- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/14
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/326p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391275-2
紙の本
闇の脳科学 「完全な人間」をつくる
著者 ローンフランク (著),仲野徹 (解説),赤根洋子 (訳)
脳深部刺激療法を考案し、さまざまな疾患や症状の治療を試みたアメリカの精神科医ヒース。人類のタブーに挑戦して葬り去られた天才科学者の記録とともに、国防高等研究計画局も参戦す...
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商品説明
脳深部刺激療法を考案し、さまざまな疾患や症状の治療を試みたアメリカの精神科医ヒース。人類のタブーに挑戦して葬り去られた天才科学者の記録とともに、国防高等研究計画局も参戦する米医学界の最前線を伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
「人間とは何か? 精神を操るとはどういうことか? ミステリーのような科学ノンフィクション。読まねば損な一冊だ」 仲野徹氏(大阪大学大学院医学系研究科教授・HONZ書評家)絶賛!
「脳に電気ショックを与えて、『完璧な人間』へとつくり変える」
現在の米脳科学界における一大トレンドであり、DARPA(米国防高等研究計画局)も莫大な予算のもと参戦する「脳深部刺激療法」。「サイコパス」「依存症」「うつ病」「てんかん」「パーキンソン病」、そして「小児性愛」「性犯罪者」さえも矯正可能であるという夢のような治療法だ。軍事転用すれば、冷酷な兵士を人工的に生み出せる。
しかし、闇に葬り去ったはずの禁断の治療法がふたたび甦ってしまった、と戦慄する人も多い。というのも1950〜60年代、マッドサイエンティスト疑惑のある天才脳神経外科医が、倫理観の希薄な南部(ニューオリンズ)の大学で、思う存分に人体実験を敢行していたからだ。患者の頭蓋骨に穴を空け、電極を差し込むことによって。しかも彼は、人類の進歩に貢献する英雄として、もてはやされていたのだという。
恐るべきことに彼は、同性愛者を異性愛者へつくり変えることに成功。暴力行為が一瞬で消えた患者、上限のない幸福感に満たされる患者、メンタル疾患が消えた患者なども。過激化する人体実験。その一方で、手術失敗で発生した廃人たちを隠し切れなくなりーー。人間の本質=「脳」という臓器に変更を加えることは許されるのか?【商品解説】
著者紹介
ローンフランク
- 略歴
- 〈ローン・フランク〉デンマークを代表するサイエンス・ジャーナリスト。神経生物学の博士号を持つ。学術雑誌等に寄稿するかたわら、コメンテーターや制作者としてテレビ、ラジオ等で活躍。
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脳に電極
2023/03/21 02:46
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚治虫のアニメか、漫画でみたような……そういうSFの世界かと思ってましたが、現実にあり得るのですね。驚きました。それも、現実に治療として用いることが可能だとは。こうなると、あらゆる病気の治療になるかも