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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/11/05
- 出版社: 誠文堂新光社
- サイズ:19cm/311p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-416-51949-3
読割 50
紙の本
文豪の死に様
著者 門賀 美央子 (著)
迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。文豪たちの「死」から、その「生き様」と「作品の意味」を解き明かす。京極夏彦との対談も収録。WEBマガジン『よみもの.co...
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商品説明
迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。文豪たちの「死」から、その「生き様」と「作品の意味」を解き明かす。京極夏彦との対談も収録。WEBマガジン『よみもの.com』連載を加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「死ぬ間際まで何かを書かずにはいられない、その辺が文豪の文豪たる所以なのかな」
―京極夏彦(小説家)
太宰治38歳、芥川龍之介35歳。
作家は早死にだ。
いや、志賀直哉は88歳、井伏鱒二は95歳まで生きた。
人生が様々なように、死も様々だ。
生物である限り絶対に避けようがない死。
人生最大の苦ではあるが、時には救済となることもある。
文学という手段で人生に取り組んだ文豪たちは、どんな死を迎えたのか。
迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。
死の直前、彼らが見ていたのはどんな風景だったのだろう。
死に方を考えることは生き方を考えることだ。
本書では、小説を通して様々な人生を世に問うてきた文豪たちの人生を、死という消失点にむかって遠近法的に見ていく。
そうすることで、その作家の人生、そして作品をより深く多角的に省察しようとする試みである。
巻末に、京極夏彦氏との対談を掲載!
■目次
樋口一葉■闇落ち前に斃れたこじらせ女子:明治二九(一八九六)年、病死。享年二十四
二葉亭四迷■元祖意識高い系、洋上に死す:明治四十二(一九〇九)年、病死。享年四十五
森鷗外■「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星:大正十一(一九二二)年、病死。享年六十
有島武郎■夢想に生きた男の理想の最期:大正十二(一九二三)年、情死。享年四十五
芥川龍之介■文壇アイドルの先駆的「死」:昭和二(一九二七)年、自死。享年三十五
梶井基次郎■早世の青春作家はバカッター?:昭和七(一九三二)年、病死。享年三十一
小林多喜二■国に挑み殺された男:昭和八(一九三三)年、拷問死。享年三十
岡本かの子■鵺は美しく散る:昭和十四(一九三九)年、病死。享年四十九
林芙美子■誰が芙美子を殺したか:昭和二十六(一九五一)年、病死。享年四十七
永井荷風■偉大なる孤独死の先駆者:昭和三十四(一九五九)年、病死。享年七十九
対談 京極夏彦×門賀美央子
*********************************【商品解説】
目次
- 樋口一葉■闇落ち前に斃れたこじらせ女子:明治二九(一八九六)年、病死。享年二十四
- 二葉亭四迷■元祖意識高い系、洋上に死す:明治四十二(一九〇九)年、病死。享年四十五
- 森鷗外■「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星:大正十一(一九二二)年、病死。享年六十
- 有島武郎■夢想に生きた男の理想の最期:大正十二(一九二三)年、情死。享年四十五
- 芥川龍之介■文壇アイドルの先駆的「死」:昭和二(一九二七)年、自死。享年三十五
- 梶井基次郎■早世の青春作家はバカッター?:昭和七(一九三二)年、病死。享年三十一
- 小林多喜二■国に挑み殺された男:昭和八(一九三三)年、拷問死。享年三十
- 岡本かの子■鵺は美しく散る:昭和十四(一九三九)年、病死。享年四十九
- 林芙美子■誰が芙美子を殺したか:昭和二十六(一九五一)年、病死。享年四十七
- 永井荷風■偉大なる孤独死の先駆者:昭和三十四(一九五九)年、病死。享年七十九
著者紹介
門賀 美央子
- 略歴
- 〈門賀美央子〉1971年大阪府生まれ。文筆家、書評家。主に文芸、宗教、美術関連の書籍・雑誌記事を手掛ける。著書に「自分でつける戒名」「ときめく妖怪図鑑」など。
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紙の本
文豪が隣に住んでたら困るよね。
2021/03/30 09:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文豪、文人と呼ばれた人たちのユーモアを交えた評伝。
樋口一葉です二葉亭四迷、森鴎外、有島武郎、芥川龍之介、梶井基次郎、小林多喜二、岡本かの子、林芙美子、永井荷風、十人の文豪の人世と最期が独特の視点で語られる。巻末の著者と京極夏彦の対談も楽しい。
そーか、『檸檬』の最後に、微妙な感想を抱いたのはわたしだけではなかったか、安心。
紙の本
死にざまは生き様
2021/03/27 21:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
挿絵が竹田昼さんなので購入しました。
そうじゃなかったら、購入していないところでした。
面白かったので購入して良かったです。