリシェヴィキ国家のような独裁体制がマルクス主義の名において成立したのか、等閑視しているように見える。でないと、「新しいマルクス主義」から再びレーニンが現れ、スターリンが現れない保証はどこにもない。ヒトラーの思想の「復活」とどこが違うのだろうか。

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2021/01/14 10:56

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2020/11/23 07:08

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2021/02/07 17:46

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2021/03/02 01:12

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2021/03/27 16:20

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2020/12/17 15:07

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