電子書籍
20年先を考える大切さ
2021/05/07 17:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AR - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年先をどう読むか。一通り解説した後で書かれた最後の知的てんでんこ(著者はそう書いていないが私の解釈)が妙に納得。
紙の本
予測されている未来は暗いが、明るい気持ちで読める一冊。不思議だ。
2022/02/21 15:46
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
この先の20年も、ぼんやり生きてはいけないなぁ...が、読後感。著者は、様々なデータや、これまでの科学技術の発展の歴史と今などを屈指しつつ、未来を予測するが、日本の未来も、地球の未来も明るくはない。生きるリスク満載である。
しかし、そのリスク回避のひとつとして、著者は科学技術の発展という手段を用意する。
(...というか、それしかないのだが、その記述はとにかく面白い。)
この先の変化を自分なりに学び、予測し、供えて、暮らすことと、怖がって情報を避けて暮らすことでは、人生に雲泥の差が出てくるだろう。その意味で、一読の価値ある一冊。
電子書籍
マンションを買うことのリスク
2021/11/19 01:34
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投稿者:sklhfstyi - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的に老後のために不動産を買うと安心と思われているが、買い手がつかないとババ抜きゲームになったり、一軒家なら最悪、自分の意思で修繕、建て替えできるが集合住宅はそうもいかない。むしろマンションを買う方がリスキーではないか?上記のような様々な知見が得られる。知りませんでしたで損しても誰も助けてくれない。将来困らない為に読んでおくと良い本。
紙の本
20年後は何歳ですか
2021/08/12 15:48
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの日本に明るい未来が待っていると思う人は、ほとんどいないと思いますが、これほど暗い話ばかりとは思いませんでした。それでも、人は生きていかなくてはならないのだから、適応していける力を身につけていくことが大切なようです。
紙の本
2040
2021/06/16 11:42
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投稿者:S - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても読みやすい
書かれていることが全て現実に起こるとは思えないが、未来のヒントが隠されているので、人によっては大きなヒントが得られるかも。
紙の本
日本の暗い未来の見通しの中での希望の光はある
2021/06/06 11:00
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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実を正しく見据えた上で、より良い方法を選ぶ
・RFID
・レーザー ライダー
・空飛ぶ車
・全固体電池
・代替肉
が有望そう
紙の本
すこし未来を考える
2021/02/24 07:42
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
040年の未来予測によれば、暗い話ばかりである。すべての問題の根源には、高齢者が増えることにある。労働人口の減少がエッセンシャルワークの人手不足につながる。新しいテクノロジーが、その解決の一助となる。新しいテクノロジーが登場したとき、人はその普及に判定するだろう。しかし、現在の知識を使って未来の方向を推測する力は、新しいテクノロジーを利用して、どんな不測の事態が起きても対応できる力をつけるだろう。暗い未来予測に明かりを灯したい。
紙の本
興味深い
2021/05/03 11:38
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年後の未来の世界の状況が、興味深く読むことができました。予測の難しさとともに、楽しさも感じることができました。
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あと20年後のテクノロジーの進化予測をみてワクワクした。
5Gで2時間映画のダウンロードが5分から30秒に。
RFIDで物がどこにあるか瞬時にわかるようになる。
ほぼ全ての家電がインターネットにつながり、完全自動運転の車も実用化している。空飛ぶ車も技術的には可能だが、法規制やコストの問題がある。
コンビニ、スーパーは完全無人化し、無人店舗のメリットによる万引き防止になる。
中国では監視カメラ、個人データによりスコアで評価する「社会運用システム」が実用化する。
地方が過疎化して医師不足でも、オンライン診療で病院行かずに診療できるようになる。
ネクストエネルギーは核融合。
日本の高齢化、自然災害、世界の食料事情については不安しかない。
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2040年の未来予測
著作者:成毛眞
発行者:日経BP社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
知っている人だけが悲劇を避けられる。
あなたの20年後に関係ある事を網羅しました。
年金/社会保障/医療費/ベーシックウインカム/資産形成/MMT/5G/空飛車/監視カメラ/ゲノム編集技術/核融合/南海トラフ/温暖化/首都直下型地震。
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p44 ユニクロ レジ RFID
