ゴーストハント ４ 死霊遊戯 （角川文庫）

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楽しみにしていたゴーストハント4。
無茶苦茶面白くて一気に読んでしまった！
読んできたシリーズの中でこれが1番面白かったなぁ。
校内があのような状態になった理由が分かってからの展開が、スピーディーでとても良かった。
麻衣には泣けたなぁ。
早く続きが読みたい！！

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単行本を所持しているので、厳密としては再読。

ですが、やはり物語に入り込んでしまうほど、面白い。
（コミカライズも小説も何度も読み返していますからね）

現代にも通じる教員の問題等、視点が当時から優れていたのだなぁと思わされます。

次は『鮮血の迷宮』ですなぁ。実は一番好きなのですよ。

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リライト版、麻衣の夢の意味、シリーズ通しての謎が明かされる時に向けて散りばめられているヒントを拾いながら文庫での再読。
安原さん登場の巻。いつ見ても安原さんの飄々とした感じは高校3年生ではないと思うが、話を重くし過ぎない清涼剤として抜群の存在感。そして、今読み返しても有能過ぎる。
能力者の面々も個々人の能力の特徴がよりハッキリと出てきて、今後のエピソードに活かされていく期待を持たせる一冊になっている。何といっても最後のリンさんは圧巻だった。
調査を重ねて、協力者達の距離も近付いてきているし、ナルやリンさんなど、言動からは分かりづらい2人の内に持っているものなども少しずつ垣間見えて、チームワークも良くなっている。そんな中での何気ないメンバーの会話の持つ意味を知ると、その謎が解けた時にまた再読することになるのだろうな。

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帯に「シリーズ最恐」って書いてあったんだけど嘘やん次のヴラド編の方が私には1億倍怖かったですけど？！

私は漫画から入った組のシリーズファンだけど、漫画では削らざるを得なかった、取り零されたエッセンスがぼんぼん出てくるこの快感すごい。前作に出てきたタカや千秋先輩が引き続き登場しているのも嬉しい。やっぱり一編でお別れするには勿体無いキャラクター達たくさんいるんだよなこのシリーズ…（安原少年結局シリーズ添い遂げてるもんな）

漫画が刷り込まれてる頭で読むとどうしても漫画に出てこなかった人に目が行ってしまうね。今回は用務員の土岐田さんが目新しくって次どんなこと言うんだろ～とか次何するんだろこの人～とか、わくわくした。

そして漫画でも毎回結構理論的にナルはいろんなことを解説してくれるけど小説だとその情報量がさらに豊かになって単純に知的好奇心がくすぐられる。し、小説でのホラー描写はこれはこれで怖い。

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面白かったし怖かった！

何がっていうと、こっくりさんみたいな、誰もが軽い気持ちでやるような遊びに恐ろしい仕掛けがあったこと。学校の中で何気なく流行りだして、ほとんど全校生徒がやるような、そんな軽い遊び。
そういうリアルさがあるからより怖く感じられたな。

あと文庫解説の日向坂の子が、一読者としての等身大の感想、解説を書いていてすごく好感がもてました。ゴーストハント好きな気持ちが伝わってきて、とても心に響きました。

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あぁ怖かった。こんなモノたちに出会いたくないよ～～

こんな高校に通いたくないしこんな先生たちに指導されたくない、絶対に！！

頑張ってる麻衣ちゃん、出来すぎてる安原くん、お気に入りです。

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安原少年登場巻。
ところで、登場人物がかなり多いシリーズなのに全員認識できるのすごいと思う。1巻から名前と(妄想の)姿かたちが一致して、ひとりでに喋り出す感覚を味わったのは私だけじゃないはず。

個性も見た目もバラバラなんだけど、巻が進むごとにチームとしてまとまっていく感じ。その中心には麻衣がいて、ナルがいて…。キャラが生きてるってこういうことなんだな～と思ったシリーズ。

最恐！のオビの通り今回も怖い。
個人的に物件ホラーが好きなのもあり2巻が暫定1位なのだけど。
恐さでいうと、前述の安原少年のキャラのお陰でほどよく中和された感じ。ムードメーカーの彼がいなかったら、後半のヲリキリさまの真相とリンさんのシーンでリンさんの声に竦み上がってたかもしれない。あそこのシーンスカッとしますよね。

麻衣の第六感もますます冴えてきて、この先の刊行も楽しみです。

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3と同じく学校が舞台。ちょっと目新しさはないかな。
今回は”臭い”霊が多かった気がする。遭遇したくない〜。
ナルの非情な決断に反発する麻衣。だからと言って君が一人で乗り込んでも何も出来ないでしょー！と思いながらも応援してしまう。かいがいしい綾子にお母さんみを感じてしまう巻でした。彼女の活躍はいつですか？

リンさんがとっかかりに気づいて謎が解けていく所は爽快！謎は解けたけど為すすべなし、という状況になってもナルなら何とかしてくれる！と期待を見事裏切らない展開。あ〜面白かった！

それにしても松山はムカつく。

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安原少年登場の第4巻。
初めて読んだ子どもの頃から好きだったけど、大人になって改めて読み返すと、安原少年ほんと……どうすればこんなできた高校3年生男子になるの！？という思いでいっぱい（笑）。親御さんの教育方針を伺いたいわ。

前作に引き続き学校での事件で、無理解な教師、大人たちに対する少年少女たちという構図も近いけれど、より強く行き過ぎた管理教育の弊害みたいなものを感じさせる。時代背景もあるんだろうな。今ここまでの学校はあまりないのでは？　今の若い子は、ここに同感できるのかな。私の時ですらここまでは……まあ、当時としてもいきすぎだから麻衣たちの反応になるのかな。
事件そのものとその解決方法もまた前回に近いというか、リンさん大活躍の巻。あと、夢の中の微笑むナル登場……泣いちゃうわ～。

セクハラおじさんみたいな絡みをしたぼーさんをからかい返して
「大人をからかうもんじゃありません」と言われ
「子どもをからかうからですよ」とさらりと返す安原少年の機転の利き方、
会話のセンスにしびれるわ。かなり昔に書かれた小説だけど、
大人は子どもを守る、男女に変な絡みをしない、
子どもには子供の意思があり、それを尊重すべき、
弱者への愛あるまなざし等々に、今更ながら安心できる作風なんだなあと感心した。
子どもの頃はそういうのはわからなかったけど、今大人になって読み返してしみじみ思う。
そして、解説を書いた子は私は知らなかったんだけど、こうして今の若い子も読む機会が増えていって、自分が懐かしく読めるだけではないことが、ファンとしては本当にうれしい。

ほんと、文庫版でもだしてもらえてよかった～。