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紙の本
源氏物語の楽しみかた (祥伝社新書)
著者 林望 (著)
「源氏物語」全五十四帖の現代語訳「謹訳源氏物語」(全十巻)の著者が、「源氏物語」の味わい方を徹底解説。現代語訳を進める際に残したメモをもとに、名文、名場面など、面白く読む...
源氏物語の楽しみかた (祥伝社新書)
源氏物語の楽しみかた
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商品説明
「源氏物語」全五十四帖の現代語訳「謹訳源氏物語」(全十巻)の著者が、「源氏物語」の味わい方を徹底解説。現代語訳を進める際に残したメモをもとに、名文、名場面など、面白く読むためのヒントを13の視点でまとめる。〔「謹訳源氏物語私抄」(2014年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
作家 髙樹のぶ子さん 推薦
「死」の場面は、なぜ女ばかりなのか/b>
源氏物語の魅力を味わう絶好の入門書
『源氏物語』全五十四帖の現代語訳『謹訳 源氏物語』(全十巻)の著者林望が、
『源氏物語』の味わい方を徹底解説。現代語訳を進める際に残したメモをもとに、
名文、名場面、登場人物など、面白く読むためのヒントを十三の視点でまとめる。
千年の時を超えて堂々生き延びてきた日本文学の金字塔、
その魅力を存分に味わうための絶好の入門書。
本書は、単行本『謹訳 源氏物語 私抄』を新たに「はじめに」を入れるなど加筆修正のうえ、
書籍化したものです【商品解説】
著者紹介
林望
- 略歴
- 〈林望〉1949年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得満期退学(国文学専攻)。作家、国文学者。「イギリスはおいしい」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
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ハイレベルな内容
2021/01/02 02:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語全文の現代語訳で知られる著者が、源氏物語の読みどころをクローズアップして掲載し、源氏物語の良さを示した1冊です。
取り上げた文章は、しっかりと古語の原典と、著者が訳した現代語が両方記されています。現代語訳は原典の文章量の何倍にも膨れ上がって書かれています。ストーリーを端折って掲載しているため、訳した部分の前後についても書かないと、読者が理解できないだろうと、著者の配慮と思われます。
よって、残念ながら大学入試の古文の勉強で、当書の源氏物語の現代語訳を暗記するのは賢明とは言えません。事実、当書はかなり難解な内容です。
私は源氏物語の詳細をほとんど知らずに当書を読み切ったので、こんなストーリーなんだと発見の連続でした(無論、これは皆さんには参考にならないでしょう)。個人的には面白かったです。