電子書籍
特殊設定ミステリー
2023/04/04 08:09
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
特殊設定ミステリーですが、孤島を舞台のクローズドミステリー&本格物ミステリーでもあります。前作とは、違う分野の設定なので、新鮮な感じ。動機も、なるほど……だし、自分的には前作よりも面白かったです
紙の本
前作を凌ぐ上質な特殊設定ミステリー
2022/09/27 22:26
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投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
『竜泉家の一族』シリーズ第二作。鮎川哲也賞を受賞した前作よりも、舞台設定、ストーリー、謎解きの面白さがどれもレベルアップしていて、「特殊設定×クローズドサークルミステリー」としてとても完成度が高かったです。シリーズ三作目も早く読まねば。
紙の本
竜泉家の一族シリーズ第2弾
2020/12/05 01:11
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投稿者:かき - この投稿者のレビュー一覧を見る
鮎川哲也賞受賞の方丈貴恵さん。
デビュー作はタイムトラベルとミステリーの融合、2作目は『特殊設定』ミステリー。
一歩間違えたら、ん??となりそうな設定ですが、そんな心配はご無用。違和感のない世界観が確立された本格ミステリーです。
一筋縄ではいかない事件、謎解き、真実、あっと唸らせます。
気になる方は、ネタバレされる前に読むのをお薦めします!
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#孤島の来訪者
#方丈貴恵
特殊設定本格ミステリの傑作
『時空旅行者の砂時計』の続編
今回は孤島×特殊設定のクローズドサークル
SF的な特殊設定を受け入れられれば、楽しめる本です。頭の柔軟さがないとこんなん本格ミステリじゃないってなるかも。
僕は好きなやつです。
個人的には、前作の方が最後の収まりが好きだったな。
トリハダだったの覚えてるし。
トンデモ設定で、若干反則気味でもあるけど、ズルはしてないって感じです。
#マイスターホラ
#読者への挑戦
#クローズドサークル
#伏線ありまくり
#パズル感
#どんでん返し
#続編待ってます
#読書
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幼馴染を殺した三人の男に復讐を企てて孤島のテレビロケにスタッフとして参加している主人公(前回とは別の人)
復讐は島のある伝説によって思わぬ方向に向かう。
シリーズ二作目、特殊設定が意外なもので戸惑いましたが楽しめました。
夏なんでホラーはピッタリでした。
やたらと食料にピザパンが出てくるのと、シリアスな状況なのに主人公が猫好き要素みせてくるのが少し面白かったです。
復讐者?探偵?とどっちなのかわからないまま話が進む感じも良い。
怪しい部分は見つけても全然トリックまでは浮かばず。
この調子で三冊目も読みます。
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事故死として処理された幼馴染は実は仕組まれたものだった。その事実を知った竜泉佑樹は、標的の人物達に復讐するため、スタッフとして無人島のロケに参加。その島は昔、多くの人が殺された謎めいた場所である。計画を実行しようと思った矢先、標的の一人が殺された。果たして犯人は?
「竜泉家の一族」シリーズの第2作目ということですが、竜泉家でまた事件というわけでなく、第1作目で登場した主人公・加茂の妻といとこ関係であるという繋がりだけで、シリーズ?なのかなと思いました。
ちなみに時折雑誌の記事が登場しますが、その執筆者が加茂ということで、シリーズとの繋がりは近からず遠からずという感じです。
なので、この作品だけでも充分に楽しめます。
他にも前作で登場したマイスター・ホラも再登場。といっても前説と「読者への挑戦」のみで、直接事件には関与しません。
物語の構成としては、本事件や雑誌の記事、犯人の独白など複数を切り替えながら、進行します。島という閉じられた空間で起こるクローズドサークルものですが、ちょっと変わった謎解きで面白かったです。
前作はタイムトラベルと殺人のコラボでしたが、今回は殺人と「人狼」のコラボかな?と思いました。
最初の殺人事件で、犯人は・・・と確定します。しかし、その正体は謎の金属性の物体で、色んな物体や人に侵食することができるといいます。「あれ?謎解きじゃないの?サバイバル系の作品?」と途中まで思ったのですが、読み進めていくうちに謎解きのミステリーになっていきます。
大まかにいえば、「人狼」かなと思いました。読者としては、誰に憑依したのか?殺人のトリックは?を推理していきます。
次々と出てくる推理劇にこれで終わりかと思ったら、まだ続きが・・・という繰り返しで、裏の裏そのまた裏…の展開に大いに楽しめました。
後半から、「復讐」や「謎の物体」について、その設定いる?と思っていたのですが後々になって、そういうことだったんだと必要性を秘めていて、際立って物語を盛り上げてくれました。最終的には、よく練りあげた内容だなと感心させられました。
色々予測不能すぎて、お腹いっぱいでした。
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これは本格ミステリ好きには刺さると思う。前作の『時間旅行者の砂時計』より面白い。
