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もののけの日本史 死霊、幽霊、妖怪の1000年 (中公新書)
著者 小山聡子 (著)
もののけは、古代・中世では正体不明の死霊を指し、近世になると幽霊や妖怪と同一視され、明治以降には知識人や政府にその存在を否定された。豊富な史料からもののけの系譜を辿り、日...
もののけの日本史 死霊、幽霊、妖怪の1000年 (中公新書)
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商品説明
もののけは、古代・中世では正体不明の死霊を指し、近世になると幽霊や妖怪と同一視され、明治以降には知識人や政府にその存在を否定された。豊富な史料からもののけの系譜を辿り、日本人の死生観、霊魂観に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
モノノケは、古代・中世において、正体不明の死霊を指した。病気や死をもたらす恐ろしい存在で、貴族たちを悩ませた。近世に入ると幽霊や妖怪と混同され、怪談や図案入りの玩具などで親しまれるようになる。近代以降、根拠がないものとして否定されつつも、怪異は根強い人気を博し人びとの興味をひきつけてやまない。本書は、モノノケの系譜をたどりながら、日本人の死生観、霊魂観に迫る【商品解説】
病をもたらし貴族を震え上がらせた古代から、怪談や図案入りの玩具で庶民に親しまれる近世、非科学的と否定される近現代までを概観。【本の内容】
著者紹介
小山聡子
- 略歴
- 〈小山聡子〉1976年茨城県生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。博士(学術)。二松学舎大学文学部教授。専門は日本宗教史。著書に「往生際の日本史」など。
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モノノケの通史です
2021/01/15 17:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代から現代にいたるまでのモノノケ現象を辿った通史です。病気や死の元凶とされ畏怖されてきた古代から、娯楽になる近代以降まで時代によって変化するモノノケの在り様が丁寧かつ綿密に描かれています。
紙の本
歴史学的観点からの物の怪
2020/12/25 16:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
九世紀の貴族たちの精神世界(死生観)から現代まで語り続けられた「もののけ、死霊、幽霊、妖怪」を歴史的資料から解説している。現代の妖怪ブームを考えて表題から読んでしまうと、考えていた内容とは違ってしまいます。あくまでも歴史的資料考察の内容です。もう少しその当時の人々の精神観が書かれているとおもしろみが増したかもしれません。