- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/15
- 出版社: 双葉社
- サイズ:20cm/346p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-575-24325-3
読割 50
紙の本
犬がいた季節
著者 伊吹有喜 (著)
ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは−。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描く。『...
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商品説明
ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは−。昭和から平成、そして令和へ。いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描く。『小説推理』掲載を改題し加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。【商品解説】
収録作品一覧
めぐる潮の音 | 5−89 | |
---|---|---|
セナと走った日 | 91−147 | |
明日の行方 | 149−188 |
著者紹介
伊吹有喜
- 略歴
- 〈伊吹有喜〉1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。「風待ちのひと」でポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「四十九日のレシピ」「ミッドナイト・バス」など。
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紙の本
読みなよ!
2021/02/26 05:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
思わず伝えたくなる、君もこの本の中で18歳の高校生になってみなよ!
本気で楽しい
本気で悲しい
辛い、熱い、不安だ、希望だ。
あの頃に感じた季節が蘇っていい時間だった。
他のレビューに伊吹さんの高校の実話と書かれていますが、そうだったらうらやましい。
鈴鹿山脈、伊勢湾、知多半島など心に残る永遠に変わらない風景だと伝わってくる。
人にはいつまでも忘れない風景があるよね。
そんな風景を思い出すたびに、懐かしさや、楽しかったことや、恥ずかしかったことなどを思い出して心が穏やかになる。
「コーシロー」は皆んなの心を永遠にする存在だったんだね。
紙の本
懐かしくいじらしい時代
2021/02/18 03:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三重の進学校に迷い込んだ仔犬が、三つの元号を跨ぎ瑞々しい記憶を繋いでいくかけがえのない青春の道草物語。短く貴い高三の僅かな回り道の瞬間にスポットを当てた連作短編集。甘酸っぱく切ない恋愛、見通しが利かない進路、近すぎて遠い身内、漠然と不安を掻き立てる描写が鮮やかで眩い。いつの時代も寄り添う優しい傍観犬コーシローの愛らしさと、知らない時代の追体験に心踊る温かな世界
紙の本
面白かったです
2021/11/19 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校で飼われている白犬コーシローがこの物語の主人公です。時は昭和の終わり、やってきては過ぎ去ってゆく高校生たちの青春をコーシローの成長とともに描かれた物語です。物語自体も非常に青臭くも感動的なのですが、そこに犬が絡むとさらに抒情的になるのがちょっとずるいです。
紙の本
地方出身か否か
2021/09/21 11:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
例えば大学進学で東京に出てくる学生と、
都内近郊の大学に実家から通える学生って、明らかに違うんだなあ。
意識が全然ちがうもんね。
初読の作家さんでしたが、他のも読んでみたくなりました。
紙の本
犬
2021/03/04 17:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校で犬を飼うという展開に無理はあると思いますが、犬を通して高校生活を眺めるという設定は面白いと思いました。こういうお話を読むと、自分の高校生活が情けなくなります。
紙の本
期待したほどではなかった。
2021/03/02 20:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は前評判がとても高くて、チラシや本のカバーにまで、読んだ人の賛辞が送られていたので、どれほど素晴らしい本だろうかとワクワクして読み始めたのだが、期待したほどではなかった。(それだけ、以前読んだ本が素晴らしい作品だったのかもしれないが。)
どうも人物造形とか、会話のやりとりとかがとても作為的に思えて、リアリティを感じることができなかった。(特に第1~3話あたり。)
がまんして読み進めて第4話からようやく少し面白くなったかなと思ったが。
その当時流行した歌や小物なども登場するが、それもさりげなくではなくて何だかわざとらしい気がした。もっとも、ああ、そういうのあったねと昔を懐かしみたい人にはそれもいいのかもしれないが。
登場人物の親族間のギスギスした会話も、読んでいてつらかった。
文体もあまり魅力的でなく、それほどうまい語り手とは言えないと思った。
ある学校を中心に、青春の迷いや、その後の姿を描こうとしたというのはわかるし、結末はすっきりしていたのでそれは良かったが。
本屋大賞に推したい書店員が多いそうだが、それほどのものだろうか。私にはよくわからなかった。(あくまで個人の感想です。)
電子書籍
学校で
2021/07/25 06:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬を飼っている?保護犬を?それも、卒業後、何年もして、母校を訪問したら、まだいた!なんてのはーここからして、作り話だなぁ、リアリティ無いなぁと……、しかしお話は、短編形式で読みやすかったです。