あらすじから特殊設定ミステリだとわかった上で読んだのだが、その斜め上をいく展開と解決に入ってからの怒涛の推理に圧倒された。全編伏線と言ってもいいくらい無駄がなく最後まで一気読みだった。
個人的には、あるタイプの特殊設定を孤島ミステリと組み合わせたアイディアが好み。ありそうでなかった組み合わせだ。
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孤島のクローズドサークルで本格ミステリかと思いきやマレビトなる異形のモノが出てくる特殊設定ミステリ。
しかしストーリーはキッチリとロジカルで挑戦状付きの本格ミステリ。そしてどんでん返しと楽しい仕掛けが沢山あり楽しく読める。
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まさかの設定に、思わず「え!」って言ってた。
幽世島での復讐計画を目論む佑樹だったがターゲットの一人が殺され、事態は思わぬ方向へ。
こんなにドキドキしながら読むはめになるとは。
特殊設定の内容が明らかになってからがめちゃくちゃ面白い。
二転三転する展開に振り回される一冊。
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特殊設定本格ミステリー(SF)
【竜泉家一族シリーズ】
番組制作会社の上司らに殺された悪友の復讐のため、主人公 竜泉佑樹はADとして潜り込み、孤島でのロケで機会を狙うが、ターゲットは次々と不可解な死を遂げて行く。
佑樹は自分の手で復讐を遂げるべく、事件を整理するが、そこには人類の脅威となる未知の擬態生命体が関与していた…
擬態生命体との知恵比べ。緊張感に手に汗握る、仔猫の活躍も嬉しい。
SF好きにもお勧め本格の逸品。
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竜泉家の一族シリーズ、第二弾。
だけど、単体でとても面白い。 たぶんこっちから読んでも大丈夫だった。
探偵役の子がいい感じにキレてて好き。
今回もオカルト設定が飛び道具なのに、ちゃんと本格孤島ミステリだった。
ますます気になる「アンソルヴド」を購読したいのだが?
ネコチャン!ネコチャン?ネコチャン!!!であった。
竜泉佑樹と加茂冬馬の邂逅楽しみだなぁ。
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種が複雑でこんがらがったが、ワクワク楽しめた。
小説内で特殊設定ミステリーという単語が出てくるとは思わなかった。時事ネタを扱う小説ではないけど、そういう意味では「いま」読んだ方がよりハマる小説だなぁと思った
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まさかの特殊設定。孤島の殺人事件と思いきや人間に擬態したクリーチャー探しになるとは笑
海野に擬態していたこと、西城が赤を認識できていないことまでは分かった!
しかしダミーの推理と同じく、木京は古賀に擬態したマレヒトが殺したんだと思ってた。というかそれしか方法が無いやんと思っていたが、まさかタラと共犯という手があったとは。
確かに、そうなるとタラともう1人マレヒトがいることになる。
赤を認識できないという特徴を持つ西城は絶対途中で擬態されるだろうとマークしてたが、1人になる時間がなくて擬態される隙がどうしても見つけられなかった。
最初からマレヒトだったとは…!
最後の三雲がマレヒトに3人を殺すように仕向けてたというのは無理がある気がするけど、マレヒトが2人いるということ、それがタラと西城であることは上手かった。
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『時空旅行者の砂時計』に続くシリーズ2作目(著者は方丈貴恵さん)。忙殺された幼馴染の復讐の為、天誅を下すべくターゲット3名(+α)とともに孤島に乗り込んだ竜泉佑樹だったが、初日からターゲットの一人が殺されているのを発見する、果たして誰に殺されたのか… 孤島のクローズドサークルミステリーであり、『屍人荘の殺人』的なかんじでネタバレ厳禁の作品。謎解きは伏線の張り方含め複雑に練られていて、最後まで二転三転あり、非常に面白かった。
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「時空旅行者の砂時計」に続く竜泉家の物語ではありますが。こちらから読んでも大丈夫です、たぶん。
「幽世島の獣」事件により島民たちが惨殺された過去のあるいわくつきの幽世島。そこにロケで訪れた主人公たち。さあこれはお決まりの孤島ミステリだ! と、たいした前知識もないまま読み始めましたら。途中からの展開には目が点になりましたよ。何だこれは。
復讐のための計画を胸に秘めた主人公の前で次々殺害されてしまうターゲット。ターゲットには自分で手を下したい、そして無関係の人間は巻き込みたくない、という思いを抱き、殺人を計画していたにもかかわらず犯行を阻止しなければならない主人公。よくこの状況でヤケになってしまわないな……と感服します。あまりにいっぱいいっぱいですよ。極限状況にもほどがある。
常軌を逸した犯人の正体、島に隠された暗号と迫りくる脅威への対策、と複雑な要素と読みどころがてんこ盛り。とんでもない設定ながら、それなりのきちんとしたルールが明示されているため、ミステリ的には至ってフェアな本格。読者への挑戦もあって読みごたえはばっちりです。