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商品説明
栄華を極めた平家で、棟梁に次ぐ存在だった頼盛は、壇ノ浦の後も生き延びた。その数奇な生涯とは…。歴史の急変期における英雄の生き様と、たえまない無常の流れを記した書下ろし歴史小説。【「TRC MARC」の商品解説】
田中芳樹氏絶賛!
「若木未生の新境地。源平合戦に新たな光をあてる画期的な作品だ」
栄華を極めた平家で、棟梁に次ぐ存在だった頼盛は、争乱末期、鎌倉にいた。
壇ノ浦の後も生き延びたその数奇な生涯とは。
不世出の成功者を新たな視線から描く
寿永2年(1183)、木曾義仲により、京都六波羅を追われ西へと落ちた平家一門。同年冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。正妻の子として、一時は清盛に代わる平家の棟梁と期待された頼盛は、なぜ一門を離れたのか。偉大な兄をひとえに支え続け、決して野心を表にすることのなかった頼盛と、兄があえて殺さず流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶ因縁とは? 後白河院、白拍子、仮面の童子蜻蛉……異能のものが、平氏の世の終わりに演じた役割は? 歴史の急変期における英雄の生き様と、たえまない無常の流れを記す幻想の歴史小説。【商品解説】
著者紹介
若木 未生
- 略歴
- 〈若木未生〉1968年生まれ。早稲田大学文学部中退。大学在学中にコバルト・ノベル大賞佳作入選。「天使はうまく踊れない」でデビュー。ほかの著書に「ゼロワン」「千夜一夜の魔術師」など。
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紙の本
幻想小説的な歴史小説
2020/10/22 22:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S - この投稿者のレビュー一覧を見る
激動の時代にあって激しさとは無縁でいた平頼盛の生涯が、ひらがなを駆使した緩やかなリズムの文章で綴られています。
随所に織り込まれた〈今様〉のリズムと絡み合って、今際の夢のような、独特の世界観のある歴史小説です。