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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2020/10/14
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:19cm/331p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-521309-4

紙の本

揺籠のアディポクル

著者 市川憂人 (著)

ウイルスすら出入り不能の無菌病棟〈クレイドル〉。ある大嵐の日、病棟は外界から隔絶されてしまう。2人きりの病室で、タケルと半人形のような少女コノハは不安と焦燥を胸に眠りに就...

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揺籠のアディポクル

税込 1,870 17pt

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商品説明

ウイルスすら出入り不能の無菌病棟〈クレイドル〉。ある大嵐の日、病棟は外界から隔絶されてしまう。2人きりの病室で、タケルと半人形のような少女コノハは不安と焦燥を胸に眠りに就く。そして翌日、コノハは死んでいた−。【「TRC MARC」の商品解説】

孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。

ウイルスすら出入り不能の密室でーー
彼女を誰が殺した?

☆☆☆

『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ

☆☆☆

半人形――それがコノハの最初の印象だ。
隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。
医師の柳や看護師の若林とともに、病原体に弱い二人を守るはずだった無菌病棟、通称《クレイドル》。
しかし、ある大嵐の日、《クレイドル》は貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を胸に、二人は眠りに就き、
――そして翌日、コノハはメスを胸に突き立てられ、死んでいた。

外気にすら触れられない彼女を、誰が殺した?
【商品解説】

著者紹介

市川憂人

略歴
〈市川憂人〉1976年神奈川県生まれ。東京大学卒。「ジェリーフィッシュは凍らない」で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「神とさざなみの密室」など。

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みんなのレビュー40件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

市川憂人の最高傑作では

2020/10/22 08:52

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かき - この投稿者のレビュー一覧を見る

単なるミステリーに収まっていません。儚くて切ないラブストーリーにも思えます。
コロナ禍の今だからこそ感じる、何ともいえない読後感。
感想を書こうにもネタバレしそうで詳しく書けないのがもどかしいですが、散りばめられたヒントが全て繋がり真実が明らかになったときの驚きといったら…。
あくまで小説の中の話なのに、登場人物たちのことを思うと、切なさでいっぱいです。

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紙の本

とにかく話の展開がうまい!

2023/10/31 08:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

外界と遮断された2人きりの無菌病棟で起こる殺人事件。免疫不全の身ながら、危険を承知で無菌病棟を出て犯人を追う主人公の目線で、無菌病棟に隠された真実が少しずつ浮き彫りになる。いかにも怪しげな伏線(というか、絶妙な采配で少しずつ明らかになる真実)を回収しつつ迎える結末は、大きなカタルシスを感じずにはいられません。「こうしたミステリーもありだな」と思わせる力作です。おすすめ。

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2021/02/21 18:33

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2020/10/17 22:48

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2021/02/22 17:58

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