海外進出と品質経営による成長戦略 グローバル中堅企業１００年の軌跡 （ＪＳＱＣ選書）

輸出こそ中小企業の生きる道−。世界的な歯科医療総合機材メーカー「ジーシー」が、どのように海外進出やグローバル化対応を行ってきたかを紹介する。独自に整えた品質保証体制「ＧＱＣ」の導入についても取り上げる。【「TRC MARC」の商品解説】

株式会社ジーシーは、歯科医療総合機材メーカーとして、世界レベルの高品質な歯科材料製品や歯科用ユニット（診療台）などの開発・製造・販売までを手がけています。材料分野・機械分野ともに開発・製造できるメーカーは少なく、歯科医療全体を製品開発と供給の両面から支えています。歯科材料分野においては国内トップシェアをキープするとともに、世界市場においてもトップグループに位置しています。
　そのような特色のある株式会社ジーシーは、1990年代半ばには早くもISO 9001を取得するとともに、2000年にはデミング賞受賞、2004年にはISO13485取得など、品質経営に非常に意欲的な企業でもあります。また、海外進出の取組みも早く、製品の輸出にとどまらず1970年代から現地化を目指す取組みを始めており、積極的にグローバル企業としての歩みをすすめています。
　本書では、株式会社ジーシーがその成長過程において、「輸出こそ中小企業の生きる道」と捉え、どのように海外進出やグローバル化対応を行ってきたか、実体験をもとをその取組みを紹介します。

～JSQC選書とは～
「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを
目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。
広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事を
とらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。【商品解説】