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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 208件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2020/10/29
  • 出版社: 筑摩書房
  • サイズ:20cm/251p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-81558-3

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紙の本

海をあげる

著者 上間陽子 (著)

【Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞(2021年)】おびやかされる沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱え、理不尽な暴力に直面してなお、その目には光が…。...

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海をあげる

税込 1,760 16pt

海をあげる

税込 1,540 14pt

海をあげる

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商品説明

【Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞(2021年)】おびやかされる沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱え、理不尽な暴力に直面してなお、その目には光が…。自らの声を聞き取った、著者初のエッセイ集。『webちくま』『新潮』掲載に加筆修正し、書きおろしを加え単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

Yahoo!ニュース|本屋大賞2021 ノンフィクション本大賞受賞!
第7回沖縄書店大賞 沖縄部門大賞受賞!
第14回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞!

「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」
おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。
幼い娘のかたわらで、自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃作。

―――
ねえ、風花。海のなかの王妃や姫君が、あの海にいる魚やカメを、どこか遠くに連れ出してくれたらいいのにね。赤くにごったあの海を、もう一度青の王国にしてくれたらいいのにね。

でもね、風花。大人たちはみんな知っている。護岸に囲まれたあの海で、魚やサンゴはゆっくり死に絶えていくしかないことを。卵を孕んだウミガメが、擁壁に阻まれて砂浜にたどりつけずに海のなかを漂うようになることを。私たちがなんど祈っても、どこからも王妃や姫君が現れてくれなかったことを。だから私たちはひととおり泣いたら、手にしているものはほんのわずかだと思い知らされるあの海に、何度もひとりで立たなくてはならないことを。そこには同じような思いのひとが今日もいて、もしかしたらそれはやっぱり、地上の王国であるのかもしれないことを。

だから、風花。風花もいつか、王国を探して遠くに行くよ。海の向こう、空の彼方、風花の王国がどこかにあるよ。光る海から来た輝くあなた、どこかでだれかが王妃の到着を待っているよ。(「アリエルの王国」より)
―――

最後に知るタイトルの意味――
その時、あなたは何を想うか。

ブックデザイン=鈴木成一デザイン室
装画・挿画=椎木彩子

【目次】
美味しいごはん
ふたりの花泥棒
きれいな水
ひとりで生きる
波の音やら海の音
優しいひと
三月の子ども
私の花
何も響かない
空を駆ける
アリエルの王国
海をあげる

調査記録
あとがき【商品解説】

目次

  • 【目次】
  • 美味しいごはん
  • ふたりの花泥棒
  • きれいな水
  • ひとりで生きる
  • 波の音やら海の音
  • 優しいひと
  • 三月の子ども
  • 私の花
  • 何も響かない

著者紹介

上間陽子

略歴
〈上間陽子〉1972年沖縄県生まれ。琉球大学教育学研究科教授。著書に「裸足で逃げる」など。

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みんなのレビュー208件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

人間が生きていくうえで受ける「痛み」に向き合った作品

2022/09/20 16:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここに書かれている沖縄をたくさんの人に読んでほしいし知ってほしい。ノンフィクション。「いつか加害のことを、その人の受けた被害の過去とともに書く方法を見つけることができたらいいと、私はそう思っている」と筆者は言う。語りだそうとするひとがいて、それを聞こうとするひとがいる場所は、やっぱり希望なのだと私は思う。静かに語られる言葉の重み。

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紙の本

海を受け取ることが出来るか

2021/11/21 13:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

静かで優しい文章が続くのだが、そこに書かれている言葉には、とても強い想いが込められている気がする。聞く耳を持つもの前にしか言葉が紡がれない。自分の中の言葉に浮かび上がらないものを、突き動かす力があるのだろうから、読み終えると、理不尽な出来事を傍観者としてみていることに気づく。沖縄の怒りに癒されている多くの人々が、目にとめるべきだろう。

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紙の本

当事者そのものではないことはわきまえている

2021/01/04 20:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名に惹かれた。
沖縄の視点ということにも惹かれた。
本土に住む、男性の自分がふみこんでいいのかと
ためらう部分もあった。
娘さんの風花さんの存在が、読者にとっても救いだ。
彼女の言動と成長で、いろんないやなものが濾過されていくようだ。
弱い立場に寄り添っていくから、
つらい思いをする女性に近づき、
沖縄からものを見て、発言する。
でも、当事者そのものではないことはわきまえている。
外の立場で、しかも限りなく当事者に接近していく。
これは、だれもがあるべきふるまいだ。
そうすれば、沖縄の問題を始め、
さまざまな問題が解決に向かうはずだ。
あとがきに出てきた「うみをあげるよ」。
うん、出発はやはりここだったんだね。

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紙の本

託された絶望の連鎖を断ち切るために。

2021/09/13 22:44

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

想像を絶する戦争の記憶、恋人に援助交際をさせて稼ぐホスト、一方的に責任を押し付けられた10代の若い母親、
声を奪われないためにハンガーストライキを決行した人物、父親から性的暴力を受けていた女性。
このエッセイで描かれている人々は皆、不条理な搾取を受け続けている。
加害者もまた時計の針を巻き戻せば被害者であるということが当たり前の環境において、著者は特定の個人を肯定も否定もしない。
「聴く耳を持つものの前でしか言葉は紡がれない」と本書にあるように、著者はただひたすら抑圧され続けてきた声を聴く。

そしてその構造は沖縄と日本の関係にも当てはまる。
沖縄の痛切な叫び声を無視し続け、観光地としての素晴らしさだけに注目する日本。
最良の決定という大義名分の元、辺野古に土砂を投入した日本は聴く耳を持たない。
沖縄の言葉を蔑ろにし、一方的な搾取を続ける。

そうした搾取を強いられ続けた彼らは、次第に口を噤むようになっていく。
米兵による性的暴力や軍機の爆音による騒音問題などについての問題も、沈黙させられてしまうのだ。
「差別をやめる責任は、差別される側ではなく差別する側の方にある。」にも関わらず、彼らの問題として全てを押し付ける。

本書は、そんな彼らの絶望を私たちに託している。
彼らの絶望を受け取った今、私たちは聴く耳を持つだけではなく、具体的な行動を起こさなければならない。
不条理な搾取の連鎖を断ち切るためにも。

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紙の本

2022/01/31 21:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読もうと思ったきっかけは、この本が本屋大賞のノンフィクション部門で大賞に選ばれていたからです。沖縄の問題は、私たち他の地域に住むものが簡単に理解できないことなんだろうと思いますが、考えなければいけないことだと思います。

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紙の本

叫び

2022/01/06 16:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋人に援助交際をさせて稼ぐホスト。
今は恋人と別れ新宿でホストで稼ぎ親兄弟の面倒をみる和樹。
父親から性暴力を受けていた17歳のお母さん。
普天間の事件、軍機の騒音。
辺野古への基地の移設。
辺野古の海への土砂投入。
それらの声が響く。
海をあげると・・

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2022/09/29 14:40

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2022/06/22 14:41

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2022/02/13 19:30

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2021/12/07 20:01

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2023/02/26 22:40

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2021/01/23 15:56

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2021/11/24 13:39

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2021/12/21 23:51

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2023/01/23 14:40

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