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ぼくは幽霊作家です (韓国文学セレクション)
【大山文学賞】現代韓国を代表する作家が、自らを物語ることばを持てなかった者たちの、語りえない声に耳を澄まして書き上げた短篇集。王朝末期の朝鮮に赴くアメリカ人、伊藤博文を暗...
ぼくは幽霊作家です (韓国文学セレクション)
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商品説明
【大山文学賞】現代韓国を代表する作家が、自らを物語ることばを持てなかった者たちの、語りえない声に耳を澄まして書き上げた短篇集。王朝末期の朝鮮に赴くアメリカ人、伊藤博文を暗殺した安重根などをモチーフにした全9編の短編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
語りえない声、人の生を見つめた九つの短篇集。
ことばでは言えない生のために——。
「世の中の出来事は過ぎ去ってしまうと口を閉じる。
過去とは、犯人が現場に自分に有利な証拠だけを残して逃走してしまうのと似ている。」
現代韓国を代表する作家キム・ヨンスが、自らを物語ることばを持てなかった者たちの語りえない声に耳を澄まして書き上げた短篇集。
九本の短篇からなる本作には、王朝末期の朝鮮に赴くアメリカ人、伊藤博文を暗殺した安重根、一九三〇年代の京城(ソウル)、朝鮮戦争に従軍した中国人民志願軍兵士、そして現代のソウルに生きる男女などがモチーフとして登場する。
時代と空間はめまぐるしく変遷するが、作家はあくまで個人の内面に焦点を当て、「幽霊作家(ゴーストライター)」として一人称の語りに徹して物語る。
キム・ヨンスの作品は、歴史に埋もれている人間を描くことで歴史に挑もうとする。つまり、小説によって画一的な〈歴史〉を解体し、〈史実〉を再構築しようとする野心に満ち、歴史書と小説のどちらがより真実に近づけるのかを洞察する壮大な実験の場としてある。【商品解説】
目次
- 簡単には終わらないであろう、冗談
- あれは鳥だったのかな、ネズミ
- 不能説(ブーヌンシュオ)
- 偽りの心の歴史
- さらにもうひと月、雪山を越えたら
- 南原古詞に関する三つの物語と、ひとつの注釈
- 伊藤博文を、撃てない
- 恋愛であることに気づくなり
- こうして真昼の中に立っている
収録作品一覧
簡単には終わらないであろう、冗談 | 7−26 | |
---|---|---|
あれは鳥だったのかな、ネズミ | 27−49 | |
不能説 | 51−71 |
著者紹介
キム ヨンス
- 略歴
- 〈キムヨンス〉1970年慶尚北道金泉生まれ。成均館大学英文科卒業。詩人。エッセイスト、翻訳者としても活動。「ぼくは幽霊作家です」で大山文学賞を受賞。
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