紙の本
そのとおりです
2021/05/26 07:39
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投稿者:マロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
行司さんとは同じ歳らしく、若い頃の服のエピソードが同じでした。洋服は買うのではなく、母と生地を買いに行き、自分でデザインを考え、母に縫ってもらったことや、中高生のときはDCブランドの名前のついたトレーナーを着るのが得意げだったことや。
安くオシャレな服が気軽に買える最近では、生地を選んで好きに洋服を作るのが逆に贅沢なことになったというか、気軽なことでなくなってきたなと思いました。
紙の本
ファッションは大変だ
2021/07/02 22:06
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
同一化と差別化。
正反対のそれを同立させ、
そこに自分の社会的地位と内面を落とし込む。
ファッションて大変だなあ。
最近制服ほしーと思っちゃうのは、
やっぱりパワーが足りないのね。
紙の本
既製に合わせることからの解放
2021/03/01 17:27
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投稿者:すぎぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
既製服で気に入るものが見つからない、そんな悩みを持って服作りを始める人は少なくないと思う。自分で作れば、既製品に自分を合わせることから解放される。このことは服作りに限らず、あらゆるモノや制度について同様にあてはまるのだと、この本を読んで気付かされた。もちろん作ることの大変さ、その価値を他人に理解されないことの悲しさにも。私は私のために作る、それでよいのだと背中を押された気がする。
紙の本
洋服好きって事が伝わる
2021/06/16 20:35
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
洋服が好きで、ご自分で作られるから服の大切さをより多くご存知。
ご自分の幼少期には、お祖母様やお母様の手作りの洋服を着て(当時は今みたいにそんなに簡単に既製服がなかったから大概手作りのものを着ていたことも事実)
その服をまだとっていらっしゃるのも凄い。
その娘が、今度はお母様の洋服を創作され、それを幸せそうな笑顔で着ていらっしゃるのが素敵。
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服づくりを趣味や娯楽としてするだけでなく、そこから世の中のことを考えたり、家族のことを考えたり。服を手作りするからこそ思い至ることもたくさんあるのだと思う。
知人や友人が「ほしい服が見つからない」と言うのが不思議だった、と語っているのが意外だった。既製品で着たいものが見つからないが故に、服を作り始めたのかなと思っていたから。
自分を癒やしたり、表現するために服を作っているからこそ、それをお金に換算しようとするのはとても難しい。その葛藤に行司さんの人柄が伝わってくる。
実際に作った服を着ているお母さんの写真が出てくるけれど、どれも可愛らしいお母さんの雰囲気にぴったりで、明るい色の服がぴったり。町中でこんなすてきな装いの人を見かけたら、私も思わず声をかけたくなってしまいそう。
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すてき、すてき著者のお母様がお召しになっている赤いストンとしたワンピース、白い日傘と白髪のショートカットがとても似合っている。
こんな粋な格好が似合う高齢者になりたいよ。
著者とは年代も近いのか、著者の青春期がそのまま私の青春期とだぶって流行したものとか懐かしく思い出す。
ここに載ってる手作りの服はシンプルでワンポイントの刺繍が可愛くて色使いも素敵。
大切に大切に着ていきたい服だ。
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ファッションが大好きだけど、もうたくさん買って手放すのはやめようと決めているこの頃。
そんなタイミングで出合った本だったので、共感しかなかった。
服は大事に着よう。正しいと思える服を選ぼう。
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おしゃれの迷い道をさまよった末、服を手作りするようになった著者。お母さまやお友だちに作った個性的で心地良さそうな服の写真が素晴らしい。
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いい本だった。
著者が心身のバランスを崩してしまったところ、いしいしんじ氏が着ぐるみを着ていた時期の話、一点一点大切に作ってきた洋服を大手メーカーによってコピー商品が作られてしまい、会社と作り手を守るために訴えを起こしたアパレル企業の話、そんなあたりを特に今の自分に引き付けて考えたりしながら読んだ。
著者が作った服を着て写真に写っているお母さんが素敵。
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2021.8.2
服って楽しいなと思った。
お母様のかわいいこと。
歳をとったら明るい色を着よう!
