- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/12/22
- 出版社: 日経BP日本経済新聞出版本部
- サイズ:20cm/499p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-17686-0
読割 50
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紙の本
特務 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史
「ファイブ・アイズ」加盟か、情報機関の再構築か。明治から敗戦、冷戦時代、現代まで、日本の100年におよぶインテリジェンス・コミュニティの歴史を考察。直近の改革が日本の安全...
特務 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史
特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史
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商品説明
「ファイブ・アイズ」加盟か、情報機関の再構築か。明治から敗戦、冷戦時代、現代まで、日本の100年におよぶインテリジェンス・コミュニティの歴史を考察。直近の改革が日本の安全保障にもたらし得る結果を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
●日本は日米同盟を深化させ、「ファイブ・アイズ」加盟への道を進むのか。
●「自主防衛」を選び、インテリジェンス・コミュニティを完全に再構築するのか。
●あるいは中国との協調関係を選び、中国が反対するレーダーシステムや衛星の導入を抑制し、米国よりも中国と情報協力するのか。
* * *
冷戦終結後、日本の安全保障戦略家たちは日本のインテリジェンス改革に取りかかり、日本の安保組織を再構築しはじめた。
第二次世界大戦の完全な敗北、アメリカへの服従、国民の軍部不信といった戦後日本のインテリジェンス・コミュニティへの足枷が、どのようにして「新しい世界秩序」のなかで外され、2013年の特定秘密保護法と国家安全保障会議(NSC)創設に至ったのか。戦前から現在まで、日本の100年におよぶインテリジェンス・コミュニティの歴史を、インテリジェンスの6要素――収集、分析、伝達、保全、秘密工作、監視――に焦点を合わせて考察する。そして直近の改革が日本の安全保障にどのような結果をもたらし得るのか、過去の改革がどのような帰結だったのかを明らかにしていく。【商品解説】
目次
- 序
- 第1章 インテリジェンスの推進
- 第2章 特務の拡張――1895~1945年
- 第3章 敗北への適応――1945~1991年
- 第4章 失敗の手直し――1991~2001年
著者紹介
リチャード・J・サミュエルズ
- 略歴
- 〈リチャード・J.サミュエルズ〉マサチューセッツ工科大学(MIT)政治学部より博士号取得。MITフォードインターナショナル教授。MIT国際研究センター所長。著書に「富国強兵の遺産」「日本防衛の大戦略」など。
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日本のインテリジェンス体制の脆弱さ
2021/02/25 20:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変ためになる本だ。日本は米国のCIAや英国のMI6のような国家的なインテリジェンス機構を持たず、漸く6年前安部内閣で国家安全保障会議が内閣府の中にできた。この構想自体後藤田正晴が唱え出してから20年かかった。日本の官庁の縦割り制度、法の未整備、人事上情報担当官が出世コースでない、リーダーシップをとる政治家がいない事など様々な要因が指摘されているが、近年の危うい国際情勢の中、日本のインテリジェンス体制強化は益々重要である。問題はこんな重要な本をなぜ米国の政治学者が書いてそれを翻訳するかだ。日本のノーテンキな政治学者と称する怠け者は何をしているのか?恥ずかしくないのか!