「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
奇譚蒐集家小泉八雲 1 白衣の女 (講談社文庫)
著者 久賀理世 (著)
寄宿学校に編入したオーランドは、この世の怪を蒐集する少年ラフカディオ・ハーン−小泉八雲と出会う。彼の故郷・アイルランドで休暇を送る2人が訪ねたのは…。のちに日本に帰化し、...
奇譚蒐集家小泉八雲 1 白衣の女 (講談社文庫)
奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
寄宿学校に編入したオーランドは、この世の怪を蒐集する少年ラフカディオ・ハーン−小泉八雲と出会う。彼の故郷・アイルランドで休暇を送る2人が訪ねたのは…。のちに日本に帰化し、「怪談」を著す八雲若き日の青春奇譚。【「TRC MARC」の商品解説】
若き日の小泉八雲が大英帝国で出会う怪異と謎。
父母を亡くし辺境の寄宿学校に編入したオーランドは、この世の怪を蒐集する少年ラフカディオ・ハーン――小泉八雲と出会う。彼の故郷アイルランドで休暇を送る二人は、死を呼ぶ≪女の妖精(バン・シー)≫があらわれる館を訪ねる。旧家に隠された一族の秘密とは。
のちに日本に帰化し、『怪談』を著す八雲若き日の青春奇譚!
仄暗い生と死の境界領域を、彷徨わざるをえない宿命を負った二人の若者。かれらが遭遇するミステリアスな事件と、その意外な真相とは?──東雅夫(解説より)【商品解説】
著者紹介
久賀理世
- 略歴
- 東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。
『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。
「王女の遺言」「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(集英社オレンジ文庫)、『招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁 ガーランド王国秘話』「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)、本書の前日譚となる「奇譚蒐集家 小泉八雲」シリーズ(講談社タイガ)などがある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
若き日の小泉八雲の物語
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
とある事件をきっかけに、この世ならざるもの、幽霊や妖精がみえるようになったオーランドは学校の休暇を故郷で過ごすという友人に連れられてアイルランドへ。
友人の名はパトリック・ハーン。この友人こそタイトルにある『奇譚蒐集家 小泉八雲(こいずみやくも)』その人。後に日本で『怪談』を書いたように、パトリック少年はこの頃からすでに怪異譚の収集に夢中で、13年ぶりの故郷アイルランドでも死を呼ぶ《女の妖精(バン・シー)》の噂がある館をオーランドとともに訪ねる。家族の死を告げるバン・シーの伝承に旧家の秘密が絡み二人は事件にまきこまれていく。
この世ならざるものがみえる二人といえど、パトリックは幼い頃からずっともう一つの世界があることが当たり前であったのに対して、オーランドはまだまだ不慣れ。こちらの世界かあちらの世界かも実は気づかないこともよくあるようでちょっとおそろしい。
実はこの作品、小泉八雲ことパトリックではなくオーランドの語りで物語が進んでいくので読者もあやしいと思いつつこれが現実なのどうかあやふやな場面に遭遇してしまう。気づかないうちにあちらの世界に引き寄せられているオーランドにはひやひやさせられる。
ただあちらの世界はおそろしいばかりではない。(もちろん油断はできない世界だけれど)まずは序章を読んでほしい。こわくてやさしい世界に引き込まれずにはいられない。
この物語の前日譚として講談社タイガから『ふりむけばそこにいる 奇譚蒐集家 小泉八雲』シリーズが2作品あるのでぜひこちらもあわせてどうぞ。
電子書籍
面白かったです
2023/07/05 14:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーミステリー好き
あらすじを読んで気になったので購入
予想通り面白かったです
同じ作者様の他の作品も是非よんでみたい
紙の本
小泉八雲、私も好きです。
2021/03/14 17:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:離葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
遍歴の末に日本に辿り着き、幻滅を感じながらも日本を愛し、日本に骨を埋めた小泉八雲。
そんな彼が小泉八雲となる以前、まだ日本を知らないずっとずっと前の、若かりしラフカディオ・ハーンの青春時代が夢幻の扉を開いてここに現れている。
実際はどうであったか知らないが、本当の彼もこの物語のように孤独でなかったらいいと思わせられました。