- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/02/02
- 出版社: 白水社
- サイズ:19cm/201,32p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09821-9
読割 50
紙の本
権威主義 独裁政治の歴史と変貌
著者 エリカ・フランツ (著),上谷 直克 (訳),今井 宏平 (訳),中井 遼 (訳)
なぜ、権威主義や独裁政治は存在し続けるのか。権威主義政治の分野での主要な理念や知見、議論を概観し、なぜそれが重要か理由を明確にしつつ、最先端の研究も紹介。理論が現実に役立...
権威主義 独裁政治の歴史と変貌
権威主義:独裁政治の歴史と変貌
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商品説明
なぜ、権威主義や独裁政治は存在し続けるのか。権威主義政治の分野での主要な理念や知見、議論を概観し、なぜそれが重要か理由を明確にしつつ、最先端の研究も紹介。理論が現実に役立つよう、世界中の実例を示し議論を補う。【「TRC MARC」の商品解説】
後退するデモクラシー
ここ数年、民主主義に巣食うポピュリズムが大きな注目を集めている。ブレグジットやトランプ政権はじめ各国はデモクラシーに特有の病理に苦しめられているというわけだ。
他方、こうした潮流はいまや「民主主義の後退」として、新たな局面に入ったと捉えることもできる。
その際、鍵となる概念が「権威主義」である。
本書によれば、民主化の「第三の波」(ハンティントン)にもかかわらず、権威主義体制は依然として政治の日常風景となっており、現在、数において民主主義国が権威主義国を超えてはいるが、もしこの傾向が続けばその優位は逆転するという。
私たちは、好むと好まざるとにかかわらず、ビジネスパートナーや援助先として権威主義体制と関わり、また国内の権威主義化に向き合わなければならない地点に立っているのである。
民主化の波に洗われた権威主義は、より巧妙にアプローチしてくる。強権的でむき出しの暴力ではなく、柔軟かつ狡猾な統治がその最新版だ。
加えて、お馴染みの軍事独裁や一党独裁ではなく、個人独裁の比率が近年高まっており、その兆候になるべく早く気づくことが重要になってくる。身を守るための必読書!【商品解説】
著者紹介
エリカ・フランツ
- 略歴
- 〈エリカ・フランツ〉カリフォルニア大学ロサンゼルス校で政治学の博士号を取得。ミシガン州立大学政治学部准教授。
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