RFID 2019年 190億枚 ファーストリテイリングが1割弱
p58 LiDAR light detection and ranging
レーザーの反射で距離を測定
iphone 12 pro のカメラ 人物と背景の境界が明瞭
p63 2040 3人に一人が老人
p79 わかりやすい症例や典型的な経過をたどる患者については、最新のデータに基づき、AIが素早くかつ見逃しなく診断してくれるはずだ
p99 V2G ビークル to グリッドが大化けする可能性 電池は日本のお家芸
全固体電池は日本企業の競争力が高井 特許の半分はトヨタ自動車を筆頭に日本勢
p104 風力発電 日本は遠浅の海が少ないので浮体式
欧州の着床式より割高
p106 ネクストエネルギーは核融合
p120 新聞販売店 物流拠点としてのメリットが少なくない
SBSグループ 読売新聞の一部の専売店にネット通販事業者から集荷した荷物の委託を始めた
p141 預貯金が2000万程度あれば、月々5.5万程度の赤字がでても30年程度は無職でいけると指摘しているにすぎない
p156 税金は財務省国税庁 社会保険料年金は厚生労働省、日本年金機構 2系統あり 未納を発見しづらい
p170 2040年 地方消滅は決して可能性でなく、現実問題
p176 退職金制度を設けなくても違法でない
p193 日本の地価は50年後に下落している可能性は高いが、2030年には上がっているかも
p198 国が発展すると肉を食べる
ビヨンドミート 代替肉
p205 肉は飼料に膨大な環境負荷がかかるが、魚類はそこまででない
p207 あらゆる食品の品種改良は、この変異を人為的に長期間に行っているものだ。ゲノム編集は、同じことを短期間で起こしているに過ぎない
p242 利根川水系の決壊を防いだ治水施設が地下神殿と呼ばれる首都圏外郭放水路
p246 1600年まで利根川は東京湾に流れ込んでいた。江戸幕府を開いた徳川家康が、東京湾に流れ出ていた利根川の流れを、江戸を水害から守り、水田を開発するために現在の千葉県、銚子沖に移した
p268 今、これを読んでいるあなたは、国を忘れて、これからの時代をどうやって生き残るのかを考えるべきだ。どうすれば幸せな人生を送れるかに全エネルギーを注ぐのをおすすめする
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【はじめに】
元日本マイクロソフト社長であり、読書サイトHONZ主宰者である成毛さんの未来予測。
スマートフォンが世の中に出たときの反応を引いて、「新しいテクノとじーが出たとき、世の大多数は否定的である。それを大衆という。世界を変える可能性に気づく人間は少ない」という、そして続けて「新しいテクノロジーは、ありがたみがわかったときにはすでに陳腐化している」とも。
「これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もあるだろう。あなたが、未来にどのような可能性とリスクがあるかを知りたければ、本書を参考にしてほしい」というので、よくよく読んでみた。
もし確実に言えることがあるとすれば、次のことだ。「これまでの10年よりこれからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう」 ―― 技術進歩の指数関数的加速とそれが数多くの領域で発生することによる影響だ。ここ最近、人類は以前の10年よりも今後の10年の方が大きな変化がある時代に生きてきた。そして、その傾向がますます加速しているとなると、次の10年に何が起きるかについて、適切にベットしておかなくてはならないだろう。
【概要】
本書は4つのChapterに分かれている。それぞれにテーマが設定されているので、何が書かれているのかをまとめるには順に追ってみるのがよいだろう。
Chapter#01: テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
章題の通り、今後の20年間で期待できる技術革新とその影響をまとめたものになっている。未来予測であれば基本中の基本だ。進化する技術は、通信(5G、6G)、AR/VRIoT(スマートデバイス)、自動車、無人店舗化、医療技術、エネルギー、メディア、が取り上げられる。『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』でも繰り返し強調されていたように、これらが同時多発的に互いを加速させるように進化し、組み合わさることで大きな変化が起きるのである。特にそのときに鍵になるのは、センサーやカメラによって捉えられる個人情報についてどのように考えるのか、だろう。
また、エネルギーのグリーン化シフトは大きな流れになる。また、自然エネルギーの蓄積、自動運転などに必要となる電池技術の進化も大きなブレイクスルーが期待される。全個体電池の名前を具体的に挙げているが、この技術は必要とされていることが明らかなだけに20年のスパンにおいては必ず何らかの形での実現が期待される。また、核融合にも期待を持っているが、これは元上司のビル・ゲイツがその技術に興味を持って投資をしていることにも影響されているのかもしれない。
TVはまだ大丈夫だが(といってもラジオと同じ経緯を辿るとは言っているが)新聞はまずく、配達網を何とか活用しないといけないと指摘している。
Chapter#02: あなたの不幸に直結する未来の経済 ―― 年金、税金、医療費
もちろんこれから20年後の日本はますます高齢化社会になっていることは間違いない。年金や医療は大きな問題になっていることだろう。地方経済は縮小し、地方銀行の経営は非常に厳しくなる。社会システムや政治含めて色々と問題が指摘される。しかし、テクノロジーが医療費削減や健康寿命の向上による年金受給年齢引き上げを可能とし、問題を解決することになるかもしれない。逆に言うとそれがないとこれらの解決は望めない。