SALEの値段に負けず、着心地のいいもの、好きなものを着続けようとも思いました。
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独学で洋裁を学び、自分や周りの人たちの服を手作りしている著者。
街にも家の中にも溢れているのに、いざ着ようとすると気に入ったものが一枚もなかったりする不思議さよ。。。
服とか一体なんなのか。たかが服、されど服で
その人が着ているものから受け取る情報はあまりにも多い。
何が好きで、何歳くらいで、たぶんこのくらいの収入で、、、などなど。それがわかっているから私たちはなかなか本当に来たい服を着ることができないのだ。
著者が作る服は、洋裁や社会のルールにしばられないから素敵に見えるんだろうな。
元々私も自分の服を縫っているのだけれど、
これからはもうちょっと堂々と自分で作った服を着ようかなと思っていたりする。
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とーっても好きなタイプの本。
図書館で借りてきたけど、手元に置いておきたい本なので、買うことにする。
フードロスならぬ服ロスの話、著者のファッション遍歴、服作りのこと、瀬戸内寂聴さんなど著名人の服ヒストリーなどなど、興味深い話題ばかりで、楽しかった。
人間にとって服を着るとはどういうことか。最後『ペレのあたらしいふく』で締められているのもよかったな。わたしも大好きな絵本。
針と糸のすごさよ。
P7
トナカイの毛皮をはおるだけでは冷気が入り込むけれど、縫製することで保温ができる。関野さんは、トナカイの毛皮の服を着て手袋をはめて帽子をかぶると、マイナス40~50度の極寒地でも寒い思いはせず、針の発明のすごさを何度も実感したという(山極寿一、関野吉晴『人類は何を失いつつあるのか』東海教育研究所、2018年)。
針と糸は自立の道具でもあった。『洋裁の時代』(小泉和子編著)
P24
手芸もすてきな店が町のあちこちにできて、楽しさを伝えるつくり手が身近で増えてほしい。縫う。繕う。編む。誰もが自然にできる技術になれば、暮らしのなかであらたな喜びがきっと増える。
P88
『BORO つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化』(小出由紀子・都築響一)によると、貧しい人は小さい布さえ持てなくて、資産家にもらいに行かなければならず、一本の糸さえ大切に使った。
限られた材料で配色も考えたのだろう。目の前にあるぼろは、布の色や形が存分に生かされていた。そして、圧倒的な力でわたしに迫り、その美しさに心がゆすぶられた。ぼろの芸術性が評価されて国内外で展覧会が開かれていることも、現代のデザイナーたちがぼろをモチーフにしたコレクションを発表するのもわかる気がした。
同時に、言葉にできないひっかりがあった。その正体は、会場に設けられてあったぼろの試着コーナーでわかった。ためらいながらはおりものをまとって、姿見に移すと、ショッピングモールやデパートにある服よりも格好よく見えた。これが売っていれば、買うのに……。そう思ったとたん、ぼろをファッションとして消費しようとしている自分に気がついて、うとましさを覚えた。
P116
ふだんはまじめな人が、節分おばけ☆仮装百鬼夜行に参加したときのこと。出発しはじめたころは行列の後ろの方にいたものの、沿道から声をかけられたり、写真を求められたりするうちに、率先して先頭を歩きだした。
「とても楽しそうでした。本来の自分なら鎧を着るのに、お化けになることで裸になれば、思い切ったことができたのでしょう。扮装するとは、自分を解放すること。ベニスのカーニバルにも共通しますよね」
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「服って、言葉を使わずに人を表現することなんです」
ほんとそうだと思う。私もお気に入りの本を纏いたいと思ったね。
糸や布からこだわって自分のお気に入りの服を作るってすごいし、うらやましいな〜と。
ただ、言葉が固かったり服に纏わる難しい?話も多くて読みやすくはないかな〜
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アパレルが始まった前から令和の現在までの服の歴史を体験しているからこその内容。
1人の人生を辿っているような作品
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最近洋裁を始めたので読んでみた。既製品のように作るのをやめて手作りであることを楽しむ、というのはとても共感できた。後半にある様々な方のインタビューが面白かった。服ってなんだろうなぁと漠然と考えさせられた一冊。