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近代の虚妄 現代文明論序説
著者 佐伯啓思 (著)
「ポピュリズム」「ニヒリズム」に象徴される近代の危機を乗り越えられる思想はあるのか? 「グローバリズム」と対峙するアフターコロナの価値観とは? 西洋近代の限界と日本思想の...
近代の虚妄 現代文明論序説
近代の虚妄
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商品説明
「ポピュリズム」「ニヒリズム」に象徴される近代の危機を乗り越えられる思想はあるのか? 「グローバリズム」と対峙するアフターコロナの価値観とは? 西洋近代の限界と日本思想の可能性を探り、現代文明のあり方を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
「ポピュリズム」「ニヒリズム」に象徴される近代の危機を乗り越えられる思想はあるのか。
「グローバリズム」と対峙するアフターコロナの価値観とはなにか。
西洋近代の限界を縦横無尽に論じ、日本思想の可能性を探る。
「当代随一の思想家」による「近代論」の集大成であり、「知の巨人」が新境地を開拓する主著。
トランプに象徴されるポピュリズム現象。
しかしこれは今に始まったことではない。すでに1930年代のナチス台頭から始まっていたことだ。
その原動力となったのは「ニヒリズム」。何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度である。
これが後にユダヤ人大虐殺の「ホロコースト」につながっていった。
現在、先進各国を覆い尽くしているのも、こうした「近代の病」であるニヒリズムである。
近代のこのような虚妄≒ニヒリズムを乗り越えることは可能なのか。
その可能性として日本思想、とりわけ西田幾多郎「無の思想」などに象徴される京都学派に再び光を当てつつ、西洋近代思想と比較分析。
その現代的価値を問い直す。
【商品解説】
目次
- 序論 新型コロナウイルスと現代文明
- 1章 フェイクの時代の民主主義
- 2章 「歴史の終わり」と「歴史の危機」
- 3章 「西洋の没落」に始まる現代
- 4章 ハイデガーの問いと西洋文化の帰結
著者紹介
佐伯啓思
- 略歴
- 〈佐伯啓思〉1949年奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。京都大学名誉教授、同大学こころの未来研究センター特任教授。「現代日本のリベラリズム」で読売論壇賞受賞。
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稀代の思想家、佐伯啓思氏による、現代文明に関するするどい見方が書かれた本
2023/01/24 22:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デーモン - この投稿者のレビュー一覧を見る
稀代の思想家、佐伯啓思氏による、現代文明論序説と呼ぶにふさわしい本だと思います。ヨーロッパの没落の背景、科学技術に翻弄される現代社会、アメリカ経済学を原因とする行き過ぎた資本主義の問題点が、丁寧に考察され、最後に、日本の思想に活路を求めて、筆を置いています。大変、難解ですが、読みがいのある、名著だと思います。