医療・介護・年金などの社会保障システムは、2019年の124兆円から2030年には190兆円にこのままだと拡張するだろうと言われている。すでにGDP比での政府債務残高は世界の中でも大きくIMF調査国の中の最下位の237%にも達しているというので、かなり厳しいと言わざるをえない。その中での高齢化なのである。
この状況で、医療の進化はその社会のニーズともっと言えば個々人のニーズが激しく高いがゆえに驚くべき進化を遂げる可能性がある。ここでも紹介されているように、まずは診断技術がAIによって大きく進化する。また再生医療や人工臓器、がん治療やアルツハイマー治療の各段の発展により健康長寿が実現されることが期待される。
いずれにせよ、個人の観点からはきちんと自衛して、老後を迎えるに当たって2,000万円必要となるかもしれない、という話が出てけしからんというような話にして思考停止しないようにするべきなのである。一方で、社会システム的観点からはしっかりとした対応が必要であり、また、そこにビジネス機会もあるのかもしれない。
Chapter#03: 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
マンションなど資産としての住宅、遺伝子編集食物、教育、シェアリングなどの未来が語られる。
単純にマンションの価格は下がっていくという。何より家が必要だと思うサラリーマンが減っていき、それは何より土地やマンションの価値定価につながっていくのである。また、日本においては大学教育の価値は下がっていく。大学進学率はすでに先進国では低い方で、また博士課程を経た人に対する評価が低すぎるのである。教育がその国の成長に大きな要素になることを考えるとかなり由々しきことだが、これもまた個人の観点ではきちんと状況を把握することで対応可能なのである。
Chapeter#04: 天災は必ず起こる
成毛さんのような方も温暖化の危機が前提として話を進めるようになり、温暖化問題はかなり世界的コンセンサスになったと感じる。東京域においては、自分が住む水域がどういう土地であるのかは知っておいた方がよいとアドバイスする。
難解トラフ地震、富士山噴火に備えよ、ということに触れているが、こういう指摘は、技術進化の将来社会、もしくは高齢化などの社会課題を語る本には珍しい気がする。確かに地震への備えはしゃれでは済まないので、よくよく考えないといけない。
【所感】
最後に成毛さんは、「国を忘れよ」とアドバイスする。つまり日本という国に頼るな、ということだ。この本に通底するトーンのひとつが、日本という国が地盤沈下をしており、そこに依存することが個人にとってはリスクになっているという認識だ。個人と社会システムの観点で課題解決の方針が大きく異なるということはここまででも大きく感じてきたことだが、成毛さんは個人として考え、行動せよ、と言うのだ。そして、「あなたの力で国を変えよう」などとは思うべきではないともいう。国を離れて個人として考えることができるようになったのは、ここまでのインターネットを主とした技術革新の結果であり、国境の意味が薄くなるのは今後もおそ��くは避けようもないことだろう。個人主義と非難されることはあるかもしれないが、自信をもって個人主義たれというのが、この本と成毛さんが主張することなのかもしれない。そのための武器がまずは情報とそこから生まれる判断力なのである。
2040年に向けて、悲観的でもなく、かといって楽観的でもない(少なくとも全員に対して楽観的では決してない)、それよりも個人としてよく考えなさいというものであった。いかにここに書かれていることを自分事化できるのかが問われていることなのかもしれない。
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なお、本書が中田敦彦のYouTube大学でも紹介されている。
https://www.youtube.com/watch?v=QHPVNOui6Fs
https://www.youtube.com/watch?v=IKsZJc6ckts
よくまとまっていると成毛さんも太鼓判付きです。
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『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』(ピーター・ディアマンディス)のレビュー
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4910063137
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図書館で 2040年に向けてテクノロジ、経済、食・住・生活、天災 に関しての過去・現在・未来を展望した本
通信 デジタル エネルギー メディア
年金 税金 医療費 保険 貯金 投資
食料 住居 教育
地震 噴火 洪水 水
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未来予想系の本を何冊か読もうと思っていて、
ちょうどよいタイミングで成毛さんの書籍が出たので、
読んでみました。
そんなに一つひとつのトピックは深くない印象ですが、
幅広にまとまっています。
こういった本って、主にテクノロジーの進化などにページが割かれている印象ですが、
年金や医療制度、気候変動、災害などにも言及されており、
それはそれで勉強になります。
色々お先真っ暗間のある世の中ですが、
変化に対応するためには、
起こりそうな未来をある程度想定しておくことは
とても大事なのかと思いました。
そういった意味では、あまねく多くの人にとって価値のある本だと思います。
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2030を読んだから2040はどうしようかな?と思いつつ読んでみました。
2030に比べて金融系など、国内の話がわかりやすい。
そして、最終章の「天災は必ず起こる」は、起こるんだろうなと思えるだけにやはり怖い。でも、怖がってるだけじゃ駄目だよね…と。