てくてく地獄さんぽガイド

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地獄観光ガイドブック。とでもいうのだろうか？
めちゃくちゃ軽いノリで、さらっと残酷なことが書かれていて「お、おお。。。」と思う。
「罪人さんいらっしゃーい♫」と、あたかも某テレビ番組の司会者のように明るく招いてくれる獄卒のイラストもあり、「お、おお。。。」と思う。

いろいろな地獄を事細かく紹介してくれているが、自分が知っていた地獄とかなりの違いに「へぇー。。。」と思う。
あ、紹介されていた「熊野勧進十界曼陀羅」は、観たことがあったー。
京都の特別公開で観た時、感激したなー。。
しかも、あの世の出口のお寺で観たし。。（笑）

各地獄へ送られる罪人の種類を見ると、人類皆様、全員が地獄行きなんじゃないの？って思ってしまう。
自分は女性＆子供がいないのでそれだけで地獄行き。。
男女不平等だわ〜。。と思うが、「嘘をついたことがある」人も地獄行きだから、ほら、人類皆様地獄行きでしょ？（笑）

COVID19が収まったら、とりあえず地球上の地獄である「別府地獄めぐり」に自分は行きたい！（違）

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おもしろい、わかりやすい。
サブタイトルが　今こそ行こうよ、地獄　(笑)
八大地獄の他にも、細かく色んな罪で地獄に落ちてしまうらしく、天国に行ける人はごく少数らしい。

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地獄の果てまで行ってみよう！
・仏教の地獄へようこそ！八大地獄ガイド
・室町時代以降にできた「新しい地獄」中近世の新設地獄ガイド
地獄圏内MAP
地獄絵ミュージアム、地獄のスタッフ紹介、特集にコラム等、
地獄尽くしでカラー画像多数の盛り沢山！
本書で紹介の地獄：さくいん、参考文献、写真提供者一覧有り。
地獄を旅するガイドブックというか～閻魔王や脱衣婆、獄卒が
現地のスタッフで、お得な地獄のクーポンや旅の想い出の
ページまであるという、おちゃらけぶり。
でも、中身はきちんとした地獄の紹介の本でした。
実に詳細に紹介していまして、中国からもたらせたのち、
日本独自に変化した、或いは新しく加えられた地獄と理由、
八大地獄や各周辺の小地獄についてと、情報満載。
『鬼滅の刃』の無惨さまが堕とされた阿鼻地獄も載ってます。
中近世からの新設地獄は、現代ではかなり不条理。
更に、別府温泉などのこの世の地獄めぐりや、各地の地獄絵、
閻魔像の紹介もあり、あの世もこの世も地獄尽くし。
地獄に堕ちたヒトの特集が面白かったなぁ。
紫式部は「嘘の物語」を生み出したという罪で、
地獄に堕ちたと･･･では作家のほとんどが堕とされるのかしらん。