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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/11/25
- 出版社: 国書刊行会
- サイズ:20cm/385p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-336-06663-3
- 国内送料無料
紙の本
ファシズムへの偏流 ジャック・ドリオとフランス人民党 上
著者 竹岡 敬温 (著)
反ファシズムの旗手は、なぜヒトラーの支持者となったのか? ヴィシー政権時代にナチス協力者へと変じた転向者ジャック・ドリオの驚くべき生涯を通して、激動のフランス現代史を照射...
ファシズムへの偏流 ジャック・ドリオとフランス人民党 上
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商品説明
反ファシズムの旗手は、なぜヒトラーの支持者となったのか? ヴィシー政権時代にナチス協力者へと変じた転向者ジャック・ドリオの驚くべき生涯を通して、激動のフランス現代史を照射する。【「TRC MARC」の商品解説】
貧しい製鉄工の家に生まれたジャック・ドリオ(1898~1945)は、類まれなる弁舌とカリスマ性でフランス共産党の若き指導者となり、「赤い都市」サン・ドニの市長としても絶大なる人気を誇る。しかし、その信念からコミンテルンに反逆。除名されたのち、共産主義に対する根深い憎悪をたぎらせながら、ファシスト政党「フランス人民党」を結成する。(上巻)。
フランスのドイツへの宣戦布告、休戦協定を経て、ドリオは、反ボルシェヴィズム・フランス義勇軍団の創設者のひとりとしてドイツ国防軍の制服を着て東部戦線で戦うなど、熱烈なナチス協力者へと変じる。その後ドイツの敗色が濃厚になるなか、ドイツ・マイナウ湖に亡命したドリオは、ヒトラーとも会見。自身の政権を画策するが、1945年、移動中に飛行機からの機銃掃射を受け謎の死を遂げる。(下巻)
もっとも著名な政治的転向者のひとりジャック・ドリオの謎に包まれた生涯を、政治、経済、社会、思想史などさまざまな背景から丹念にたどり、あらゆる思想がひしめいた激動の20世紀史をも照射する傑作評伝。
【本書「はしがき」より】
左右の政治勢力の激しい対立が国を二分した1930年代のフランスで、左翼から極右に、共産主義や社会主義からファシズムに移行し、ヴィシー政権下では対独協力に積極的に加担した政治家や知識人が少なからずいたが、それらのなかでも、ジャック・ドリオはもっとも有名で、もっとも代表的な人物である。また、さまざまな困難が多くの人々に特異な生き方を強いたこの時代、とりわけドリオはもっとも驚くべき生涯を生きた人物であった。【商品解説】
目次
- 【上巻目次】
- 地図
- はしがき
- 第一部 共産主義からファシズムへ―ジャック・ドリオとフランス人民党
- はじめに―左翼からファシズムへの移行
- 第1章 生い立ち
- 第2章 モスクワへ
- 第3章 代議士になるまで
著者紹介
竹岡 敬温
- 略歴
- 〈竹岡敬温〉1932年京都市生まれ。京都大学文学部卒業。大阪大学名誉教授、大阪学院大学名誉教授、経済学博士。専門は社会経済史。著書に「世界恐慌期フランスの社会」など。
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